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山手線をぐるりと一周歩いてみた話|#97

こんばんは。こひまるです。
そういえば関東時代、これ楽しかったなー頑張ったよなーと思い出したお話しをば。

タイトル通り、山手線29駅を、2日かけて徒歩で歩ききった話です。


[1] お金を使わずにできる旅行を思いついてしまった

あれは忘れもしない、2017年のGW。
もうざっくり3年も前になるのかあ…恐怖だ…と、恐れおののくのは後にして、転職活動のため、関東に出た私(と彼)。

(彼が何者かを知りたい物好きな方はこちらから。)

当時お付き合いしていた彼は関東出身、私は田舎出、関東に住むということが初めてだったため、東京の人の多さに驚愕する毎日でしたが、無事お互い仕事が決まり、転職をして1年。

彼の勤め先は、俗に言う(ほんとうにひどい)中小ブラック企業であったため、再転職を決意、以前よりかは良い環境の大手企業への再転職が決まったのが2017年の4月末でした。

彼の再就職祝いを兼ね、どこか旅行にでも行こうか、という話になりましたが、しかし。ゴールデンウィークなんてどこも値段が跳ね上がっている。こんなに直前に決定したところで、行きたい所の宿やアクティビティの予約が取れるとも思えない。

でも、彼は有給取得に時間がかかるだろう、且つ、せっかくのお祝いなのでさすがに旅行には行っておきたい。

うーん。
お金がかからない、予約がいらない、一泊二日ぐらいで記憶に残る旅行…。

そうだ、東京のこともあまりわからないし、山手線でも歩くか。

そんな私の提案から、山手線一周旅が決定したのでした。今考えると、関東出身の彼はよく付き合ってくれたなあ、と。感謝感謝。



[2] 簡単に山手線駅たちのご紹介

さて、ここからは私の記憶力テスト!
徒歩で歩いたのでさすがに覚えていることでしょう!
29駅を以下ルートで歩きました。俗に言う内回りというやつです。

◆散策ルート
┗【初日】
 渋谷−(1.3km)→恵比寿−(1.6km)→目黒−(1.1)km→五反田
 −(1.1km)→大崎−(1.9km)→品川−(2.4km)→田町−(1.7km)→浜松町
 −(1.3km)→新橋−(1.0km)→有楽町−(0.5km)→東京−(1.2km)→神田
 −(1.0km)→秋葉原−(1.0km)→御徒町−(0.5km)→上野−(1.0km)→鶯谷

┗【2日目】
 −(1.0km)→日暮里−(0.6km)→西日暮里−(0.7km)→田端−(1.5km)→駒込
 −(1.0km)→巣鴨−(1.0km)→大塚−(2.0km)→池袋−(1.3km)→目白
 −(1.2km)→高田馬場−(1.5km)→新大久保−(1.3km)→新宿
 −(0.8km)→代々木−(1.6km)→原宿−(1.5km)→渋谷

※距離は概算です。

テストの結果、ぱっと出てこなかった駅が6つもありました。通勤に山手線を使っていなかったので、記憶ってそんなもの。一応覚えるつもりで歩いたのになあ。ショック。

ちなみに、鶯谷にやましい気持ちは一切ございませんでした。ちょうど半分ぐらいだったからです。
でもピンク街なので、宿には困ることは無さそうな印象でした。結構古びれた建物が多かった気もしますが。

条件としては、必ず駅看板前で一枚写真を撮るということのみ。上記まで細かく調べず、ざっくりと「2日間かけて、半分で上野・鶯谷あたりだからその辺で当日泊まろう!」という計画をだけを立て、いざ出発。



[3] 29駅ぐるり一周の旅

さくっとまとめた結果がこちら。

◆山手線一周旅 − まとめ
【初日】
┗到達駅数:15
┗ 総距離:約18.6km
┗時間計:約8時間(食事1時間、休憩込み)

【2日目】
┗到達駅数:14
┗ 総距離:約17.0km
┗時間計:約9時間(食事1時間、休憩込み)

→総合計距離数:約35.6km
→総時間計  :約17時間

改めてまとめてみると、本人もびっくり。よくやった、歩きすぎ。笑

あと6.6km歩いたら、そこはみんなの憧れ42.195km。
恐らく食事場所を探したり、お手洗いにいったりフラフラしていたので、ちびちび増えて40kmぐらいは行っている気もします。

