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暗記ではなく「流れ」で掴む面接回答術

面接は模擬面接などによる練習も大切になってきますが、それは言葉を覚えてスラスラ話せるようになることを目指すのではなく、言葉の引き出しを増やすことで質問に対する不安を無くし、気持ちを込めて本来の膝を交えた自然体での対話ができるようになることを目指します。

そうして面接は「覚えるのではなく、しっかり理解すること」「スラスラ話すのではなく、相手の理解を意識した対話にしていくこと」がキモになります。

答える流れ(手順)を掴んで丸暗記から卒業

しかし、自然体で話すほうが良いといっても暗記が身についてしまっていて、スグには改善できないという人もいると思います。

そこで今回は丸暗記から脱するために、まずは伝える『流れ(手順)』を掴んで答える方法を共有します。

簡単にいえば文章を丸暗記するのではなく、伝えるべきいくつかのキーワードを「まずこれを話して、次にこれを紹介して、最後は…」と、一定の回答の『流れ(手順)』のなかに組み込んで伝えるという方法です。

回答は前向きな返事からスタート

まず質問を受けたら明るく返事をしたいですね。

コミュニケーションは「キャッチボール」といわれますが、それはキャッチする=受け止める=返事・反応を示し合うことの大切さを指します。

面接でも直ぐに打ち返すのではなく、一度返事で受け止め、自分のなかでしっかり握り直して余裕を持って投げ返せば、自分も焦らず、かつしっかり相手が期待する回答もできるのではないかと思います。

その際、返事の後に一度いまの質問を復唱するというのもあり。

全てということではありませんが、復唱する時間を使って頭の中を整理する時間が取れたり、質問を復唱することで必ず結論から話せるようになります。

そして主となる質問への回答内容については結論+根拠(事例・理由)の組み合わせを常に意識します。

「まずは結論としてこれを話す。次に根拠としてあれとあれを話す」という感じで、事前に押さえておいたいくつかのキーワードをこの流れのなかに盛り込んでいくイメージです。

一つ一つの回答を文章ごと丸暗記してロボットのような棒読みになるのではなく、どの質問にも応用できる一定の流れのなかに、事前に押さえておいた伝えるべきキーワードを組み込んでいくこの方法。

覚えた文章を忘れないうちに一気に吐き出そうとすることもなくなるので、面接で大切な面接官の反応も感じ取りながら、柔軟に話す量や強調すべきところなどもコントロールしながら回答することにも繋がっていくと思います。

なにより文章の丸暗記に比べると、頭に入れておくべき言葉は丸暗記の何十分の一にも減り、自分自身のストレスや「忘れてはいけない」という緊張からも卒業できると思います。

皆さんにとって一つの面接突破法のヒントになれたら幸いです。

面接回答の流れ


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