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見晴らしのいい場所を求めて

CAMPFIREプロジェクトページの冒頭に載せてある動画を撮影したときの辻さんとのやりとりをご紹介したいと思います〜

プロジェクトの動画をつくるにあたって、辻さんが汁碗の木地を挽いているところを撮影させていただきました。
木地挽きの撮影が無事終わり、辻さんに尋ねました。

「このあたりで菅谷(すがたに)の町を高い場所から眺められる場所ってないですか。」

すると辻さんが、

「そうやね・・・山に行けば見晴らしのいいところはあるけど・・・それじゃ、今から行ってみるか。」

急な展開に驚きながらも・・・

「お願いします!」


辻さんの軽ワゴン車で工藝の館近くの裏山に向かいました。
このあたりは辻さんが小さいころよく遊びに来た場所だそうです。

軽ワゴン車で舗装されていない山道をどんどん駆け上がっていきます。

次第に道についていたタイヤの跡もなくなり、ガタゴトと車が揺れるようになりました。

こんな道を通って大丈夫なのかと不安になり、

「こんなところまでいつも来るんですか?」


「うん、来るよ」

と辻さん。

辻さんってずいぶんワイルドな方だなと思っていると、道が行き止まりになりました。

ここから少し草木をかきわけて歩いて行くと、見晴らしのよい場所にたどり着きました。

「杉の木が生長してしまって菅谷の町が見えなくなってるわ。よく見えるのは山中(隣の町)やね」

と辻さん。

残念だなと思ってとりあえず写真を撮っていると、辻さんが、

「それじゃあ、違う山に行くか」

そんなに時間を取らせていいんですかと思いつつも、

「お願いします!」

草木を避けながら車がある場所に戻り、来た道を降りて行きました。

そして、しばらく別の山道を車で登っていくと景色が開けてきました。

「おーここなら菅谷(すがたに)がよく見えるわ!」

ようやく菅谷の町がよく眺められる場所にたどり着くことができました。

写真を何枚か撮って車に戻ると、辻さんが、

「山の上の方まで行ってみるか」

ドライブに来たみたいになってきたと思いつつも、せっかくなので

「行きましょう!」

さらに山道を登っていくと展望台がある場所にたどり着きました。

車を降りて、展望台に上がって行きました。

「見晴らしいいやろ」

と辻さん。

石川県と福井県の県境の山の上にある展望台なので、石川県と福井県を同時に一望することができました。

「あそこはなになにで・・・」と詳しく説明してくる辻さん。

辻さんのお気に入りの場所みたいです。

[コンコント×木地師 辻新太郎]
伝統工芸でつくり手の想いを伝える汁椀プロジェクト

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