忙しくても、クリスマス前の今、見ておきたい!車の窓ガラスから、愛を表現『キャロル』
美しい映画を観てしまった。
自分だけが発見してしまった、隠しておきたい。密やかに。
これが最初の感想。
車の窓ガラスから人物を映すシーンが多々あるのだけど、
すべて美しい。
主人公(キャロルとテレーズ)2人が旅行に行くときは
楽し気に木々や空がガラス越しに映り込む。
その時、音は音楽のみで、会話はないが、
2人の幸せそうな気持ちが印象的に伝わってくる。
特に美しいのは
キャロルと別れた帰り道
テレーズのもの哀しさを映し出す窓ガラス。
雨でガラスが曇り、テレーズの濃いパーツが際立ち、
赤と緑の光がそれを彩る。
雨自体もテレーズの涙を表しているようで効果的だ。
ガラスのシーン自体も美しいけれど、
人物だって負けてない。
テレーズは
オードリー・ヘップバーンのような
整った顔立ちをしている。
あどけなく、キュートで品がある。
1950年代のファッションもよく似合っている。
さらに赤と緑を基調とした色彩もマッチしている。
作品全体がその色彩だから、小道具とか1つ1つ集めた人、尊敬。
最後に、個人的に好きなセリフを紹介。
キャロル:「あなたの夢なの?写真を撮ることが」
テレーズ:「そうです。私に才能があるのなら」
キャロル:「それは他人が教えてくれる。あなたは努力し続ければいい。正しいと思うことをやり、流れに任せて」
この言葉はアンパンマンの作者やなせたかしさん
やミッフィーの作者ブルーナさんも
本の中で言っていたから
(ちょうど最近読んだ!その感想は記事にまとめたぞい!↓)、
余計にグッときて、勇気をもらった。
色彩も、ストーリーもクリスマスにぴったりの映画なので
今の時期、おすすめです。
アマゾンプライムで12月12日まで観れます~
とてもよろこびます!!