投資的行動とスタートアップ
おはようございます！
三井滉平です。
花粉がひと段落したかと思いきや、今週はまた花粉がやばいらしく、警戒を強めています。花粉症辛い、、。
さて。
今日は「投資的行動とスタートアップ」というテーマです。
最初は最近あったことや思ったことを書き、そこからちょっと抽象化して、会社経営に当てはめるとどうなるんだろうって事を書いていきます。
8年前のPCを使った
ここ数日、諸事情で今自分が使ってる去年購入の最新型MacBookAirをレンタルしているため、昔使っていた（8年前に購入）MacBookAirを使っています。
最初は古いMacを使うことに懐かしさもあり、思い出も蘇りで、少しだけテンションが上がっていましたが、実際に作業を始めるとそのテンションは吹き飛びました。まず、Macのデザインがなんかダサいと感じてしまったし、挙動がとにかく遅いし、キーボードの打ち心地も悪く、作業がしにくかったです、、。
いろんな人がよく「多少お金がかかっても、PC（仕事道具）は最新型のもの使った方がいい！」と言ってますが、その意味がまじでわかりました。
昔のMacも充電の減りが鬼早いだけで、壊れてはないので、使おうと思えばまだ使えます。ただ、最新型のMacを使い出すとそのスピードとサクサク感で、もう昔のMacを使えなくなりました。絶対に作業効率が上がりました。
Macを買おうとすると十数万円くらいはかかるので、今のMacもまだ使えるし、、！と僕自身思っていて、7,8年くらいはずっと同じものを使っていましたが、買えて初めて気づきましたね。やっぱり変えた方がいいですね。
最新機種最高。
会社経営に当てはめてみる
さて、この事象をもうちょい抽象化した学びに変えて、今の自分の活動（会社経営）に当てはめて考えてみました。
「最新機種買った方がいい」というのは、いわゆる投資的な発想ですよね。初期でお金はかかるけど、毎日の作業効率が断然上がるから、結果的に帰ってくるよねという話です。
例えば、購入に15万円かかったとしても、毎日の作業が1時間短縮できるようになったとします。そうすると、1ヶ月で30時間、半年で180時間、1年で360時間短縮できます。時給1,000円だとしても、15万円に達するのは半年（180時間）かかりません。5ヶ月です。
（これは時間=お金であるという考えが根本にあるので、時間を無限に費やしてもいいから1円でも節約したい！という考えとは反対にある考えな気もします。ので、まずはそこの考え方の変化がないと最新機種を買おう！にならないかもと思いました。）
この投資的な感覚を会社経営に当てはめてみます。
というかまず、この感覚自体が物凄く大事なことだなと思いました。投資（初期でお金かかっても、○ヶ月で元が取れる）の考えがないと、目先にリターンがあることしか着手できなくなり、大きな規模のことができません。
なので、全ての出来事に当てはまる気がします。
例えば、採用（教育）なんて100%そうで、採用コスト&教育コストが莫大にかかるものの、その後に回収できるほどの活躍を見越して初期で投資するわけです。他にもユーザー獲得もそうですし、オフィスの設備投資もそうです。
スタートアップだと？
ただ、スタートアップになると、少し話は変わってきます。
原理原則は同じなんですが、大手企業と体力が違うので、最初にかけられるコストと回収を待てる時間が全く変わってきます。初期にも少額しかかけれないし、数年単位の回収なんて見越せない。下手すれば数ヶ月先もなかなか難しいです。
なので、スタートアップではこの投資的な動き方を実践することは結構難しいです。限られたリソースの中で最適解を出し続けないといけないので、お金が減っていく事が中々できません。
これはスタートアップだから仕方ないと思う一方で、本当に目先のリターンしか見越せない事しかできなくなるのは、会社として健全じゃないなとも思います。直近を生き残ることが優先で、長期を考えるフェーズではないことはわかった上で、戦略の幅として多少の投資的な目線も持っておいた方がいいと思うわけです。
じゃないと、お金が減ることに過剰にビビってしまって、ただお金が減る時間が伸びるだけで成長には繋がってない可能性もあるわけです。ちゃんとかけるべきところにお金をかけて、実験を進められるようにならないと、いざって勝負ができません。
なので僕らもその辺はフラットに見つつ、お金を何にかけるのか、成長させるためにどうしたらいいのか（生き延びるではなく）、その辺を常に考えつつ行動していけたらいいなと思ってます。
ちょっと抽象的な結論や話になってしまいましたが、投資的な考えは大事だけど、スタートアップは中々それが適用できない構造になっている。けど、その視点は常に持っておかないと必要以上にビビりまくっちゃうなという話でした。
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今日はそんな感じです。
おわり。
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※このnoteは、社内報を編集した記事となっています。
「knower運営会社の社内報」
No：#97
Title：投資的行動とスタートアップ
Date：2021.03.23
Written by：KoheiMitsui
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