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9月18日アベマプライム、デジタル庁について発言平井大臣の出演を見て

こんにちは。

街のIT屋です。

今回は9月18日の平井デジタル改革担当大臣のアベマプライムでの発言を聞いて今後のIT施策の方針についての考察を書きます。

まず、菅政権発足に伴いIT関連の事業を推進するデジタル庁を発足するという話があります。(長官未決定)

本回では、平井大臣とニコニコ動画創設者のひろゆきさんが出演しており、デジタル庁について討論をされていました。

予算の権限をすべてデジタル庁に集約する

ひろゆきさんは、平井大臣が前に担当していたIT担当大臣と今回のデジタル改革担当大臣ではどのように権限が違うのかとの質問に対し、IT担当大臣のころは、権限が狭かったが、デジタル庁では、全省庁のデジタルに関する予算の権限をすべてデジタル庁に集約する予定だと話していました。これについては、法整備も進めるとのこと。

理由としては、各デジタルを専門としていない省庁が予算を決めることで、ITベンダーに依存し、ハード(オンプレ)ありきの考えになっている現状を打破し、デジタル庁の権限でクラウドを推進したいということを挙げていました。

私は、ベンダー依存は、なるべく避けるべきであり、広く最新のトレンドを取り入れて政府、民間に最適なITシステムの導入こそが、デジタル改革に繋がると考えておりますので、この考えは実現されれば日本の古き体質の変化にもなるのではないかと期待します。

デジタル庁長官を民間から選出したい

平井大臣のデジタル庁長官を民間から選出したいとの発言に対し、ひろゆきさんは、もし民間から長官を選出した場合、民間人では政界へ話を通すためのパイプがないので、政治的に力を持った方を人選したらよい。

もし、民間から募ったとしても、IT業界の優秀な人の年収は官公庁の給料よりはるかに高いので、自分の給料を下げてまで、取り組もうという方は現れず、結局優秀でない人しか集まらないという話をされていました。

平井大臣は、これに長官以下のポストは民間に用意する予定だと話しましたが、いづれも1500万円以下だとの説明に、ひろゆきさんは、その予算だと厳しそうとの意見を発していました。

私は、このひろゆきさんの発言はその通りだと思いました。いくら斬新な改革案を民間人の長官がまとめたとしても、政治的な部分の話を通せなければ結局前に進まない。そこの意識を変えられる方が長官になるべきだと思います。

私は、デジタル化に必須なのは人間の意識改革しかないと考えています。

その後の討論の中で、民間人に給料を払って、雇ってその人に政策をまとめさせるのでは、なく一層のことGit Hubで大衆からいろんなやり方を募って、その中から一番いいものを選びとってどんどんまとめていく方式への転換はいかがとの発言に対して、平井大臣は、何か大衆から意見を募ってそれに対してお金を払うような仕組みは検討中だとの発言をされていました。

私もこの意見に賛成で、まとまった大金をベンダーもしくは、少人数に支払って、それで進めていくやり方こそがプロジェクトの長期化、ウォーターフォール型を生み出す根源だと思うので、是非小規模予算でトライアンドエラーの積み重ねのアジャイル型に方向転換をしてもらいたい。それくらい思い切った改革を是非平井大臣には期待したいと思います。

まとめ

今回私は、初めて平井大臣の発言に長い時間耳を傾けましたが、長らく政界でITに関わっている方なのでとても先進的な思考の持ち主で、改革に前のめりな方だという印象を受けました。今後の背策についても追っていきたいと思います。

みなさんこの記事をご覧いただきまして誠にありがとうございました。


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