Mendelssohn Op.63 Nr.2 (#016)
今回は母音を見ていきたかったのですが、この機会にもう1つ大切な子音を見ていきたいと思います。
このテキストでは頻繁に“w“ の子音が出てきます。日本語には残念ながらこの子音はありません。勿論、わ行があるのですが、表記上の“w“ であってドイツ語の“w“ とは少し違う物と思って下さい。まぁ、日本語の”キツイやつ”ってイメージでもOKです。
カタカナで読み方を付けて下さってお気付きかもしれませんが、“w“ は”ヴ”と表記されるのが一番近いかと思います。実際の発音はこの”ヴ”を発音する際に唇と歯が震える時間が想像以上に長いと思って下さい。”ヴ〜〜〜〜〜”って文字で書いても簡単にはご理解頂けとは思いませんが、アルファベットで書けば“wwww“のイメージです。
Wie war so schön doch Wald und Feld!
この最初の文からいきなり3つも“w“ が含まれています。文字のイメージだけですが想像して頂きたく思います。
Wwwie wwwar ssso schön doch Wwwald und Feld!
ヴヴヴィー ヴヴヴァー ズズゾー シェーン ドッホ ヴヴヴァルt オンt フェルt
こんな感じになります。想像&イメージが出来ますかね?カタカナはかなり大げさな感じになってしまうので特にイメージを大切に理解してみて下さい。
ここでの”s”も同様に子音の時間が長いので書いておきました。この”長さ”がとてもとても大切です。これはこのテキストだけではなく常にドイツ語の“w“ ではこのように発音されると思って下さい。”s” は例外も多いのでまた改めて説明出来ると良いかと思います。
文字のイメージが多いですが、参考に練習して試して頂けると幸いです。
Kohei S.
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