10代になってからついに初めての恋。何も行動できなくて憧れるだけ。高2

高2になり

ついに光を感じる人に会えた

合コンに呼ばれるたび
即帰りたいと思うメンツばかりで
微妙な人に好かれては凹む
を繰り返していた

ところが
バレンタインの少し前に
グループ付き合いができる
爽やかな男子校組に出会った

大学進学先は慶応早稲田
頭も良くスポーツもできる男子達

みんな女遊びには慣れてない
純愛タイプばかり

エロネタ抜きの
ビバリーヒルズ高校青春白書

いつも5vs5くらいで集まり

カラオケ
飲み会
遊園地
ボーリング
図書館で勉強とか

私のお気に入り君は

長身
目ぱっちりキラキラ
瞳が生まれつき栗のような色
ツヤツヤ黒髪
清潔感たっぷり
モデルになれる顔立ちスタイルなのに、まだまだピュア

ところが
私へ向けられた恋の矢印は
彼からではなく
子どもっぽくて華の無い男から

また早いうちに周りから知らされ
なぜか全員が知ってる

中1のイヤな記憶と重なる

特別視されてると思うと
避けるしかない私

ラッキーなことに
彼はレギュラーメンバーではなかったし勉強が忙しくなるにつれ登場率が下がっていった

だからといって
お気に入りの彼に積極的に話しかけたり1対1で出かけるお誘いをしたりなんて、できるわけもなく

眺めるばかりの日々

自信がない

そういいながら
安心してたのは
彼が誰かに恋心を抱いている噂が
しばらく無かったこと

そんな中
私が遠くに引っ越し
転校することになった頃

彼が私に気があるらしいと噂が！

うれしかったと同時に
もし本当でも無理だ！と思った

何を話していいかも
どうやってデートするのかも
わからない

手をつないだり
ラブラブ妄想が現実に？

できない！！！！！

彼が嫌と言うことではなく
自信がない、ただそれだけで、
私はしぼんでゆくばかり

結局は
告られることは無いままに

大学は
こっちに戻ってくるかも知れないんだよね？また逢えるの楽しみにしてる、応援してるからね！

と
なんとも爽やかな言葉が
寄せ書きに

大学生になったら
もっと堂々としていられるのかな...わたし...