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業務委託で活躍する4つの行動ポイント (リリース1周年の感謝と振り返りを込めて)

株式会社コーナーの小林(@cojikobayashi)です。

本日PR TIMESにもリリースしましたが弊社の人事・採用領域の「パラレルワーカーシェアリングサービス『corner』」を正式ローンチして1年が経ちました。

この1年で1800名を超える人事や人材会社出身といったHRのプロフェッショナルな方々にご登録いただき、数多くのプロジェクトを手掛けさせていただける状態になりました。多くの方の支えがあって現在の状態があるのだと思うと感謝しかありません。本当にありがとうございました!!!(これからもよろしくお願いします)

私自身、業務委託として働いた経験がない中で、前職を辞めて今のサービスを立ち上げました。そのため、ローンチ前の半年・1年は「どういったサービスを提供すると顧客にとって良いのか」をひたすら行動し、考えて続けていた期間でした。自身も他のコーナー社員も週の半分くらいは業務委託でクライアントの人事課題の支援をしながら、パラレルワーカー・クライアント双方にとって良いサービスのあり方を模索してローンチにたどり着きました。

ローンチ前のプロセス・ローンチ後のサービス改善を経て、当社はこれまで人事・採用関連で延べ500人月以上のフリーランスや副業の方々のプロジェクト支援を行わせていただきました。

このnoteでは、コーナー社員の業務委託としての成功・失敗体験やパラレルワーカーの皆さんの業務委託(この場合は準委任を想定)としての成果を挙げられている行動パターンをご紹介できればと思います。

はじめに(社員と業務委託での違い)

以下の①〜④は社員・業務委託といった雇用形態を問わず仕事をするにあたり、評価者と被評価者の中ですり合わせておくと良いポイントです。

①ミッション
事業・組織のミッションから働く個人にまで落とし込まれたミッション
②期待値や目標
期間内に求めたい成果(定量・定性)の期待値や目標
③役割(と役割の枠)
個人に任せれた役割と役割の枠に対する会社の考え方や捉え方                    (決められた役割範囲だけやってほしいと考える社風/決められた役割範囲はどんどん超えてチャレンジしてほしい社風 等)
④プロセス
役割に紐づいた業務プロセスや会社・組織にあった仕事のスタイル(60%の状態でもスピードを優先して相談・報告をしてほしいスタイル/完成形が出来上がってから相談・報告をしてほしいスタイル 等)

社員を雇用する場合はメンバーシップ型で考えることが多く比較的ハイコンテクストな仕事の進め方が多いですが、業務委託の場合は会社の人事制度は関係なく基本的にジョブ型の考え方で、ローコンテクストに仕事をしないとワークしないことがよくあります。

業務委託という特性上、プロフェッショナルな経験・スキルをいかして仕事をすることや、週2日限定での勤務など社員同士のように同じ空間や時間をともにするわけではないことが背景です。

そのため社員雇用以上に発注者・受注者ともに①〜④に照らし合わせ「プロジェクトや業務内容の言語化」をすることが業務委託で仕事をする際の大切な第一歩だと考えています。

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これより以下は、業務委託で活躍する方の4つの行動パターンを挙げていきます。

ポイント1 「合意なき期待をなくす」

●発注者は、期待を伝える
いつまでに、何が、どのようになっていると良いか 等
●受注者は自分のスキルを正しく伝える
何ができ、どういうバリューを、どのくらいの期間で発揮できそうか 等

多くのパラレルワーカーが大事にされているプロジェクト開始時の期待値のすり合わせ。当社サービスは「再委託モデル」を取っていますが、同様に業務の要件定義・期待値の言語化に最も時間を割いています。クライアント(発注者)の外部人材を活用して実現したいコアな課題解決部分を確認させていただき、パラレルワーカー(受注者)の方の価値発揮できるポイントを丁寧にすり合わせたうえで、プロジェクトがスタートするように心がけています。

ポイント2 「期待値ギャップを最小化する」

●期待値は状況に応じて変わりやすいものである
●当初との期待値ギャップをこまめにすり合わせする

経営や事業の環境に応じて、プロジェクト開始前後で期待値が変わることはよくあります。また活躍される方であればあるほど、クライアント(発注者)としてはもっと高みを求めたくなるのは人間の性です。そのため、プロジェクト開始後に、ポイント1の「合意なき期待」は生まれやすかったりします。

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そのため発注者・受注者が "週1回" や "隔週に1回" など可能な限り高い頻度で期待と現状、当初の目標と進捗をすり合わせていくことで、お互いクリアな状態でプロジェクトを続けることでパフォーマンスに集中しやすくなります。(目標を安易に下げるという話ではありません)

ポイント3 「会社や組織にあった自身の色を出す」

●その会社にあった仕事のスタイルを取り入れる
●取り入れたスタイルを応用し、自身の色を出していく

会社や組織には成長の源泉となる独自のカルチャーがあります。パラレルワーカーとして外部の知見や経験を提供する以上、新しい仕事のスタイルや取り組みを提供しながらも既存のカルチャーと融合させていくことはパフォーマンスを高める上で大切なポイントです。

プロフェッショナルな視点では「ここをこう変えるべき」といったアイディアが生まれてくるのは大切なことながらも、ドラスティックにやりすぎることでベースとしての組織生産性が下がることもあります。

当社からご紹介する案件では "業務内容" などのハード情報だけでなく、組織や業務で関わる方々の人柄や仕事のスタイルといったソフト情報も含めてマッチングできるように心がけています。

ポイント4 「外部人材ならではの提案」

●外部人材ならではの客観性を持った提案をする
●自分で仕事をつくり出す

準委任の場合、善管注意義務をおった役務提供が基本ではありますが、プロフェッショナルなご経験を活かした改善策の提案や、実務を経て初めて気づく問題点への改善提案などを(契約内容の見直しも含めて)行うことでパフォーマンスに繋がることも多々ありました。

また、中途採用業務を行う中で、内定辞退率を下げるためにこれまで行っていなかったオファー面談を導入する・導入経験のない採用手法を取り入れるなど、自らの提案で仕事をつくり出していくことで、高い実績を残されているパラレルワーカーは多数いました。


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以上、4つの活躍する業務委託の行動パターンを挙げました。

この内容は業務委託の場合で、より気をつけたいことでありますが、雇用形態関係なく成果を上げるための行動パターンや仕事のスタイルだと思っています。実際、自身やコーナー社員も業務委託特有の難しさを感じた点もありましたが、本質的に仕事で成果を出すための行動部分は似ていると振り返っています。

改めてこの1年を振り返り、支えていただいた皆さまに多くの機会・知見や学びを提供いただけましてありがとうございました。これからの1年・5年・10年も更に良いサービスとなるようコーナーも私も取り組んで参りますので今後ともよろしくお願いいたします!


最後に

当社が運営する人事・採用の「パラレルワーカーシェアリングサービス『corner』」では、企業・パラレルワーカーともに積極募集中です!ご興味お持ちいただけましたらお気軽にお問合せください!

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