こいけこ

小池耕です。つくば現代短歌会にいます。

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マガジン

  • 二叉路

    福田六個と小池耕の公開される文通

  • 日記 買い物と間奏

    2023/12/11~26 の日記

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最近の記事

昔みたいにもりもり連作つくりたい。

    • 二叉路 第7回

      前回↓ ◇ 第7回 六→耕  第四回から第六回まで同じところをループしている。  この身体の輪郭の危機には、言ってしまえば結論なんてない。部屋には入口も出口もない。小池は第四回の終わりの時点ですでに「定型を振り切ることができない以上(できたらつまり死んでいる)、定型を最大限逆手にとって、裏をかきたい」とまで言っていたわけで、ならばファイティングポーズという言葉に反応していいはずがなかっただろう。結論、それも結論ならざる結論は明白で、スクリーンや壁の染みや「仮面」や「素

      • 二叉路 第6回

        前回↓ ◇ 第6回 耕→六  前回は「他人依存の充足と絶対的な自己充足」という対比を用いながら家の話に入っていた。僕の考えでは自分にとっての理想、期待、欲望、充足はある意味では「絶対的に一つ」であはるけれど、ある意味ではいくつもの位相の自分において存在するし、第1回の福田の言葉を借りるなら、小池耕は何人もいる。と断ったうえで、「家」に対する福田の捉え方には概ね同意する。『PERFECT DAYS』もこのあいだやっと観てきた。  さて、僕は家の制約が身体に比べて弱いと言っ

        • 二叉路 第5回

          前回↓ ◇ 第5回 六→耕  第五回。ようやく話題が散ってきた感があって、かえって安心している。「真に受ける加減を適当に調節してほしい」だなんて言い訳はしなくてよろしいから、好きなように脱線したらいいし断言したらいい。二叉路に脱力と推敲の極があるとしたら僕が後者で[1]、真に受けたいところを受けて饒舌になるのだから、いずれにせよ恰好はつく。  「碌でもなさ」の「総じて」について、僕が言おうとしていたのは一つの倫理的な極限についてであった。他者が望むように、ないし他者に

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        記事

          親と良いLINEができた。

          親と良いLINEができた。

          極度観想(ねれない)

          3/23(土)  この間の日記、春休みが終わるの最悪すぎる、で結んでいたけど、数日でさらにその最悪の感が増幅されて困っている。大学で受けられるアセスメントに申し込んだ。発達上の特性の分析やお悩み相談をしてくれるらしい。「試しに」って数日前まで思ってたのが急に「なんとしても」になった。  最近悪夢ばかり見る。  まず4月、忙しそうすぎて、ぷつっとなにかを切り捨てそうで、それがすごくこわい。恋人もいるしつくたんもあるし、困ったらみんな助けてくれるから、大丈夫。なんだけど、なん

          極度観想(ねれない)

          二叉路 第4回

          前回↓ ◇ 第4回 耕→六  第四回。ここまでで感じたことを一つ言うと、「二叉路」の形式は福田にとって動きやすい反面、僕は少々ぎこちなくなってしまうような感触がある。簡単に言ってしまえば得意不得意の問題で、例えば対面でこの二人が喋るとき、その割合は福田8小池2くらいになりがちだ。それに対してこの往復書簡は、制約は緩いもののある程度福田と同じ量を返すことになっている。となると僕はいつもとはだいぶ違う動き方になる。一番大きいのはつまり時間がたくさんあって、たくさん悩めてしまう

          二叉路 第4回

          うああ!しぬほど働いた!!稼いだ!くそ!待ってろよデート!んっとに!!

          うああ!しぬほど働いた!!稼いだ!くそ!待ってろよデート!んっとに!!

          バッハって本当にいいなあ。ほんとうに、としか言えないよ。

          バッハって本当にいいなあ。ほんとうに、としか言えないよ。

          このごろ(240319)

          先月くらいに手帳を買って、毎日3行日記を書いてるからこっちで日記をあんまり書かないかもしれない。3週間も続いてる。とはいえ、2カ月後くらいには飽きてる気がするし、適当にこうやって書きます。 炊飯器のコードが届くまでお米を炊けない状態で、いつ届くか分からないので、パスタとかうどんとかお餅とか豆腐を食べて凌いでいる。そんなタイミングに牛肉なんて買ってしまったものだから、牛肉が困っている。肉うどん、、? 『現代短歌』5月号のアンソロジーに載っているので是非。まだ僕のとこには届い

          このごろ(240319)

          二叉路 第3回

          前回↓ ◇ 第3回 六→耕  明確な応答から始めよう。まず、僕を「作家として、友人として」「分割してみることはピンと来ないからしない」という見方について。僕はそれに同意し、さらに、僕は作家ではないという立場を示したいと思う。  僕は今のところ、作家というアイコンを特別視していない。それは「作品」というものがピンと来ず、短歌を主に作品としてではなくテクストとして捉えているからだ。テクストすなわち書かれた言葉について第一に興味がある。書かれた言葉は大きく次のように分類でき

          二叉路 第3回

          二叉路 第2回

          前回↓ ◇ 第2回 耕→六  福田は第一回で僕の「みんな野球」の歌を皮切りに僕について話してくれた。「二叉路」の形式は福田も言った通り「ラブレター」でも「作品」でもない。ましてや「エアリプ」でも「試合」でもない。路地裏で二人がキャッチボールをしている映像を街なかのスクリーンに流すようなものだ。目を見てボールを投げ返す。  話題の「2024年の抱負」はこれのこと。 上記事では「冴えない彼女の育て方」(以下「冴えカノ」)のメタフィクション要素とハーレムラブコメ要素につ

          二叉路 第2回

          二叉路 第1回

          まえがき 福田六個と小池耕の二人で「二叉路」というnoteの連載を始めます。 福田と小池が交互にお互いへ向けて何かを話すという形式で、毎週火曜日、全10往復(20回)くらいを目安に連載する予定です。短歌の話は必ずしも含まれませんし、話がどう転がっていくのか、二人とも分かりません。 ただ話したいことを話します。 第一回は福田六個から小池耕に向けて。 ◇ 第1回 六→耕  往復書簡、第一回目。最初にはっきりさせておくべきことがあります。すなわち「僕は一体誰と文通するのか

          二叉路 第1回

          1000って数字かっこいい。なにかを1000やりたい。

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          このごろ(240229)

          頑張って書いたレポートでいい評価をもらった。一方で落とすとすごく面倒くさい単位を一つ落とした。一喜一憂させないでくれ。 最近本をたくさん買って、本を一度にたくさん買うのは久々だったのでとてもテンションが上がった。どれも少しずつ難しくてなかなか読み進まない。 本を読んでるときに他のことが頭に浮かぶ。夢を見てるのに少し似ている。ピアノを弾いているときもそれはあって、いずれにせよ集中できてないということなんだけど、そのときに見る「夢」をもう少し大切に扱おうかなと最近思う。例えば昔

          このごろ(240229)

          2/16 ピアノ弾き

          全然からだが動かなくて、昼を過ぎてから洗濯物を干し忘れていたことに気づいて洗濯機をかけ直し、15時に再び干し忘れに気づいたけれど、干せなかった。 レポートも書けなかった。恋人が出かけた写真や買ったものの写真をいろいろ送ってくれてそれを眺めていた。 バイトで「彼はピアノ弾きです」と紹介されて嬉しかった。休憩中に思い立ってツイッターに細長い写真を上げたりした。ツイッターはもうあれと宣伝くらいでいいかも。 あ、バイト行く前にぬれせんべい買った。ぬれせんべいが好きだってこと最近

          2/16 ピアノ弾き