身体に負担をかけない機能的なキーボードとマウスのデザイン
ヨガの指導をするかたわらヨガに関する情報を発信しているウェブサイト「ヨガ空間」を営んでいます。一言で「ヨガ」といっても様々な流派、指導者がいるのでしょうが、誰かに習ったヨガではなく、身体に習ったヨガを伝えています。
ここでは、身体により負担のかからない使い方を実践しているなかで、以前ツイツイの遊び心と思いつきでデザインしてみた「パソコンのキーボード」と、おまけの「マウス」についてのお話をします。
※ ただし、パソコンの機能面については無知ゆえに考慮していません。
一般的 vs 機能的 : 手の違い
まずは、一般的なキーボードと機能的なものとを比べてみます。
1.一般的なキーボード
2.機能的なキーボード
2つの主な違いは、キーが「縦」か、キーが「斜め」かです。
左のイラストのように、縦のキーだと手首を折ることにより腕の方向とキーの方向を一致させる必要があり、手首に負担がかかります。しかし右のイラストのように、斜めのキーだと手首を折ることなく腕の向きとキーの向きとが一致します。
一般的 vs 機能的 : 指の違い
次に、ブラインドタッチをするときの主な指配置を色づけして示します。
・ 親指 : 赤
・ 人差し指: 緑
・ 中指 : 青
・ 薬指 : 黄
・ 小指 : 桃
1.一般的なキーボード
一般的には、しばしば使う【Enter ↵】【Shift ⇑】【Ctrl】は、小指を使います。このときも手首を折ることによりこれらの【キー】を押す必要があり、手首に負担がかかります。
2.機能的なキーボード
こちらでは、そんなしばしば使う【Enter ↵】【Shift ⇑】【Ctrl】は、親指を使います。これにより手首を折ることなくこれらの【キー】を押すことができます。
おまけ : マウス
マウスについても、次のイラストのようにボタンの位置を斜め右へと移動するという"ちょっとした工夫"だけでも、手首や指への負担を減らすことができます。
まとめ
世に出回っているモノは、身体の側に合わせてデザインされているものばかりではありません。モノの側に合わせて身体を使い続けていると負担をかけ、腱鞘炎などを起こす恐れもあります。
また、たとえ機能的なデザインではなくても、使い方、使う頻度、活動と休息のバランスなどに注意することによって、故障のリスクを回避しやすくなることでしょう。
✒️ 追伸
機能的な「正しい姿勢」については別の記事にまとめてあります。
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