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#103 他人に目標を立ててもらう「タニモク」の体験記

Re:Gion Radioで紹介されていたZEBRAHOOD 2024というイベントにちょこっとだけ参加しました。

ゼブラ企業への興味があったので、マルシェ・ショーケースとワークショップでライトに勉強させていただきました。

あいにくの雨(もはや豪雨)で足元がびちゃびちゃになりながらもPIZZA 4P'Sのピザを食べ、ショーケースでお話を伺いました。
ベトナムで食べたPIZZA 4P'Sだ!とめちゃくちゃテンションあがりました。

マーケット・ショーケース@空き地。あいにくの雨でした。。。
すじ青海苔とおかひじき あさりのピザ
季節のフルーツマリネとブッラータチーズ

その後、「タニモク」というワークショップに参加しました。

〇タニモクとは

パーソルキャリア株式会社の三石 原士さんが開発されたワークです。

「タニモク」は、4人1組、参加者同士で目標を立てあうワークです。

他人に話を聞いてもらい、質問してもらい、自由に目標を立ててもらう。その目標は自分の考えのワクを飛び越えた、新しい切り口を提供してくれます。

タニモクとは?

タニモクは以下の4ステップで他人に目標を立ててもらいます。

  1. 自分の状況を簡単に説明する(5分)

  2. 質疑応答をする(8分)

  3. 他の人が本人の「1年の目標」を考える(5分)

  4. 本人に対してプレゼンテーションする(10分)

全く面識のない他人が集まっていきなり目標を立てることには以下のメリットがあるとされています。

自分の発想になかった選択肢が見つかる
うっすらと考えていることを後押しされる
他人の計画を立てることが面白い

〇タニモク初体験

ゼブラ企業に関心のある方とワークすることで、より深い学びがあると思い、えいやで予約しました。

当日は3人でワークしました。
お一人は伊豆大島でコミュニティマネジメントをしており、人口減少に伴う孤独などコミュニティの課題に取り組んでいる方。もう一人は、海外からの修学旅行の誘致などをしており、世界には経済力によって選択肢が得られない沢山の人がいるという課題に取り組んでいる方です。

システムエンジニアの私からすると現場で社会課題を体感し、人と人との関係の中で仕事をされているお二人と話すことは、リアル感が伝わりとても興味深かったです。


さて、私はゼブラ企業の「社会性と経済性の両方を追求するとともに、相利共生(集団・群れとしての共存)を大切にしている」という考えに共感し、地域・観光の文脈で何かできないだろうかと漠然と考えており、イベントに参加しました。

そんな私に、お二人から立てていただいた目標は端的に言うと「現場に足を運び事業者や観光地の方と深く関わる」ということでした。

まさに「うっすらと考えていることを後押しされる」という体験でした。
実際に様々な地域や文化に関わりを持っていたり、地域で活動されているお二人から、具体的なアクションや地域でのニーズなどを伺うことができ、あとは動くだけだぞ。と背中を押していただけました。
とてもありがたい経験です。(まずは小さくていいから動かねば)

気付きのある目標を立てていただきましたが、私はお二人の目標を立てるのはとても難しかったです。

タニモクでは「レシピを決めて作る料理」ではなく「ありもので作る料理」の感覚で考えるというルールがあります。レシピを決めることで効率的に動ける一方、材料が揃わないなどのレシピ通りに作れないという状況に弱いという側面があるため、その場で目標を立てるためにはありもので作りきることが求められます。

なんとか、お二人に共有いただいた情報から自分ならこうするという目標を立ててお伝えさせていただきましたが、普段やっているシステム開発のプロジェクトは「レシピを決めて作る料理」に近いため、「ありもので作る」ということに不慣れであることに気づくことができました。

他人に目標を立ててもらうありがたさだけでなく、他人の目標を立てる面白さも体験でき、とても良い機会でした。

〇他人に目標設定してもらう価値

自分で目標を立てるとどうしても狭い視野の中での目標設定となってしまいます。昨年立てた目標と今年立てた目標が代わり映えしないというように。
また、自分の目標を立てる時はリスクテイクしてしまい保守的な目標になりがちです。

一方で他人の目標を立てることはいい意味で無責任な目標を立てることができるため挑戦的な目標設定が可能です。
ただ、あまりに無責任にならないように「私が○○さんならこうする」という視点で目標を設定するというルールがあります。

まったく異なるバックグラウンドの方に立ててもらう目標は自分にない視点があり、短い時間のワークの中で考えるためあまりにぶっ飛んだものにはならず、絶妙な気づきを与えてくれました。

普段、自分のキャリアを考えることは多くないので、良い緊張感の中で目標を考えるとても良い機会となりました。

タニモクは無料でマニュアルが公開されており、個人でもすぐに始めることが可能です。
職場の研修として、職種や年齢、性別の異なるメンバーでやってみるのも面白そうです。

興味のある方はぜひ、マニュアルをご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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