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カリフォルニアのカルトワイン「コルギン 2000年」のテイスティングコメント

はじめに

今回はこちらのワインのテイスティングコメントをお伝えしたいと思います。

【コルギン カリアド 2000年】
アメリカ カリフォルニア州 ナパ・ヴァレー オークヴィル/ブドウ品種: カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ 、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド/推定価格:約10万円

コルギンはナパのカルトワインの中でも特に少量生産であり、生産本数は、各キュヴェ4,200本ほどと言われています。この数はあのロマネ・コンティをも下回るほど。

その70%がメーリングリストに名を連ねる定期購買者へ販売され、そのメーリングリストには2019年時点で8,000名が登録され、さらには3,000名がウェイティングリストで権利獲得待ちの状況ということです。

「カルトワイン」とは


カリフォルニア州、主にナパ・ヴァレーを中心に産出される高価で高品質なワインの総称。「カルト」とはもともと「崇拝、熱狂、儀礼」といった意味のラテン語から派生しました。まさに熱狂的なワイン愛好家に崇拝される、カリスマ的存在のワイン。

ワイン解説

ナパ・ヴァレー セントヘレナの標高1,100~1,400フィートに位置するプリチャード・ヒルで、後にロバート・パーカー監修ワインアドヴォケイト誌の評価100点満点を、16度も獲得する程の高品質なボルドーブレンドのワインを生み出し続けるカルトワイナリー「コルギン・セラーズ」。

ボルドースタイルのこのワインは、セント・ヘレナの市街地から西側にあたるマヤカマス山へのなだらかな斜面に位置するマドロナ・ランチ・ヴィンヤードが主体となっている。かっての川底の土壌で石が多く水はけが良い。

「カリアド」とは、ウェールズの言葉で「愛」を意味する。ブドウ畑のマネージャー デイヴィッド・エイブリューがオーナーのエイブリュー ヴィンヤードが管理する3つのブドウ畑「Madrona Ranch」「Thorevilos」「Howell Mountain」からのブレンドで造られるボルドーブレンド(カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ 、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド)のワイン。ファーストヴィンテージは1999年。

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