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おかねの話。


今回はこの1年間のスケート留学にかかる費用だったり、その資金はどこから出てるの?みたいな所を話していけたらと思います。

これから海外でローラースピードスケートしてみようとか(殆どおらん。。)、海外で生活してみようとか、競技を続けるために資金が必要!みたいな人達の何らかの役に立てば良いなと思います。

先ず活動資金から、言い換えると収入になるのかな。
ざっくりと言うとこんな感じです。
① トビタテ留学JAPAN(文部科学省の奨学金プロジェクトで選考あり)
159万円(1ヶ月12万円の奨学金×12ヶ月・留学準備金15万円)
② クラウドファンディングで集まった活動資金
29万1000円 (支援企業5社・個人サポーター23人)

先ずは①トビタテから。

やはりなんと言ってもこれが1番大きいです。一人暮らしをすると分かるけど、1ヶ月12万円があれば、働かなくても生活することが出来ます。そして「そんなに貰ってるなら余るやろ!」という事を良く言われるのですが、僕の場合は全く余りません。理由は後で説明します。しかし同じトビタテ生で実際に留学後に奨学金の一部が余るような人は居ます。そしてこれはここでは奨学金について長々と書かないけど、僕の周りにはトビタテ×大学×出身地からのトリプルコンボで給付型の奨学金を受けて留学している人もいます。(どれだけ親孝行やねん。)そしてそんな話を聞く度にやりたい事を支援してもらえる素敵さと支援する側の凄さを実感しています。

ただトビタテは奨学金の中でも特殊で、自分が学びたいことを自分の手で留学計画に出来ます。ローラースピードスケートのような超マイナースポーツをしながら海外で生活出来る。そんな夢のようなことが今現実になっているのもトビタテの奨学金があるから、そしてトビタテを創り今も運営し続けている人達がいるからです。本当に感謝しても仕切れません。

最初に1ヶ月12万円と聞いたときは大きいなと思っていたけど、実際に留学が始まった今思うのは「やっぱりめちゃくちゃ大きいお金だ」という事です。(言うてること同じやん。。)もしトビタテが無ければ、もしトビタテに受かっていなければ、この1年間の海外でスケートをするという事は絶対にあり得ませんでした。

言葉を選ばずに言うと、どれだけの価値があるのかも分からないようなローラースピードスケートというものを学びたいという僕をトビタテ留学JAPANの10期生として選んでくれたことは今でも心の底から嬉しいです。だから今度は僕が掴むことが出来たこのチャンスを次の人に繋いでいきたいと思っています。トビタテは現在も11期12期13期と続いています。多くの学生がこのチャンスを掴もうとチャレンジしているし、嬉しい事にこれまで何人かから試験に向けて手伝って欲しいと言われました。実際に何人かの友達が11期や12期にも合格しています。そんな多くの人の繋がりから生まれているトビタテ奨学金がこれからも続いていくように、今後も自分に出来る形でトビタテの力になっていきたいと思っています。

やばいです。話がかなり逸れました。笑 でもおかねって数字だけ見るとただのお金やけどその裏には色んな人の想いの数があるんやなって、21歳の僕は思っていたりします。最近は割とラフにこのブログを書いているんですが、どうですか?関西弁がちょこちょこ出てくるとラフな気持ちで書いている証拠です。今回は写真もなしでいきますよ。

さて話を戻しまして、②のクラウドファンディングで集まった活動資金について。そもそも何故トビタテの巨大な奨学金がある中で更にこういう形で活動資金を集めたかというと、理由は3つあります。

1,シンプルにお金が足りない。何にどれだけ使っているかはまた費用のところで話そうと思うんですけど、今回僕は4カ国に渡航予定で尚且つローラースピードスケート競技の道具代もお金がかかります。留学が決まったときから大体の計算はしていて、資金的にトビタテだけでは足りなかったと言うのが1つ目の理由です。

2,自分だけの留学にしたくない。今回のクラウドファンディングは2回目でした。(以下 クラファン)1回目はローラースピードスケートを通して自分が見た世界を映像で多くの人に届ける為にGoproを購入したいというものでした。そして1回目のクラファンを通して、自分が実現したいことには沢山の人を巻き込んだり他の人達の想いも一緒に乗せる事が出来るという事を実感しました。だから今回も自分の挑戦を応援してくれる人達と一緒にこの留学をスタートさせる事を目指しました。

3.競技に必要な活動資金を自分の力で集める必要があった。これまでは競技にかかる費用を全て両親に出して貰っていました。自分のやりたい事をする為に負担をかけていることは分かっていたので、今後は自分で活動資金を集めていく必要があると思っていました。
そんな事を考えていた僕ですが、前回1度やってみて人からお金を受け取る責任の重さも感じていたので、開始するまでに何度か辞めようと思うときがありました。それでも自分の留学を無事に終わるために、色んな人の想いを巻き込み、今後の競技の活動資金集めていくためにはクラファンが1番だったので、1年間の海外スケート留学を応援して欲しい!というテーマで2回目となるクラファンをスタートさせました。