2日目の朝なんて、「え?足痛いよ?まっすぐ帰ります?」というメンタル。ただし、かなり体力的にも精神的にも鍛えられたのと感じます。

2日目は最終駅渋谷に向かうまでの間に、2人してマッサージ屋さんで検索をかける。それぐらい足元はバッッッッッッキバキになります。

道中については、最初は楽しく歩くのですが、話しながら歩くと喉も乾く。大都会なので通行人の邪魔にならないようにと、登山のように一列で歩く場面が多かったので、各日の後半なんかは、迷惑にならない程度に歌を歌うか、無言が大半。

休憩の感覚が増えて甘えてしまいそうだったので、日ごとに食事とコーヒーブレイク1回までと決めていたのが最後まで歩けた勝因だったと思います。

参考までに、個人的に記憶に残った駅ベスト3とワースト3をご紹介しておきますね。

※ワースト3の最寄りに住まれている方はごめんなさい…!

◆ベスト3
1:御徒町
→正確には、秋葉原−御徒町間ですが、
 高架下の2k540という商業施設にテンションがあがりました。

2:神田
→東京−神田間のこちらも高架下あたり、
 ホームレスの方がたくさんいらっしゃったのが印象的でした。
 東京の闇を感じました。

3:高田馬場
→学校がたくさんあるのか、想像していたより栄えていて驚きました。
 ガチャガチャしていた印象です。
◆ワースト3
1:駒込
→ごめんなさい。過去の写真を振り返っても、あまり記憶にないです…。

2:目白
→池袋と高田馬場の中間だったので、かなりこじんまりしていた記憶があります。でも可愛かった気がする。

3:西日暮里
→日暮里と近すぎてあまり記憶にないです…。
 日暮里が私も彼も勤めていた会社の東京本社だったので、
 日暮里の印象が強すぎたのかも知れません。

ワースト3が全て北側且つ2日目のルート…。
きっと、メンタルも大きく影響していると思うので、こちらはあくまでも参考程度ということで。



[4] 感想と実施者に向けてのアドバイス

感想は2つ。
・なんだかんだ楽しい!より、圧倒的に辛い。
・達成感は尋常じゃない。

新卒の社員研修で、確か20〜30kmぐらいをグループで歩かされたことがありまして。今考えると本当に軍隊みたいな研修だったのですが、もちろん女性男性関係無いチームなので、脱落者も出てくるわけです。

体力だけが取り柄の私でさえ、後半膝がおかしくなって、初めて体力はあるのに体が言うことを聞いてくれないという経験をしました。その経験があったからこそ、この旅で歩き方に注意したり、気持ちを強く保ったりと対策を打つことができました。

生半可な気持ちでは挑めませんので、やってみたいなーと思われる方はそれ相応の覚悟をしておいた方が吉です。笑

そしてアドバイスも2つ。
・1日で回りきることは、個人的にはオススメしません。
・駅ごとのプチボーナスを自分たちに与えることは重要です。

今回、2日かけて歩きましたが、当初は1日も計画していました。
こればかりは、さすがに2日に分けて良かったなと思っています。

もちろん、時間だけで見るとスタスタ歩けば10時間ほどで周りきれなくもないと思います。ただ、次の日の筋肉痛はかなり辛いものになりそう。そして後半の消化試合感がハンパじゃなさそう。

プチボーナスに、今回は写真としましたが、これが良かった。
小さいゴールをたくさん積み重ねることで、大目標を達成する、ビジネスでは良く聞くゴールからの逆算というやつです。

何時頃までにこの駅に到達しよう、あの駅では何のポーズをしよう、そんなことを道中考えていたことも、メンタルを保つことに繋がったかと思います。



以上。今となっては本当に良い思い出です。
当時も「GW何やってたー?」「山手線一周歩いてたww」という会話を会社でしたのが懐かしい…。

関西であれば環状線、地下鉄のある各主要都市であれば、東西線・南北線などで試してみても良いかも知れません。

ご相談(?)はいつでもお受けしますので、気になった方はコメントやTwitterのリプをお気軽にどうぞ!
もちろん「やってみた」という感想を聞けたら嬉しいです!

わー!書いていたらまた歩きたくなってきた!笑
思い出話を放出したので、明日からはまたグルメ記に戻ります!それでは!



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