山崎農園、食べられる公園、楽園

画像1 お茶の木、
画像2 青島みかん、
画像3 文旦、
画像4 デコポン、
画像5 柚子の木、梅の木、栗の木、柿の木が生えていて既に豊かすぎる、
画像6 僕が借りた放置されていた畑です。家から徒歩30秒のところにあります。運良く市街地なので獣害もハクビシンくらいで、柵はいりません。帰郷したのを機に地主さんに借りたいと言ったら、「草刈りとお茶の剪定だけで8万掛かったから私が死ぬまでは(地主さんはおばあさん)、タダでいいから使って!家建てる以外は何してもいいから(笑)」とのことでした。こういうところが今日本中にあると思います。
画像7 自然農法を試したくて借りたのですが、まずあまりに草が生え過ぎていたので野菜が勝てるように、強い草の根をできるだけ、スコップで掘り起こして取り除きました。これが出てきたチガヤの根です。3ヶ月干して燃やして畑に戻しました。
画像8 で、耕して、畝を立てて、刈った草で覆いました。一応ここは完成。
画像9 畑の一部に栗の木を伐採した切り株があったので、周りの草を抜いて家で育っていた四つ葉のクローバーを挿し芽したりレンゲの種を蒔いて、緑肥兼お茶処&ピクニックスペースにします。愛媛の果樹畑でクーラーボックスと収穫コンテナに座って、バナナを食べて皮を投げ捨て、友人が入れてきてくれた冷えたミルクコーヒー(ジャムの空瓶に入っていた)を飲みながら、お互いの未来を語りながらお茶したのが最高だったので、ここでそれができる様にしたいんです。
画像10 一段下にある畑も放置されていて、使って欲しいと頼まれました。ここら辺は、おじいさんおばあさんがやっていて死んでしまったり体力的に難しくなって辞めたり出来るスペースが少しずつ減っていき畑が徐々に小さくなっていっています。自然農法の福岡正信さんの本で「一反百姓のすすめ」というのがあり、ここをやれば田んぼも合わせて一反を越えるのでやる事にしました。(ちなみにその本は読んで無いけど一反百姓をすすめていることだけは確かなので)
画像11 (アフター)こちらはビルモリソンのパーマカルチャーの本を読んで、実用性があり且つ楽しい感じにしようと思い作りました。作ってみて、何事も興味無い人に届くようにするには入り口としてお洒落とかイケてるって大切だなと思った。これがいけてるがどうかは春に種を蒔いてからはっきりします。
名称未設定 ハーブの螺旋階段用で、高低差と螺旋状で湿潤乾燥日向日陰ができる。掛川に帰ってきてから、ハーブの種類があんまりスーパーにないと感じたので、自分とご近所さんがちょっと使いたいなあって思った時に取りにこれる感じにしたくて作った。あとお洒落でご近所さんを取り込みたくて。ここが地域の財産になれば嬉しいし、認知されれば、地主さんのお子さん達も必要に迫られるまでは宅地として売りに出さないんじゃという借りている身分のいやらしい打算もあります。
名称未設定1 ティピー型のツル棚で、豆やゴーヤとかツル性の植物でテントみたくして、子供は入って遊べるし収穫もできる感じ。トトロ的に後ろに見える防風用のマキの木の生垣の下のトンネルから入ることもできるようにしたい。家を建てる以外何でもと言う言葉に甘えて好きにやらせてもらっているけれど、きっと地主さんの想像を越えてやっているからちょっと不安もあります。この畑はちょっとだけ小高いところにあって外からはあまり目立たないけど入ってきたら(この世界に踏み込んだら)、「わあ!楽園だ!」と気付くって感じにしたいです。
画像14 入ってみた感じ。まだ何も植えていないからスカスカです。このティピーの中心の柱は梅の木で、今蕾が膨らんできています。
名称未設定2 鍵穴型の畝で、暑い地域で人が動かずに省エネで作業が出来るように使う形みたいだけど、近所の子供とかが何か植えてみたくなったら植えたらいいかなと思って作りました。姪っ子はここでコーヒー屋さんごっこをしていました。右手に見えるのは柿の木で、3本生えていて、今日「もうあげるから好きに剪定して収穫してね。」と言われました。
画像16 薪置き場。伐採された栗の木が、生垣の下に大量に放ってあって、椎茸のほだ木にしようとしたけど既に別の菌が入っちゃってたので、「楽園」でのBBQや焼き芋とか用に。
休憩所 休憩所の周りを畝で囲って、ヒマワリとか目隠しになるものを植えます。まだ完成していないけれど、姪っ子とフレンチトーストでピクニックをしました。
画像18 正方形の畝で、お墓に持って行く花とか「公園」としての花壇、イチゴ狩り用のイチゴ、根っこで広がりすぎちゃうミントとかを植える用。畑に大量に埋まっていた石に困って作りました。
画像19 この畑に春まく用に、埼玉の野口種苗店で固定種の種をたくさん買ってきました。「昔の野菜は味が濃かった」という野菜を育ててみんなに食べてもらうのが楽しみです。
画像20 手前の緑の部分は、一番最初に手を入れた部分で、大根、人参、ニンニク、玉ねぎ、ラディッシュ、ホウレン草、レタス、色んな中国野菜等の種を11月に蒔いておいたので育ってきています。
画像21 初収穫のラディッシュ。母はこれで漬物を作るのが好きです。いつもピンクになった漬物を見て「綺麗に色が出るでしょ」と嬉しそうに言ってきます。子供が朝顔の色水で遊ぶ感覚に似ていると思います。
画像22 草とホウレンソウ。
画像23 対称的に、自宅前にある昔からの畑。母が草抜きが好きでずっと続けてきたのと毎度耕運機で耕すので、ほとんど草は生えず、冬ということもあり何も野菜を植えていないところは土が丸裸です。自然農法の「無除草」を知るまでは、僕にとって正しい手入れの行き届いた畑のイメージはずっとこんな感じでした。
画像24 ホウレンソウ。自然農法を知ってから草も生えておらず、枯れ草も落ち葉もなく土が丸裸になっていることは異常で、大げさに言えば恐ろしく虫も住めない不毛の地の様に見えだしました。ただ草が生えていることが許せない母にストレスはかけたくないのでこちらの畑が今まで通り、耕して肥料も入れてやっていきます。今ある化学肥料を使い切ったら有機にします。
画像25 正直なところ、少し手を入れすぎたかなとも思っています。人為を入れすぎたというか。ビフォーアフターの写真を見るとビフォーの方が楽園感があったなと感じました。あとそこにあった生態系を一度全て壊して、本当にミミズもてんとう虫もムカデも見かけなくなりました。緑が芽吹けば少しずつ回復するだろうし、最初のスタートとしてはこのぐらいやらなきゃ時間かかりすぎるかもと思っていたんでいいんです。なんだかんだやりたくてやったので、トライ&エラーで。エラーする気は無いし自信もあるけど、トライ&エラーで。

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