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「ユーザーに向き合う」理想と矛盾

経営とは「価値と価値の交換」であり、「ユーザーの問題解決を行い、その対価としてお金を貰う」ことで成り立っていると思っています。

対価としてお金を貰い、売上が上がり、利益が残るので、あくまで最初の一歩目は「ユーザーの問題解決」です。売上が上がるのは結果であり、順番的には最後です。

そう考えた時に、経営の本質は「徹底的にユーザーと向き合い、問題解決に尽力すること」だと言える気もします。原理上、一番問題解決できた所が一番売上を上げれるはずで、ユーザーに向き合い続けるだけで、サービスの質が向上していけばいくほど、売上も伸びていくはずです。

「お客さん第一主義」

こういった言葉の裏には、そんな背景もあると思います。ただ現実的には、それは理想論であり、どれだけユーザーと向き合っていても、それが「そもそもユーザーに届いていない」と言うことが多々発生します。めちゃくちゃ良いモノなのに、全く広がっていなくて、多くの人の選択肢に入っていないことが多いのが現状です。

「ユーザーと向き合う」前に、ユーザーに届けないといけないわけですね。

これはある種、矛盾だと思っています。

理想論を語れば、届くべきものが届くべき人に届き、良いモノ(=多くの人を喜ばせるもの)が残り、良くないものが廃れていく、そんな社会になれば、マーケティングにかかっていた費用がなくなり、商品やサービス自体もずっと安くなります。また、企業は「どれだけ良い商品を創るか」に注力するので、世の中に良い商品が溢れていくのではないかと思っています。

「お金のいらない国」でも、そんなようなことが書いてありました。




「#未来起業家宝くじ」と言う取り組み

こんなことを色々考えていたので、「ユーザーに向き合う形のマーケティング方法」が無いものかと探していました。そして、現在運営している未来起業家交流会という一般社団法人が主催するイベントでは「未来起業家宝くじ」という取り組みを実験的に行っています。(「#未来起業家宝くじ」で、イベントの感想を呟いてくれた方の中から抽選で何名かに豪華景品をプレゼントするという企画です。)

とても好評で、今までに非常に多くの人が楽しみながらツイートしてくれました。(勝手に引用すみません、、。)




「ユーザーに向き合うマーケティング方法」を探して


「未来起業家宝くじ」の実験もあり、「ユーザーに向き合うマーケティング方法」は、自分たちの感謝も伝えられ、ユーザーも喜んでくれ、それが認知拡大や次回のイベント集客に繋がるので、めちゃくちゃ良いなーと思っていました。

ただ同時に、直接的に売上にどう繋がっているかの効果測定が難しかったり、拡散をコントロールできなかったりと、問題も見えてきました。

そんな経緯もあり、僕は現在「リファラルマーケティング」という領域に可能性を感じていて、プロダクト開発を行っています。いわゆる口コミによるマーケティング手法で、ユーザーと本気で向き合うことで生まれる口コミがマーケティング活動に繋がることで、経営の本質である「ユーザーと向き合う」事と「向き合う前に届けないといけない」矛盾を少しでも解決できれば良いなと思っています。

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もちろん、マスマーケティングにすぐに取って代わるとは思っていませんし、創ったサービスを誰かに届けることも創った人間の責任であるとも思います。ただもう少しだけ、いかに届けるか勝負じゃなくて、ユーザーに真摯に向き合い、最高のサービスを提供している人が日の目を浴びる機会が増えたら良いなと思っています。

リファラルマーケティングかわかりませんが、個人的には「ユーザーに向き合うマーケティング方法」は今後どんどん生まれてくると思っています。その中の第一選択肢として、リファラルマーケティングがなれば、とても嬉しいですが、いずれにせよ、現在の矛盾が少しでも解消されれば良いなと思っています。

今日はそんな感じです。


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