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ロマンスドール

ロマンスという言葉ほど
甘美な言葉はない。

この響きだけで
物語が始まりそうな
予感をさせる。

誰かを純粋に愛すること。
何かにひたむきに惹かれること。
性的な逃避行。

すべてロマンス。

***

主演は高橋一生と蒼井優。
監督は『百万円と苦虫女』の
タナダユキ。
見るしかない、見たい。
と思いクリック。
コロナじゃなかったら
絶対に映画館で見たかった。

「ラブドール」を
「ロマンスドール」に読み替えた
タナダユキはすごい。
いやらしさがまるでない。
まるでこの映画そのもの。

コミカルな展開とリアルさのバランス、
言葉選び、流れる雰囲気に
やわらかな物語の気配がして
いやらしくない。

もちろん、
セクシーシーンはあるのだけど
ドキドキや気恥ずかしさではなく
生きてる実感が伝わってくるもので
不思議な気持ちで観ていた。

そのほかも
画面の色味も美しく、
蒼井優の衣装もかわいい。

それだけでも観て記憶に残る映画。


このシーンがすごく好き。



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