太田市ファンクショナルトレーニング!野球肩を改善した肩のトレーニング

草野球のピッチャーをやってる方の、肩の痛みの改善事例をご紹介します。

肩に可動域制限があって、投げられても1~2回がやっと。

治療院に通っても改善しないので、次の試合で野球を辞める。

でも最後だから、なるべく長い回を投げたい。

そんな思いで、パーソナルトレーニングを受けることに。


野球肩の改善にチューブは逆効果!?



メニュー内容は、インナーマッスルの強化。


ただし野球選手がよくやるような、チューブを使ったトレーニングはやりませんでした。

肩のウォーミングアップにはなっても、痛みや動作の改善にはなりません。

理由は、「投球動作」と「チューブ」では動きのパターンが違うからです。

いくらインナーマッスルを強化できても、投球に活かせないなら意味がないですからね。

野球肩は、肩の問題だけではありません。

トレーニングでは、「なぜ投球動作で痛みが出るのか?」をみていきます。

投球は肩だけで投げるわけではないですよね。

どこに弱点があるのか?を包括的にみていく。

ここでは野球肩を改善できて、最後の回まで投げ切ることができた方法を書いていきます。

チューブではインナーマッスルに効果がない

野球肩の強化と言えば、チューブを使ったトレーニングが代表的です。

野球選手が良くやってるイメージです。

実は・・・。

効果がありません。

なぜなら、アウターマッスルがメインになってしまうから。

インナーマッスルに刺激が入らないのです。

インナーマッスルとは


インナーマッスルはどんなときに使うのでしょう。

インナーマッスルは、肩を安定させる働きがあります。

関節が安定するから、可動域が広がりパワーも発揮できる。

肩のインナーマッスルが弱いとどうなるのか?
肩の正常な動きが、阻害されてしまう。

なので、投球動作で肩のケガにつながる。

肩の不安定さが、「可動域」や「パワー」を抑制してしまうのです。

本来の力を発揮できない状態。

すぐに壊れなくても、少しずつ肩が壊れていく。

不調が違和感へと変わり、痛みから野球肩になってしまうのです。

インナーマッスルの筋力チェック法


インナーマッスルが、正常に機能しているかをチェックする方法をご紹介。

肩のインナーマッスルが弱いと、握力が弱くなります。

特にバンザイしたときに、握力が極端に落ちる場合は要注意です。

インナーマッスルはグループで考える

図は肩のインナーマッスル。

1つの筋肉ではなく、グループとして働いています。

インナーマッスルを単体で強化しても、痛みや動作の改善につながりにくい。

例えば、棘上筋という筋肉が機能低下を起こしやすい。

でも棘上筋だけを、チューブで鍛えても解決しません。

1つの筋肉を鍛えても、動作が変わらないからです。

筋肉単体ではなく、動作としてみていくことが重要です。

グループで連動すると肩の安定性は増して行き、肩を守ってくれるのです。

野球肩改善のインナーマッスルの鍛え方


では野球肩改善のための、肩の安定性を高めていきましょう。

チューブは使いません。

特に「よつんばい姿勢」は、インナーマッスル強化に効果的です。

例えばハイハイとか。

赤ちゃんは、ハイハイしている期間が長いほど良いのです。

カラダを強くしてくれるから。

それと、ぞうきんがけも効果的です。

トレーニングでも日常でも、肩のインナーマッスルを鍛えることができるのです。

野球肩の強化初級編~よつばいエクササイズ~

この姿勢で呼吸をしたり、膝を持ち上げるのも効果的です。

よつばい姿勢には、肩の安定性を高める効果があります。

野球肩の強化中級編~片手エクササイズ~

サイドブリッジなど、片手でバランスを取るエクササイズ。

体幹のエクササイズにもなります。

片手でバランスを取ることで、よつんばいよりも難易度が上がります。

野球肩の強化上級編~ショルダープレス~

肩のインナーマッスルを鍛えたら筋トレをしましょう。

ショルダープレスで、アウターとインナーを強調させる。

インナーマッスルをチューブで鍛えるより、他の部位と一緒にトレーニングすると効果的。

野球肩が再発しないようトレーニングの継続を


ではこの記事をまとめます。

野球肩の改善には、チューブを使ったトレーニングだけでは不十分。

なぜなら、投球動作とは動きのパターンが違うから。

野球肩が改善しても、再発防止のためにトレーニングは続けましょう。

痛みが消失したとしても、機能低下まで改善するわけではありません。

治療やリハビリは、痛みがなくなった時点で終了してしまう。

機能が改善しなければ、また同じところを再受傷してしまう。

必要な可動域や安定性を回復、向上させなければ問題が永遠に続くことになります。

機能を高めるのであれば、治療とリハビリ以外にトレーニングをすることが必要なのです。

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