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第1回 SAKE DIPLOMAコンクールへの挑戦[3] コンクールのテイスティング

緊張と安堵の狭間

予選最初の課題は筆記テスト。問題の横に空欄があり、記述式で解答を埋めていくスタイル。試験の時のような選択式ではないため、確実に記憶し、正確に記すことができるかが試される。

こういう時、一番目の問題に何が出題されるかは非常に気になるところ。

なぜなら、ここでどのくらいの難易度の問題が続いていくのかを、大方予想することができるから。途中から極端に難易度が上がるということは、経験上ほとんどない。つまり、最初から難問であれば、それなりの覚悟をする必要がある。

「ふー、さてと、、」大きく深呼吸をして1ページめをめくると、予想に反して基本的な問題が書いてあった。

そして次の問題、その次の問題と見ていくと、どれも教本内に記載がある事項からの出題。正直、拍子抜けとも言える安堵感と共に、次々と解答欄に答えを記述していく。

「まだ油断はできない」

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