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【男性の育児休業】ダブル育休を取った結果が素晴らしかったのでまとめようと思う。

はじめまして!
卓球大好き会社員のこうのすけと申します。
今年の1月から3月まで、3ヶ月間育児休業を取っているアラサー男性会社員です。
長いようであっという間だった育休も、あと10日程度で終わり。
名残惜しいけど、仕方ないですね。
男性の育休はまだあまり馴染みがありませんが、自分は取って良かったと心から思っています。
なぜそう思うに至ったか、自身への備忘録という意味も込めて、まとめたいと思います。
よろしければお読みくださいませ。

① プロフィール

平々凡々とした28歳のアラサー会社員です。
昨年10月に第一子となる娘が生まれ、妻と娘と一緒に3人で暮らしています。
趣味は卓球、ゴルフ、野球観戦
好きな卓球選手はティモ・ボル上田仁
好きなゴルファーはロリー・マキロイブライソン・デシャンボー
好きな球団は横浜DeNAベイスターズ
でも好きな選手は桧山進次郎

② 育休を取ろうと思ったわけ

我が家に吉報が届いたのは昨年の2月。

妻「ねぇ…」
私「ん、どうしたのー?」
妻「できた」
私「えっ…赤ちゃん…?」
妻「うん」
妻&私「っシャーおらぁーー!(ハイタッチ)」

私と妻にとって初めての子どもでした。
すごく感動したし、本当に嬉しく思いました。


しかし、

・私は3人兄弟の末っ子で、且つ親戚の中でも一番小さかったので、子供の面倒を見たことがない。
・妻も初めての妊娠で、自分の体の変化に不安や戸惑いを感じている。
・妻も私も地方出身のため、互いの両親からの支援も受けづらい状況。

など様々な理由で、非常に不安でした。

「このまま妻だけ育休を取って自分は仕事に戻ったら、産後で体もつらい状態で実家からの支援もなく一人で育児をさせることになり、妻に大変な思いをさせてしまう。」


そんな思いから、自分もガッツリ育児参加して、妻を楽にさせてあげたいと考え、上司に育休を取ることを伝えました。

育休を取る事を上司に伝えると、多少の驚きはあったものの、すでに前例が何件かあったため、意外とすんなり受け入れてもらえました。

会社としても、イクボス(上司の育児参加)やダイバーシティに力を入れ始めた時期だったため、タイミングも良かったのかもしれません。

③ 育休を取るまでに心掛けたこと

上司に相談してからは、実際に育休を取るための準備を始めました。
具体的には、

・育休制度の内容確認(給付金や取得可能期間など)
・育休の期間決め
・育休中の業務分担
・書類などの事務手続き


などを上司や総務の担当者と進めていきました。
上司には妊娠が発覚したタイミングで伝えていましたが、同僚へは安定期に入ってから伝えました。

育休取得の2ヶ月前には、育休中の後任者も決まったため、少しずつ引継ぎを開始して、1ヶ月前から本格的に引継ぎを開始しました。

その時に心掛けたことが2つあります。

1つ目は「自分が退職するつもりで引継ぎをする事」です。
これは自身の反省でもあるのですが、引継ぎ準備を始めた当初は、
「3ヶ月後には戻ってくるんだから、これくらいで大丈夫だろう」
というような甘い考えがどこかにあったと思います。
しかし、実際に後任者に引継ぎの説明をした際に、自分が省略していた細かい部分について結構ツッコまれ、自分の考えの甘さを痛感することになりました。
そこからは、もう自分が退職してこの職場に戻ってこなくても大丈夫なくらいの準備をしようと心掛け、念入りに引継ぎをしました。

そして2つ目は、「通常業務も普段以上に頑張ること」です。

これは私の意地のようなものだったのですが、周囲の人に
「あいつ、育休入るからもう手抜いてるな」
「忙しくならないように働いてんな」
みたいに思われるのが私は嫌でした。
なので、引継ぎも念入りにしつつ、通常業務も普段以上に力を入れて取り組みました。
その結果、最後の飲み会では気持ちよく送り出して頂けましたし、自分の中でもやりきったという達成感もあったので、気持ちよく育休に入ることができました。
ある意味、育休に入る人のマナーのような物なのかなと思いました。

