拙速?

何事も書き始めるまでが、一番エネルギーを消費する気がします。

手紙もその一つ。返事は早めにと自分を追い立てながら、実際には数日かけてしまうことも。ただ、親友との往復書簡ともなると、遅い方が良いこともあります。文章に込めるエネルギーを貯めに貯めるのです。そうしてから、一気に放出して書く。これも許される姿勢だと思います。

では、すぐ書いた返信にはエネルギーがこめられていないのか。そんなことはもちろんありません。短時間で充填して、やはり一気に放つ。使う力の総量は、じっくり書くものと、大きくは変わらないというのが私の実感です。

なお、ブログのコメントやツイッターのリプライへ返事するときは、できるだけ即断でやっています。ラインの既読内容も同様です。使うエネルギーのわりに、内容が若干薄くなります。反射的に書くことが多いからです。それでも、内容を軽視しているわけではありません。「見たよ、承ったよ」という意味合いの比率が大きい、そう思うゆえの判断です。なので、場合によっては、第一報としての返事をし、第二報を先方に待ってもらうこともあります。

色々な「書くためのエネルギー」の度合いがあります。いずれにしても、健康でないと、即断性は落ち、内容も沈んだものになっていきます。病弱な私が気を遣うのは、相手のこととならぶほどに、自分の健康状態についてなのかもしれません。

書くエネルギーについて、チラッと書いてみました。これを書くまでにご飯一膳を食べています。空腹すぎても、やはり力は出ないようです。書くというのは、手を動かすだけではないと感じる次第。心身をいつでも整えておきたいものです。

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