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インスタ映え必須!駄菓子を使って自作のイラストを彩ろう!

こんにちは、最近ふとしたきっかけでインスタグラム にまた手を出しました。実は、触るの小学6年生(2011年)以来なんですよね〜

きっかけは、タンブラーでスピルー関係のファンアートを見てもらえないから(笑

まあ、それだけでなくタンブラーのスピルーガストンファンアートを見尽くしたからというのもありますが。

恐る恐る適当な絵を加工無しでUPしたらそこそこいいねがついて、しかも6fanarts(6人のキャラクターを一つの画面に収めて推しを披露するミーム、今年の1月から5月初めまで流行った)にチャレンジしたら女子キャラ編でいいねを30以上もらって、いや人生で自作イラストでここまで評価されなかったので正直驚きました…

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インスタはキラキラ女子の集まりだと思っていたのですが、意外とインキャなオタクにも優しい世界で良かったかなぁ、皆さん、実際に使ってみないと分からないものです。

やはりインスタにはピクシブなどの絵一枚で勝負するSNSと違う表現方法がありました。それは、『イラストを写真としてUP』すること。

最初何を言っているのか分からないと思いますが、つまり「作品以外の小道具も一緒に写して投稿する」という事です。

インスタには、プロアマ含める神絵師たちが正方形のキャンバスに日々良作を発信し続けています。動画で発信できるインスタの特性を生かした「高速メイキング」

「◯◯秒チャレンジ(決められた秒数ないで作品を完成させること)」「複数枚使ってプチ講座をひらく」などインスタらしい光景が見られます。

例)静止画一枚で表現したのがこちら

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(例:nfxqlw_drawさんの投稿)

この絵師さんのように、「絵を描く時の環境、実際に使った画材、パレット」を示す投稿がちらほら見られます。

このような投稿は自分の作品がどのような色画材を使って描かれているのかを鑑賞者に教えるためのメイキングの役割を果たしつつ自分の作品を発信できてまさに一石二鳥!

・私が作品を投稿するときに実践していること

まずは私の作品を見てください。

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これは最近の作品です、これはIpad上で制作したイラストをプリンターで出力してスパンコールやレースなどでコラージュした上にお菓子を載せてスキャンアプリのカメラで撮影したものを画像編集ソフトで編集した作品です。ここ1週間はこの様に工夫しています。

最初は

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この様な感じでコピックで描いた作品の上にお菓子を置いてスマホのカメラモードで無編集で撮影しました。自然光の美しさを利用したく、晴天の日の午後3時ー4時の間窓際で撮影しました。

今は、午後5時に蛍光灯の下で照明をギンギンに効かせて撮影しています。その方が画像編集する際に色がはっきりと出るからです。

・なぜ始めたのか

最初、偶然買った駄菓子の金太郎飴はパッケージが可愛く、どうしたら日本の駄菓子の美しさ、可愛さを表現できるか模索していました。

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※(一番最初に製作した作品です。30℃近くの屋外でスマホで撮影しました、機材とモチーフにダメージを与えるのですぐやめました。)

撮影してから3日後、イオン◯ールにあるJSJC向けのファンシーショップにお菓子の量り売りのコーナーがあり、そこで380円分のお菓子を買いました。このお菓子が高かったのと(汗、可愛いのでただ食べるだけではもったいない!と感じそこに偶然完成させた作品の上にお菓子を載せて撮影しました。

それが先ほど載せた作品でした。

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(画材とともに撮影した作品、この作風は好きじゃなかったのでこの1枚しかない)

・それでは、作ってみよう!

では、皆さんも実際に作ってみましょう!

材料

・作品(アナログ デジタル)サイズはA4以内がベスト

・各種スキャンアプリ 

『jot not pro (800円)』がオススメです。何個かのスキャンアプリを使ってきましたが、こちらのアプリが操作が簡単で綺麗にスキャンできるので常に利用しています。

・画像編集ソフト(ペイントソフト)これは皆さんのいつも使用しているソフトで十分です。簡単に言えば、グラデーション、オーバーレイ、乗算、焼き込みが使えるソフトであったらなんでも良いです。私は『Medi bang paint』を使用しています。

・お菓子(300円分あればOK!、オススメはあとでランキング形式で紹介します)

・コラージュ材料(私は、シール、グリッターグルー、スパンコール等を使用しております。ちなみに全てダ◯ソーで揃えています。)

・ボンド

以上です。

1 作品を描く

これがなくては、まず何も始まりません(汗。とにかく作品を描きましょう。

2作品を出力する

この過程はアナログでもデジタルでも必要になっていきます、なぜなら現場が保存する上で必要だからです。中には、コラージュしたのが作品という人もいますが、私の場合コラージュして画像編集ソフトで改造したものが作品と考えていますのでそれはそれぞれ個人の解釈に任せます。

3作品を乾燥させる

ボンドやグリッターグルーは完全に乾燥するまでにおよそ半日以上用します。ですが、そんなに待てない!という人はドライヤーを使って短時間で乾燥させましょう。作業効率がアップします。

4いよいよお楽しみの撮影!…の前に

お菓子を開封して作品の上に置きます。その際食品にグリッターやボンドがつくのがちょっと…と抵抗感がある人がいると思います。ですので私は作品をプリンターでコピーしてから並べています。画質の色合いが暗くなるデメリットがありますが、作品にダメージを与えずに製作できる、食品に変なものがつかないなどのメリットがあります。そこも個人にお任せします

5お菓子を並べて撮影する

いよいよお菓子を並べて撮影します。これが一番楽しいです!

ですが皆さんまず手を必ず石鹸で洗いましょう!

