
書類選考で落ちた。ご健勝とか祈ってんじゃねーよ
久しぶりにお祈りメールが送られてきた。学生時代の就活以来だから、たぶん7年ぶり。
慎重に選考を進めさせていただきましたところ、今回は残念ながらご希望に沿えない結果となりました。末筆ではございますが、今後益々のご健勝をお祈り申し上げます。
就活中に何度も目にした文面だけど、やっぱり好きじゃない。
ご健勝祈んな。ご希望に沿え。そんで、慎重に選考進めんな。あ、それはいいのか。いいんだけど、落ちるくらいなら適当に選考してほしかった。
だって、慎重に選考を進めた結果落ちるって、一番つらいやつじゃん。どうせ落ちるなら、せめてあみだくじの結果とかであれ。
僕は今、フリーライター4年目。新卒で会社員として働いたが、色々ときつすぎて3年で辞めた。もっと自由に生きたいと思ってフリーランスになった。ただ、今は絶対にフリーランス、絶対に会社員というこだわりはない。どちらの良さもあると思っている。
目の前のフリーランスとしての仕事をしつつ、やりたい仕事があれば会社員もありだと思っている。本腰を入れて就活中というわけじゃないけど、今回の募集には本気で応募した。
なぜなら、めちゃくちゃにやりたい仕事だったから。俺のための仕事じゃないか!と思った。
募集職種はライター。記事コンテンツを企画し、取材し、執筆する。今の仕事とかなり近い。自分がこれまでやってきたことを存分に活かせる仕事。その上で、新たな環境での挑戦なので、間違いなく成長できる。今後のキャリアにもつながりそうだ。
今の自分にこんなにマッチした仕事はなかなかない。威勢よく応募した。職務経歴書とこれまで書いてきた記事をいくつか送った。
会社の所在地が関西だったので、採用されたら引越しが確定する。この仕事ができるなら、引っ越しなんてお安い御用だ。来年4月からの関西での暮らしを想像した。うん、悪くない。
そんな夢想にふけっていたところ、冒頭のお祈りメールが送られてきた。
「今後益々のご健勝をお祈り申し上げます」
書類選考で落ちた。面接にも進めなかった。
仕事内容や条件も魅力的だったから、倍率が高いことは予想していた。簡単ではないとは分かっていた。だけど、書類選考で落ちるとは…
会社員・フリーランスの計7年の経験が否定されたような気がした。たまたま相性が合わなかっただけとか、色々言うことはできるかもしれないけど、やっぱりつらい。
自分はめちゃくちゃ働きたかったけど、相手は僕と働きたいと思わなかった。これが受け入れなければいけない現実なんだ。まだまだ努力が足りないってこと。理想の仕事を手に入れるためにはもっと頑張らねば。
それにしても、お祈りメールはほんと嫌だ。祈ってる暇あるなら、改善点教えてくれよ。
選考基準はなんだったのか。なぜ僕は落ちたのか。どんな経験や実績を積んだら採用したいと思われるのか。そういうことを一言でも書いてくれたらいいのに。
ま、不採用の連絡くれるだけいいのか。採用された方のご活躍を祈る。
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