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氷を入れた水、氷水がうまい

氷水が美味しくて感動している。こんなに美味しいならもっと早くに氷水を飲み始めるべきだった。

わざわざ水に氷を入れてみようと思ったきっかけはこれまた禁煙だ。煙草を吸いたくなったら冷たい水を飲めばいい、という禁煙法をどこかで読んだのだ。それが記憶に残っていたのと、湯船に浸かっていたら酷く喉が乾いたので今日は氷水を作ってみた。冷凍庫で凍らせた氷をコップへ放り込み、そこへミネラルウォーターに注ぐだけだ。簡単である。

ミネラルウォーターは常温で保存してあったので氷が一気に溶けていく。氷水を長く楽しみたいのであれば、水も冷蔵庫で冷やしておいた方がいいかもしれない。一口飲んでみる。すると、水分補給本来の喜びとでも言うのだろうか、脳と内蔵に水分が染み渡っていくのを感じる。

常温の水だとこうはいかない。換気されていない部屋の空気を吸ったときと同じだ。そこまで不快でも無いがそこに喜びはない。一方で、氷水は雨上がりに窓を全開にしてから吸い込む空気のようなものだ。美味しく澄み渡る。

全く同じ水だってのに温度が違うだけでこうも感じ方が違ってくるのは不思議だ。普段は氷水を作るどころか、水を冷やすこともなく常温の水をそのまま飲んでいる。科学的には冷えた水よりも温かい水のほうが健康に良いらしい。体温を奪わないからだそうだ。そう言われてしまったら仕方がない、ということもあり、また単純に水を冷やすのが面倒だということもあり、常温水を基本として生きてきた。わざわざ冷蔵庫まで行ったり来たりするのも面倒だし。

でも確実に美味しいのは冷たい水だ。美味しい水は確実に活力を与えてくれる。走れメロスのメロスが気力を復活できたのも水を飲んだからだった。氷水を飲んでいる今の自分も似たような気分だ。冷たい水が心を活性化してくれる。

今までは面倒臭がって損をしていたのかもしれない。ゲーム的に考えれば
水(100ml):100mlの水分補給、精神力+1
冷たい水(100ml):100mlの水分補給、精神力+10
くらいの違いはあって、精神力+9の分だけ今までは損していたのだ。「冷やす」という1工程が今までの生活には足りていなかった。
もちろん他の飲み物は冷やしてから飲んでいたのだが、水はなぜか冷やさなかった。飲み物であることは同じなのになぜなんだろう。気づいたら水を冷やさずに生きていた。

”水”を舐めてたのかもしれない。所詮は水でしょ、という態度だったのだ。所詮は水分補給の道具でしょ、という態度だったのだ。リスペクトが足りておらず、それが故に美味しく飲む努力を怠っていた。こうした態度は改めたいと思う。きちんとした飲み物のカテゴリに水を入れてあげたい。

そんな休日だった。ちなみに他の時間はずっとゲームをしていた。それについては何か感慨があったら別途書くかもしれない。ボケッと生きています。

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