面接官はお客様(売り手と買い手の関係性)
以前、なかなか面接が突破できずに悩んでいた学生が、自分自身のある気付きから面接を突破する最善策を見つけた出来事がありました。
その学生は、面接ではいつも緊張して笑顔も出せず、終始無表情か困った顔・・・ずっと面接で落ち続けていました。
しかし、しばらくしてふとある事に気付きました。
「そうだ!面接官をアルバイトのときのようにお客様だと思えばいいんだ!」
何を隠そう、本人は大手飲食チェーン店のアルバイトでその接客が高く評価されている実力派のスタッフだったのです。
そう気付いて以降、この学生の面接は大逆転!
見事内定を勝ち取り、いま機械メーカーの社員として頑張っています。
面接官をお客様だと思って、最初から最後まで笑顔で接すること
特に接客のアルバイトをした経験のある人、お客様と接している時に一度でも不機嫌な顔をしますか?おそらく一瞬でもしないと思います。(自分目線のダメダメスタッフなら別ですが)
たとえ無理難題を言われても、終始笑顔で対応していますよね。
頭では(なんだこいつ!無理言いやがって…)と思っていても顔は笑顔。どんなに強面なお客様でも笑顔。
これが接客、接遇、マナーであり、お客様に対する心配りですよね。
面接の場でも面接官はお客様。
なぜなら面接は「自分という商品」を「企業というお客様」に売り込む、皆さんにとっての営業活動だからです(ちなみに応募前は皆さんの方がお客様の立場でした)。
そういう意味では面接官をお客様と思いこむというよりも、まさに実際のお客様そのものともいえるのではないでしょうか?
自分が売り手で面接官が買い手という関係性だといえます。
そこで実際の面接のイメージをアルバイトの場面とこのように重ねてみてはどうでしょうか?
■アルバイトではお客様に対して常に自分から笑顔で「いらっしゃいませ」と声をかける
面接でも面接官から求められる前に積極的に自分からあいさつや自己紹介をしよう。笑顔は自分から相手に安心を与える「働きかけの力」です。
■アルバイトではお客様が目の前にいる間はずっと笑顔
面接でも面接官からの質問を待つ間さえもずっと笑顔を維持したい。話すときの笑顔以上に、聞いているときの笑顔こそ真の笑顔ともいえます。少なくとも接している間、一秒たりとも無表情・無関心にならないことが大切。
■アルバイトではお客様としっかりアイコンタクト
面接でも面接官とはしっかりアイコンタクト。お客様と話しているときに目をそらすなんて接客ではありえない行為ですものね。
■アルバイトではお客様が到底無理なことを言ってきても笑顔で対応
面接でも答えにくい質問をされても笑顔で乗り切る。面接官は質問に対して最適な回答ができるかというよりも、皆さんの状況対応力を見ていますよ。
■アルバイトではお客様がお帰りになるとき明るく「ありがとうございました!」
面接でも終了時には最大限のお礼を述べましょう。決して「シマッタ…」なんて顔をしないように。終わり良ければ総て良し…ではありませんが、最後まで諦めない姿勢の強さを買われ、大逆転を生むこともあります。
「面接官はお客様」
この気持ちへの切り替えが完全にできたとき、皆さんの面接スキルは飛躍的にアップすることだと思います。
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