お菓子を原画を壊さない程度に並べていくのが難しいですが、それはスマホのカメラモードでスマホ越しに見ながら配置していくのがオススメです。

ちなみにこちらがある作品で使ったお菓子の量です。

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だいたいこのお皿一枚分を目安に使用しています。目標は『自分が1日のうちに食べきれる量』です。もちろん三食きっかり食べれるということを前提にです。

1日のうちに食べきれなくても、2日以内に食べきればOKです。(※梅雨の場合は乾燥したところに保管するのをお勧めします。)

撮影の際は10枚以上を目安に撮影していきます。10枚以上撮影するのはお菓子の配置を細かく動かして調節する為です。だいたい11枚目ぐらいで納得行ける作品が出来ます。

そして照明は蛍光灯をお勧めします。できればスタンドで動かしながら撮影してください。

6画像を編集ソフトにとりこんで編集する

ここからは最後の仕上げ!作品をソフトに取り込んで編集していきます。

今回はこちらの作品の簡単なメイキングを紹介します。

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1まず画像を用意する

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2グラデーションレイヤーを作る

3周りを濃いパープルで2段階に塗って囲む、そしてガウスぼかしを最大限にかけてレイヤーモードを焼き込みにする

4そして、『モザイク』モードで角ませたら完成。

この様な感じで製作しています。

また、いろいろな組み合わせを実験して良い!と思った作品は適度に画像保存しておきましょう。

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(差分です。)

完成!

私のオススメのお菓子ベスト3

1位 金平糖

これがないと始まりません!金平糖は作品を邪魔せず簡単に彩りを与えてくれる万能兵器で、グリッターです。金平糖のブランドで一番オススメなのは『ユニコーン・ティアーズ』の商品です。こちらはヴィレッジバンガードで購入可能です。

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一袋302円で色が綺麗で透明感があり、ハートや星形のラムネが入っていて最悪の場合これだけでも作品が彩られます。

駄菓子屋さんで売っている一つ10円の花コンペイトウ(マルタ食品)も色が多くて使えますが、透明感がなく粒が大きめなのでキラキラした様にならないのがデメリットかな?

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でも安くて量が少ないので小さめの作品を一回だけ製作したいときには使えるのでオススメ!

2位グミキャンディー

グミキャンディーは様々な形と色があるので綺麗な作品が簡単に出来ます。個人的に一番気に入っているのはジャック製菓の『チュッチュグミ』

こちらのグミは着色料バリバリの真っ赤の唇の形をしており作品にビビッドな色を入れることができますので、五作品のうち二作品にはこちらのグミを使用しています。

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(作品例、左上に使用)

大人っぽく、セクシーな雰囲気を簡単に出せるのがポイント!ただ、粘着力が高く使用した作品は必ず汚れるので使用する際は原画の上でするのは絶対にやめてください。

3位『綿菓子』

注意 このお菓子は必ず汚れます!そして溶けやすく手がすぐに汚れます!

ですが、それ以上の効果を作品に与えてくれるのがこの綿菓子なんですよね…まさに飴と鞭。

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(作品例)

この様に、作品に臓器の様な生々しさを簡単に与えることができるのがポイント!

絶対に原画が汚れると分かっていながらも使うことがやめられない悪魔の様なお菓子です。このA4サイズの原画で使用した綿菓子はやおきんの『カップわたがし(40円)』です。このサイズで十分です。

これは使えるのに、中々駄菓子屋で売っていないのが玉に傷。イチゴ味とぶどう味(ピンクと紫)の2種類。

その他のオススメ

・ココアシガレット

・チーリン製菓の製品(パイプ、ステッキチョコ、カンパイラムネ)

・水飴水鉄砲(注射器)

・パックドリンクミンツ

などの、おままごとの様な見立てができるお菓子をよく作品に使用します。

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(作品例)

あと、高いのですが、和菓子もお勧めです。

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様々なモチーフがあり存在感がありますので、季節ものの作品を制作するときに使えます。

・お菓子のチョイスに使えるヒント

私はファンアートの手法としてこの技法を使っていますがモチーフとなるお菓子を選ぶ際には2つのことを考えて選んでいます。

1キャラクターの好きなお菓子をモチーフに使う

この作品を見てください

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このキャラクターは映画『ベイマックス』のヒロくんです。彼はくまちゃん組が好きなので、ハリボーのゴールデンベアを作品に撒き散らしました。

この様に、キャラクターの好物や、モチーフを(喫煙キャラならばココアシガレット、パイプチョコ、メンヘラキャラなら注射器の水飴など)作品の中に入れるのがポイントです。

2キャラクターのイメージカラーのお菓子をチョイスする。

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※作品例としてこの作品をあげるか迷いましたが、参考になる作品がほかにないのでこちらを例にして解説します。

こちらは『緑の卵とハム』のサムとガイを描きました。個人的にサムのイメージカラーは大好物の『緑のハムエッグ』から、『緑』だと考えてデパートで緑色のコンペイトウを購入して何度か作品に使用しました。

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この作品の色合いが全体的にパープルがかっているので反対色の効果が出ているなぁと思っています。

この様に、キャラクターのイメージカラーのお菓子を使いたい場合一番使えるお菓子はコンペイトウ、キャンディー、そしてアルミ包装のチョコレート(コインチョコなど)が当てはまります。

・最後に

この手法に出会うことで私の創作の幅は広がりました。

何よりも、お菓子を買うときの考え方がガラリと変わったのが一番大きい影響です。

今までは、美味しくて甘ければいいやと思っていましたが、作品制作を通じ

日本のお菓子の色、形は美しいなぁ

と感じてもっとお菓子を食べるときは感謝するようになりました。

食べ物で遊んでいるように見えて実はお菓子の色や形を鑑賞を鑑賞しています。

食育と図工の一環にぜひやってみてください!



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