終わってみると、目標金額12万円を遙かに超える29万1千円が集まりました。さっきも言ったとおり数字だけ見ると大きなお金ですが、本当に多くの方から応援の気持ちを貰いました。

クラファンの終了間近、実家に帰省していた僕はクラファンの様子を見ていたお兄ちゃんにこんな事を言われました。「支援する人の気持ちが分からん、こうへいにそんな価値ある?俺なら一円も払わん」(言い方めっちゃストレートなだけでめちゃくちゃええお兄ちゃんです。)

本当にその通りだと思いました。これだけの応援をこれだけの金額で受け取って良いのかと正直自分でも金額が大きすぎてビビっていたことを思い出しました。当時クラファンを終えた自分の投稿を見ると「今の自分がこれだけの応援に見合う人間なのかは正直分からない」と書いていました。

でも留学が始まった今は、あれだけ応援してくれる人達がいるんだ、日本に帰ったときに精一杯やってきましたと応援してくれた人達に胸を張って言うんだと想って毎日を過ごしています。

そして今回のクラファンではお返しとしてユニフォームへのロゴ・名前の記載をさせて貰いました。これを言ってしまうのは良くないのかも知れないけど、メディア等への露出が少ない僕のユニフォームに企業のロゴが載っていても、人に見られる機会やそこから何かに繋がる機会は他のスポーツ選手に比べてかなり少ないと想います。

でもそんな事を分かった上で今回は多くの企業そして団体の方々がこの留学を応援して下さりました。支援をして欲しいですと1人1人にお話しさせて貰ったとき、断られるんじゃ無いかと思ったり、いつもは優しくしてくれている人達も相手にしてくれないと思うこともありました。それでも結果的には多くの方から応援を頂けることになりました。だから今の僕に出来ることはこの留学の毎日を全力で精一杯過ごすこと、この留学で得たモノを少しでも多くに人に還元すること、そして留学が終わった後にも、今回応援して頂いた方に引き続き自分に出来る形で恩返しをしていく事です。

さて、また話が同じような方に逸れていました。笑 どんなことを話しても結局は全ての事は人に帰結するんじゃないかなと最近は思っています。

数字で見ると188万1000円。この数字にどれだけ多くの人の想いがこもっているのか。到底全員を書き切ることは出来ません。僕が今日食べたアルゼンチンの美味しい牛肉も、毎日使っているスケートの道具も、1年間世界を飛び回る飛行機代も。全ては僕が人から貰ったお金で買ったものです。

そして正直に言ってしまうとそんな僕の毎日の生活は受け取っているものに値するほどのものを今は生めていないと思います。でも日本に帰ってからこの留学で見たものや学んだことを色んな形で還元していけると思っています。あと少しだけ待っていて下さい。

今回留学に関するお金の話を書こうと決めたときは、ここまで長々と自分の思っているものを書くことを想像していませんでした。でも書いてしまったのでこのまま載せます。笑
また費用については次回に書きます。(疲れてしまった笑)

話をまとめると、、
この1年間の海外スケート留学では合計188万1000円の援助を受けていること、またこの大きな数字の裏には本当に多くの人の想いがあるということ、そしてそれに感謝してこの留学を最後まで精一杯やりきることが僕の想っていたことであり今回お伝えしたかった事です。

冒頭に~な人の為になれば、とか書いていたのに自分の想いばっかり書いてしまってごめんなさい。笑

正直、僕が今回書いた活動資金の集め方か誰かの参考になるかは分からないです。でも日本では誰も知らないようなローラースピードスケートという競技で留学するというただの大学生の僕を応援してくれる人達がこれだけ居ました。それはただ僕が出会う人に恵まれていたのかも知れません。でも振り返ってみて思うことは、自分自身の「これをやりたいやるんだ」という想いはとてつもなく強かったと思います。「自らの持つ強い想いは周りの人に応援されることで実現していく」これはトビタテの選考を通して見つけた僕自身のモットーです。きっと今何かをやってやろうと思っているあなたの周りにもあなたの想いを応援してくれる人が必ず居ます。

僕はこれからも自分の持つ想いを周りの人に応援されながら実現していきたいです。そしてそれと同時に何かに挑戦したり頑張る人をこれからも応援していきたいです。

綺麗に収まったのでこれで終わります!長々と書いてしまってごめんなさい。笑 ここまで読んでくれたあなたはきっととてもとても優しい人です。是非読んだよと連絡を下さい。僕からのあなたへの愛を伝えます。笑 ではまた次の活動費用編で! チャオ!