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深呼吸日記

はぁ、碌でもないことばかりなので、日記を。
友人が亡くなって、悲しい中であれこれ動いていたけど進まず振るわず、そうすると呼吸は浅くなり、寝てもすぐに目が覚めてしまう。ひととぶつかりがちになり、慢性的に頭痛もする。さらに今日は夕飯を支度していたら突然電話があり夫がバスの中で倒れた(?)となって、慌てて病院に行き、夕飯は用意していた鶏胸肉のピカタではなく病院の長椅子で間に合わせに買ったコンビニおにぎりを食べることになってしまった。今ようやく自分の部屋に帰ってきたところ。緩んだ途端に、ひどい頭痛に気づく。

かつてお世話になった詩の師匠のような人がいて、話していて呼吸が浅いとよく指摘された。いつだか送ってくださった呼吸の本を今でも読んでいる。

呼吸だいじ。

先月の29日(息子の誕生日)に飲んだのを最後にお酒を断っている。友人を弔う気持ちというよりは、なんというのかな、これからのことをまともな頭で考えないと最適解に辿り着けない気がするからせめて飲まずに考えたくて、断っている。

友人は「関西の詩のイベント界隈」という、小さいけど他に代わりのない神輿を一緒に担いでいる仲間だった。わたしは産後やコロナ禍の最中休んでいたけれど、友人はその間もずっと担ぎ続けてくれていた。とても頼り甲斐があっただけに甘えてしまっていた部分が多々あり、今からその喪失を一部でも別の形で埋めてこうとするとわたしごときの工夫や頑張りでどうにかなるものなのか、途方に暮れそうになってしまう。

寂しいだけじゃなくて、先の不安がとても重たい。かつての仲間は病気だったり家庭があったり仕事が多忙だったりで動くことがままならない。以前のように「これやろうよ!」と声をかけても二つ返事とはいかなくて、時間がずいぶん流れたのを感じる。自分だって母親になったし転職もしたし。本音を言えばわたしだって企画や運営の裏方よりも書いたり朗読したり曲に乗っけたり、要するにプレイヤーでいたいのに、裏方をやってくれる人は少ないのでやむをえない。長女病みたいな、悪いところがまた出てくる。やだな。追い詰められた気分で考えてもあまり良いアイデアは出てこないから、せめて、深呼吸して寝る。



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