④ 育休開始


そして、年が明けた1月から遂に育休が始まりました。

妻は里帰り出産で正月まで実家で過ごしていたので、年明けから関東に戻ってきて、そこから本格的に妻と私と娘の生活が始まりました。

出産後、退院までの1週間は一緒にいて世話もしていたし、里帰り中も行ける時は行って子どもの面倒をみていたので、育児の大体の流れなどは分かっているつもりでした。

しかし、実際に一緒に生活してみると非常に忙しなく、また自分の認識外のタスクも多かったため、分かっているつもりになっていた自分を殴りたい気持ちになりました。

家事についても、元々掃除や洗濯は好きだったため苦になりませんでしたが、料理は本当に苦手で、作れる料理も「ザ・男の料理」といった感じの脂っこいコッテリ系の料理しか作れませんでした。

育児や家事で失敗したり怒られたりする度に、
「仕事している方がよっぽど楽だ…」
と思いました。

しかし、ここで出来ないと匙を投げたら何のために育休を取ったのか分からないので、できるようになるために勉強しました。
育児ブログや育児Twitterや育児漫画や育児書籍で情報収集を行い(ただしインスタ、テメーは駄目だ)、クックパッドやクラシルで料理を学びました(クラシルはマジ神)。

その結果、授乳以外の育児は全て出来るようになったし、子どもが泣いている原因なども大体わかって対応できるようになりました。寝かしつけに関しては10分程度で出来るようになり、妻から絶大な信頼を得られるまでになりました。(ドヤァ

料理のレパートリーもかなり増え、バランスのいい食事を作れるようになりましたし、冷蔵庫に残っている食材を使って何が出来るか考えられるようになったので、妻と料理の相談ができるようになり、一緒に買い物に行くのが楽しくなりました。

育休を取らなくてもこれくらい出来るよ!と言われてしまうかもしれませんが、恐らく意志の弱い私は、もし育休を取っていなかったらここまでしっかりやる事は出来なかったと思います。

自分が育児や家事を一通りできるようになったことで、妻が安心して休めますし、気分転換に出かけたりする事もできるので、妻の役に立っている実感を持てて非常に幸せに嬉しく思っています。
いま一番の心配事は、仕事に復帰した後の育児や家事についてですね。
どうしても今のように取り組むのは出来ないので、出勤前や帰宅後に何が出来るかを考えて取り組んでいきたいと思います。
実際に復帰した後でないと見えてこない部分もあると思うので、その時にまた妻と相談して決めていきたいと思います。

⑤ 育休中の気付き


・育児は本当に大変、妻一人に任せるって発想はあり得ない
育児は大変と聞いていたから覚悟はしていたものの、思っていた以上に大変でした。
約3時間おきの授乳、毎日10~15回程度のオムツ交換、寝かしつけ、夜泣きの対応、その他部屋が暑いなどの気持ち悪い状況でのグズリ対応…etc
うちは幸いなことに妻の母乳の出も良く、赤ちゃんも美味しそうに飲んでくれるため、ミルクは使っていませんが、ミルクを使っている家庭は更にミルクの準備や洗浄などの手間がかかってくるため、より大変になります。

これらの事をしていると、気付いたら結構時間が経ってしまっています。
これらを全てママ一人で行っている所謂ワンオペ育児のママさんの自由時間はほとんど無いと思います。

そんな中、育児漫画によくある仕事から帰ってきた旦那さんが
「部屋散らかり過ぎじゃない?」
「今日何してたの?」
「ずっと家にいるんだからしっかりしてよ」
などと言ったらもう…ヤバいですよね。

・産後の女性はボロボロな状態で無理は禁物
産後は骨盤のゆがみなど出産のダメージが残っており、体力も戻っていないし疲れやすくなっている。
また、ホルモンバランスの乱れもあるため精神状態も不安定になりがち。
そんな状態で無理をすると、体のバランスが悪くなったり、産後うつになったりと肉体的にも精神的にもつらい状態になってしまう。
ママ第一、ママファーストで考えて行動してあげてください。

