遠回りしてもそこから学習すればいいー映画『美人が婚活してみたら』から考えるーネタバレあり

一ヶ月以上放置してしまいました。
恋のはじまり研究結果を報告して見て思ったことや、プレゼン合コンでスベり芸人もびっくりのスベった話とか書こうかなと思ったのですが、それはまた今度。

映画、『美人が婚活してみたら』を見に行きました。
これから以下はネタバレがあるので、これからみに行く方は見ないようにしてください。

映画『美人が婚活してみたら』の情報は以下を参照ください
http://bijikon.official-movie.com


・映画全体の感想
映画館は30代から40代女子が多く、号泣している人もちらほら。
ということは映画みたいな感じで婚活する人が多いのだろうなと思いました。
バーを出る間際に「僕のこと好きになっちゃった?」と言う田中圭さんがすごくいい。見てる側から見てると、「コイツほざいとるなw」と思いますが、当事者だと違うんだろうな。いいなあ、こんなの言われて見たいわと思うと同時に笑ってしまいました。主人公の婚活が、『死に物狂い』と書いてある割に、意外とゆるいなと思いました。

・自分が何をしたいのか自分でもわかっていない主人公
主人公にとっての婚活とは何だったのでしょう。
多分、私が主人公の立場で、勢いで「婚活するーー」とか言ったら、恋の進捗よりも「そもそもあなたにとって婚活って何?」とか「何のため?」とか問う友人がいたりして、問いを解いてから実行しようとするから、こうはならないだろうなと思ったりして見ました。
居酒屋で飲んだ勢いで「婚活するーーー」と言って婚活始めるのですから、主人公はそんなこと毛頭考えていないように見えました。
また、「結婚する気のない男と遊んでいる暇なんてない」と言いながらそんな男と遊んでしまう主人公。案の定「私、何やってんだろ」と我にかえります。そしてある結論を導いて、どん底に沈みます。婚活を通して自分の見たくなかったところが露呈し、「自分が何をしたかったのか」を考えるとのが良いと思いました。
本来、OO活とつくものは、OOを遂行するための手段であるはずなのに目的になってしまうことが良くあります。恋愛したいと言いながら恋ができないと言い、研究していたら、「あなたは恋愛したいように私からは見えない」と言われたことがある私からすると非常に共感できました。人間は言行一致させるのが意外と難しい。

・人間はいつも合理的な選択をするとは限らない
私がなぜ母と結婚したのかと父に聞いたときに父が返したセリフです。「恋をしていたから」なのだと勝手に解釈していますが・・・
人間は頭で考えているつもりで実は考えられていない。
頭で考えるほどちゃんとできないことだって普通にある。言ってることとやってることが違うこともある。個人的には体育という教科からはやろうとしている行動をそのままするのは難しいと言うことを学べる科目なんじゃないかと密かに思っています。そしてその程度は人によって違う。そんな言行一致できない自分を受け入れてこそ他人を受け入れられるのではないでしょうか。
この映画の主人公に関して「結局何がしたかったん?」って思う人もいるかもしれないけれど、まあ、そんな遠回りもやりつつ学習していくのが人生なのではないかなと思う次第です。

次は恋愛セミナーに通ってメンヘラになった話でもしましょうかね。。。

ではこのへんで。

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