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嘔吐恐怖症の辛さ

僕には、ひとつでかすぎる悩みがある。唯一持っている恐怖症だ。こんな名前がついているのかはわからないが、

僕は

嘔吐恐怖症なのである。

吐くことが怖くなったきっかけ


起源は、小学校5年生の時まで遡る。当時塾に通っていた僕は、いつも通り授業を受けていた。終わり際、なんとも言えない違和感を腹部に感じ、冷や汗が頬に流れた。「ん?これはまずいかもしれない」僕がそう感じた理由は小学校で隣の席にいたホンダくん(仮名)がノロウイルスに感染したという事実を聞いていたからだ。

「あ、これは移ったかもしれん」

と思いながら、父の車に乗って家に帰り、家に着いたら即行で風呂に入った。湯船に浸かったら、風呂の熱でお腹の中のノロウィルスも死んでくれるんじゃないかという謎の期待だ。案の定そんなんじゃノロウィルスは死んでくれない。風呂から出た瞬間、もよおした。大変な量だった。17時くらいに食べた牛肉コロッケとぶどうのグミみたいなやつが全てでた。未だにその2つは大嫌いだ。

夜寝静まる前にももう一回吐いて、僕の地獄の生活1日目が終了した。

なんか、書いてて冷や汗が出るし少し気持ち悪くなってきた笑

気を取り直して、2日目。確か、病院に行って薬をもらった気がする。しかし、全く意味がない。薬をリポビタンDで流し込んでも全部出る。下からも上からも。まぁーしんどかった。本当。とにかく2日目も出すものを出し続け、3日目にようやく完治しました。ノロウィルスは出すものだし続けないとどうやら治らない代物のようだ。

その経験のせいで、僕はめちゃくちゃに嘔吐することに恐怖心を覚えることになる.

嘔吐に直結する動きに対する恐怖心

1.痰

吐くことが怖すぎるせいで吐くことに近づくような動きも同時に怖くなった。例えば、痰を出す行為。痰を出すときはおっさんがよくやる「グァーッ、ペッ」を普通にすればいいのだが僕はあれは恥ずかしくてできない。だから音が出ないような形で痰を徐々に喉奥から這いつくばせて出すということをしている。それをすると、たまにしくじって嗚咽をすることがある。これが吐く時のあの感覚ととても似ているのだ。このように吐く感覚に近づく原因となりうる痰に対しても今恐怖を覚えている。

2.緊張

緊張もわかりやすく嘔吐へと直結する。少しでも緊張状態になると僕は吐いてしまわないかが頭によぎる。吐かないように一生懸命体を強張らせて喉元を締める。そうすると呼吸が苦しくなる。呼吸が苦しくなるとさらに緊張感が高まる。そうするとさらに吐いてしまわないかと不安になる。

大学での高圧的な教授の授業中とか、ムッチャクチャ早く走って脱出不可な電車の中とか同じく脱出不可な観覧車の中とか。そういう場所だと緊張する上に吐いたら人の目につくのに脱出できないという不安も相まってまぁそれはそれはプチパニック状態に陥る。

3.食べ過ぎ

当たり前だが食べ過ぎたら嘔吐が近づく。どう考えても食べ過ぎは恐怖でしかない。先ほど述べた授業や電車に食べ過ぎた後に乗った絶望感といったらすごい。ラーメンあたりを食べた後は極力電車には乗りたくない。

4.飲み会

超嫌い。お酒自体は飲めなくもないのだが、当然嘔吐に直結する。それだけでなく、大抵人が気持ち悪いとか言い始めてトイレに吐きに行ったり、最悪の場合目の前で吐かれる。これをされたときはまさに絶望。注意がゲロに持ってかれてそれ以外のことを考えられなくなり自分ももらいゲロしそうになる。

これからの対処

最近注目しているのは呼吸法かなぁと。
結局大元の原因は身体が強張ることで呼吸が難しくなることであって、呼吸をただしく行うことで緊張感とか強張りとかが取り除けるのかなとか思ってる。

あとは、シンプルに吐くって意外に平気なんだって身体に覚えさせたい。何か方法はないものかと考えたけどやっぱ家で1人で何回か吐いてみるしかないのかなとか思う。当時と物事の捉え方は凄まじく変化したはずだし、きっと「案外大したことないな」って思えるはずだ。

克服するためにどんなことをして何が有効だったかとかまた共有できる時がきたらしたいと思う。

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