恋するように旅して〜サラエヴォ編①到着日の晩
ドブロヴニクを発ち5時間。
すっかり夜なので、バスから見えるのは暗くぼんやりとした民家と草っ原ばかり。
どこかで見たことあるなぁと思っていたら、意外にも近かったのは、長崎佐世保の奥の山道の風景だったかもしれない。
ずっと行きたかったサラエヴォ。
あともう少しで到着。
数十分後、サラエヴォ到着のアナウンスがバスに静かに響く。
12月30日22時。
真冬のサラエヴォに降り立った。
………
さっぶぅ!!!
いや、覚悟はしてましたよ、寒いだろうなって。
しかし街の人気の無さと、独特の元共産圏にありがちな建物の作りと、
どこか持っている陰鬱な雰囲気が相まって、
余計寒く感じる。
もちろん、雪もうっすら積もってて。
両替を済ませタクシーに乗り、とりあえずホテルチェックインしてから、夜の街へ!
どーん!!
どどーん!!
チキンのレモンソース&サラエヴォビール。
チキンは胸肉だけど、レモンソースがたっぷりかかっていて、やわらかくとてもジューシー!
レモンソースも、濃厚だけどほんのりレモン風味がきいてしつこくなくて、めっちゃ合う。
ポテトもしっかりお店で仕込んでることがわかる食感&味付けで、ビールも進む進む。
お店も小型だけど、かわいい小物に囲まれて、ほっと落ち着く。
こっちはクリスマス過ぎてもツリー飾ってるので、何となく長いことクリスマス感を楽しめて得した気分。
さぁ、腹ごしらえも済んだし、ちょっとホテル周りを散策すっぺ、と街並みをぐるりと見渡すと、ところどころミュージックバーのようなお店がちらほら。
ボスニアの若者達がすし詰め状態で盛り上がること、この上なし。
とはいえ、ガラが悪い訳でもなく、治安の良さが垣間見れる。
夜道も普通に歩けるし、ググッと期待感を持ったところで本日は終了!
翌日はとうとう、24年間行きたいと思ってた場所へ向かいます。