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半年間の勉強がくれたもの | 金曜日のひとりごと

4月から開始したWebマーケティングの講座が10月で修了を迎えました。
はじめる前は半年間もちゃんと勉強できるだろうかと思ったけど、なんとか終えられてほっとしました。

勉強しようと思ったきっかけや1ヶ月経過しての感想などは、5月に書いていました。タイトルから内容がわからない。笑

何をやって何が変わったのか

・カスタマージャーニーマップの作成
・バナー企画/制作(Canva)
・SEO記事企画
・Webサイト改善提案
・LP制作(デザインカンプまで)/要件定義

などなど、「マーケティングとは?」から始まり、幅広い課題に取り組みました。競合調査や分析、スライドにまとめて提案といったフローはいくつかの課題で共通して行ったので考え方やアプローチの仕方については感覚をつかめてきた気がします。

受講しなければ知ることもなかったツールを触ってみたり、課題に対して講師の方にフィードバックをもらう機会もあり、本当に挑戦して良かったと思っています。

一度課題をこなしたくらいで実務ですぐに通用するかと言ったら、それはまた別の話だろうなと。でも、幅広くWebマーケティングに触れて自分の興味がある分野がわかったり、それまで感覚でやっていたことの答え合わせができました。

いろいろな課題をやってみてわかったのは、私はゼロから何かを作るのは苦手(時間がかかって産みの苦しみが大きい)。でも、すでにあるものに対して改善点を見つけて提案するのは好きだということ。

「方向性はずれていないし、実現可能性の高い提案ができている」というフィードバックをもらえたのは自信になりました。つまり、小さくすぐに取り組めそうなことを探しているということなのですが。

小さな施策から大きな成果を生むのは難しいかもしれませんが、とにかく「それくらいならやってみようか」と挑戦のハードルを下げられるというのは、これまでの仕事の中でも感じてきたこと。ゴールに対して細かくチューニングを試みるような感覚にもワクワクしました。

ずーっと自分がやりたいと思っていたことに、ちゃんとワクワクできてるのが嬉しかったなあと。

ぼんやりとしていた「やりたいこと」に対しても、どう取り組んだらいいかが少し具体的にイメージできるようになった気もします。せっかく「アイデアを伝える」ことも多く取り組んだので、自分が考えていることを他の人に伝わるように視覚的に表現するのも積極的にやりたいなと思うようになりました。

この半年間で、スキルという立派なものまでいかないかもしれないけれど、マーケティング的な思考のヒントと少しの自信と具体的な目標が得られたのだと思います。

「大丈夫」の魔法

近しい人には直接報告したのですが、6月の終わりに夫が交通事故にあってしまい全治3ヶ月の大怪我をおって入院するという出来事がありました。

受講期間の真っ只中。

1人で家にいると不安な気持ちで頭がいっぱいになってしまうので、事故のことを考えすぎないようになるべく早く仕事には復帰したものの、勉強までこなす気持ちはすっかり失ってしまいました。

そんな中、講座の一環だったキャリアコンサルタントの方との面談が、私のメンタルを支えてくれたのです。

夫の状況と自分の気持ちの落ちようを素直に伝えて「勉強は続けられない」と話しました。

でも、その方は「わかりました」で終わらせずに、いろいろな話をしてくれました。

それから、
課題をこなす中で楽しいと思えることはあったか。
それを生かして将来どんなことをしてみたいか。

と、私の気持ちを一つひとつ確かめるように会話しながら「大丈夫」と繰り返し言ってもらえたことで「自分のこれからの人生を、投げ出さないようにしよう」と気持ちを繋ぎ止めることができました。

あの時の私には、話を聞いてくれて「大丈夫」と言ってくれる人が1人でも多く必要だったんだろうと感じます。

今でこそ、もし私が勉強を途中でやめていたら夫は「それって俺のせい?」と言って悲しんだだろうと容易に想像できます。本当にやめなくてよかった。

でも1人でその決断はできなかったなあと思うと、こういう言葉をくれる人との巡り合わせというのはあるのかもしれない。

続・何をやって何が変わったのか

ただ半年間、自分の足りないことを補って、将来に生かすためにWebマーケティングの勉強をするだけのはずでした。

勉強のことだけ切り取って書くこともできたけど、でもやっぱり後半の日々は6月の出来事と切り離して考えられないなと思ってまるっと半年を振り返りました。

なんだか生き方だったり、自分を取り巻く環境や人だったり大きなものと向き合った時間だったなあと。

ここ数年は「学んだことをすぐ実践!もっと学ぶために行動!」みたいな考え方をすることが多くて、そのたびになにかしら環境を変えたり個人で受けている仕事で新しいことに挑戦したりしていました。

でも、"決断"というのは「変わること」を前提とするわけじゃないんだなというのを学んだ気がします。

この気づきがこれからの人生で生きてくることがあるのかは謎ですが。なんだかとっても大事なんじゃないかなって予感だけはしています。

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