書くことが思いつかないときは、しょうもないことを考えてみる。
困った。
また今日も書くことが見つからない。
ぼくの頭の中で、浮かんでくることは、しょうもないことばかりだ。
しょうもないと、ぼくが思っている一方で、
思っていること自体を、しょうもないことと、勝手に決めつけてしまうのは、少し傲慢な考え方なのではないかと思う。
なぜなら、ぼくがしょうもないと思っていても、世界中の誰かひとりでも、それはしょうもないことではないと思えるなら、それは、しょうもないことではない。
だから、ぼくが今頭の中で描いている、少し昔に見て感じたものも、しょうもないことではないと信じたい。
いや、やはり、しょうもないかもしれない。
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妻が、休日のお昼すぎに、「お肉を食べたい」と言ってきた。
今のご時世、外食は控えた方がいいと思いつつも、実際、家の近所でお肉料理を出しているお店が、営業しているかどうかも、今はわからない。
スーパーで、お肉を買ってきて、フライパンで焼いて食べるかと、頭の中でイメージしてみたが、なんのお肉を焼いて、なんて名前のお肉料理をつくるのか、あまり思い浮かばなかった。
自宅でお肉を焼くという、ぼくの発言を聞いた彼女の表情からは、「お肉を食べたい」というのは、ただ肉を食べれればいいということではないというのは、なんとなく感じとれた。
しばらく考えて、思いついたのが、ちょっと歩いた先にある近所のマックだ。
マックは、マクドナルドのことだ。
関西出身の大学時代の友人とは、しきりにマックじゃなくて、マクドじゃない?、とマクドナルドの略称について議論したこともあったが、今はその話はよけておく。
たしか、先日のニュースで、「特定警戒都道府県」対象地域の店舗での店内飲食終日中止の記事を読んだ。
だから、お持ち帰りはできるはずだと思い、ネットで調べたら、営業をしていることは分かった。
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妻と歩いて近所のマックに向かう途中、メニューは何を選ぶか話をしていたら、彼女は「ナゲット」、と答えが返ってきた。
うん、たしかに「ナゲット」は鶏肉なのだが、てっきり、なんとかハンバーガーと答えが返ってくると、ぼくは予想していたが、そうじゃなかった。
妻は大のつくほどの鶏肉好きで、毎日チキチキボーン(妻はチキンボーンと呼称)を食べるくらいだ。
最近、チキチキボーンの本数が8本から6本に変わったらしいと、妻が教えてくれた。
本数が減った代わりに、1本あたりのお肉量が増量したとのこと。これが彼女にとっては、毎食、一皿3本にしていたのを、2本にしたことで、違和感があるらしかった。どうも、お腹の満たされ具合と食べるペースがあわないとのことだ。
ぼくは、チキンボーンを普段食べないので、彼女の訴えの違和感について、イマイチよくわからなかった。
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夫婦ともに、ここ最近マックはご無沙汰であった。年に数回食べる程度だ。
久しぶりということもあって、調子にのって、たくさん注文してしまった。
ぼくは、ビッグマックとポテト・ドリンクのついたセット、単品でスパイシーチキンを注文。
妻は、チキンナゲットの15ピースBOXと、テリヤキチキンフィレオとポテト・ドリンクのついたセットを注文。
ナゲットのソースを3つ選べたので、バーベキュー、チェダーチーズ、コーンポタージュを選んだ。コーンポタージュって、どんな味か気になった。
店内は、お持ち帰りのお客が数人。混雑はしていなかった。
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さっそく自宅で食べてみて、久しぶりに食べたマックのハンバーガーは、やっぱマックのハンバーガーだなぁと思った。小さい頃から食べていた味と、変わらない。おいしい。
久しぶりに食べて違和感を抱いた。
マックのポテトフライは、そのまま食べてもおいしいのだが、ぼくは、ときどき自宅にあるトマトケチャップをつけて食べていた。
今回もケチャップをつけて食べてみたら、味が薄かった。いや、ケチャップの味はするし、ポテトの味もするのだが、ケチャップの塩気とポテトの塩気が合わさると、味が薄いと感じた。
ケチャップを冷蔵庫で冷やしていたせいで、ケチャップの塩気が弱く感じたのかもしれないが、味が薄かったことに、一口食べて、ぼくはびっくりした。
妻は、試したことのないコーンポタージュソースに、びっくりして、これは、わたしには合わないかもと一言。ぼくも食べてみて、たしかにびっくりだったが、意外にいけると思った。
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この日は、久しぶりにマックを食べて、夫婦ともにお腹がいっぱい。
腹持ちがよかったせいか、晩ごはんの時間帯になっても、お腹が空かなかった。
その日は、夫婦にとっての、久しぶりマックデーになった。
一見しょうもないと思えるエピソードでも、この日は、じぶんたちにとっては、それなりに、たのしいお昼の時間だった。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。このnoteを書いている間、昨日のマックを食べたことを、細かいところまで思い返していました。こんなに、マックのことを、考えることも、そんなにないのではないでしょうか。
サポートありがとうございます。カフェでよくnote書くことが多いので、コーヒー代に使わせてもらいますね。