Mendelssohn Op.64 Nr.1 (#006)

前回はカタカナを付けたものに一部のカタカナを子音に変更する作業でした。変更前と変更後で読み方は変わりましたか?"s" と"t" だけですが、かなりドイツ語っぽくなったかと思います。

今回は「母音」を書き直したいところですが、ドイツ語の場合はカタカナでの表記は半分くらいしか出来ません。日本語にある”a, e, i, o, u”は勿論可能ですがそれ以外の母音は書き換える事が難しいかと思います。こればかりは解決策がなく正直お手上げです。唯、視覚的に色々と惑わされている面もあるかと思います。その辺りも含めて少しドイツ語の母音を見ていきましょう。

日本語にある5母音を除いて注意しないといけないものは大きく3つあります。一つはウムラオト、もう一つは二重母音、最後に長母音です。

ウムラウトは”ä, ö, ü”ですね。上に2つチョンチョンって付いてます。古い書籍などでは”ae, oe, ue”と書かれている物もあります。「“a“ の口で“e“って読む!」みたいなのに近いかと思います。これらウムラウトに関してはカタカナでの表記は難しいです。皆さん工夫して表記してみて下さい。

二重母音は”ei, au, ie”のみが特殊な読み方をしますが、これ以外のものは基本的には書かれた通り読めば問題ないです。これらは問題なくカタカナ表記が可能で、「アイ、アオ、イー」で書き直せます。

長母音にまで触れる必要性があるかは疑問ですが、上を目指し?!普段から注意しているので、ここでも記させていただこうと思います。長母音は”e”と表記された物の一部と”eh, ee”と表記されたものを長母音で発音します。その際、響が”e”より”i”に近くなります。これもカタカナ表記が難しく、僕は”e”の上にアクセント記号のようなものを書いて間違えないようにする事が時々あります。

今回は敢えて例を挙げて説明しませんでしたが、前回の子音の説明と今回の母音の説明を踏まえて実際にテキストの読みを丁寧に見て行こうと思います。

Kohei S.

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