・育休を取ることで当事者意識が芽生える
個人的にこれはかなり大切なことだと思っていて、恐らく男性の育児参加が少ないという問題のほとんどは当事者意識の欠如によるものだと思っています。
育児や家事に取り組んだ際も、心のどこかで

「ママの仕事を手伝ってあげている」

という心理があるのでは?と思います。
そうではなくて、自分たちの大切な子どもなんだから、「言われたからやる」というような受け身の姿勢ではなく、協力して一緒に取り組む、もしくはシングルファーザーのつもりで、全部自分でやる意識で取り組むというのが、あるべき姿なのかなと思います。
あまり考えたくないですが、妻に何かがあった際は自分一人で子どもを育て上げないといけないので、それくらいの意識があっても全然いいのかなと思います。


・子どもに早くパパを認識してもらえる
これはすごく嬉しかったです。実際、里帰り先から帰ってきたばかりの頃は、「この人誰?」みたいな感じで、私には懐かず、妻にばかり懐いていました。
普通に働いている家庭のパパは、赤ちゃんに顔を覚えてもらうまで結構かかる人もいると言いますし、自分もそれかぁ…と思って結構ショックを受けました。
しかし、毎日ずっと一緒にいるので、1週間くらいで慣れてくれて、私の抱っこでも気持ちよさそうに寝たり笑ったりしてくれるようになりました。
仕事が忙しいパパの子はなかなかパパに慣れないので、パパも子どもをあやす事に自信がなくなって、結果的にママに押し付けてしまうケースも多いようなので、育休を取ってすぐにパパに慣れてもらうことは結構有効だと思います。


・両親にゆっくりと子どもを見せられる
これも長期で育休を取っているからこそ出来ることですが、自分の両親にゆっくりと子どもを見せに行くことができます。
私たち夫婦は2週間ほど実家に滞在しました。
こういうタイミングでないと、お盆や年末年始などに少し見せに行くことしかできないので、とても良かったと感じています。
何より、両親が孫を喜んで可愛がっている姿を見ると、もの凄く幸せな気持ちになれますし、孫をゆっくり見せられる事は一番の親孝行だなと思いました。

・家事・育児は楽しい
まだまだ未熟で分からないことの方が多い私ですが、しっかりとやってみて分かった事は家事・育児は楽しいという事です。
家事については、例えば掃除はどうやったらもっと効率的にできるか、キッチンはどうやったらもっと使いやすくできるか、料理はどうやったらもっと美味しくなるか、などを考えることは楽しいですし、
育児については、例えばオムツはどのメーカーの物が使いやすいか、どういう抱き方がお気に入りか、どういう遊びで笑ってくれるか、今日は何分で寝かしつけできるか、など改善点を見つけることも楽しいです。
楽しみながらやれば苦にならないですし、何より妻の機嫌も良くなって家庭も円満になります笑。

⑥ 結論:ダブル育休って素晴らしいよ


ここまで長々と書いてきましたが、何が一番言いたいかというと、

「夫婦でダブル育休を取ることは素晴らしい」

ということです。

確かにデメリットとして、
・収入の減少
・キャリアに対して不利
という面はあるかもしれません。
しかし、収入は育児休業給付金が給料の67%(181日以降は50%)出るし、社会保険料と所得税が免除されるので実際の収入は結構高くなりますし、
キャリアについても、育児や家事の隙間時間を自己啓発活動の時間としたり、リモートワークで出来る仕事を受注したりしていれば、そんなに影響はないというか、むしろ新しいスキルを習得出来てプラスに働くことさえあるのではないかなと思います。

少なくとも私は取って良かったと本気で思っていますし、実際に育休を取られた男性会社員の方もその妻の方も、ほとんどの方が男性の育休がもっと広まってほしいと思っています。

この記事が少しでも、これから育休を取ろうと考えている男性会社員の方の参考になり、後押しになりましたら嬉しいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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