原敬の髪の毛が白すぎる ~うすあじ日本史②~
日本の第19代内閣総理大臣で、「平民宰相」の呼び名でお馴染みの原敬。
日本史の資料集を見たことがある人はみな、一度はこう思ったはずだ。
「何でこんなに髪真っ白なん?」
「これ触れていいやつなの?」
あなたのその疑問、暇人の私が解明してみせよう。というか普通に気になる。あれだけ真っ白ということは、それなりに大きな理由があるはずだ。
ただ、私は日本史の専門家でも何でもないので、とにかく原敬について調べられるだけ調べてみた。
白髪の理由が出てこない。
このインターネット時代に、このok google時代に、このhey siri時代に、出てこない情報があるとは。
まさかこれは国家機密で、国民に教えないよう厳重に情報が隠蔽されているのか?
原敬が白髪だった理由を知られてしまうと政権もろとも潰れてしまう可能性があるのか?
このままでは、国民が事実を知らないまま権力者の思いのままに操られてしまう…
しかし私も馬鹿ではない。どれくらい馬鹿ではないかというと、班長ではなく副班長にあえて立候補することで班長として莫大な仕事量を負うことを避けていたくらい馬鹿ではない。
ここはまず、すべての人に共通する白髪の原因から考えていくことにしよう。
①睡眠不足
これは首相であるからには仕方ないかもしれない。毎日難題を抱えて(たとえば1919年頃に盛り上がった、国民が普通選挙権を求めるデモ活動)いるからである。しかしなんとか睡眠はしっかりとってほしいものである。
原さん、たっぷり寝てください。
②精神的ストレス
これも深刻だ。当時は米騒動(米不足から全国的に発生した下層農民などの暴動)が起こった直後で、国民が原の政治に改善を求めることは多々あっただろう。ただここも一つ、リラックスして過ごして欲しいところだ。
原さん、あんまイライラしないでください。
③紫外線
当時はUVカットなんて言葉はもちろんない。だってラジオも普及していないし(1925から放送開始)、文化住宅(和洋折衷の住宅)がようやく作られ始めた頃だもん。そんな知識もないはず。だけど周りの人が守ってあげてほしい。
原さん、サンバイザーしてください。
④栄養不足
最後はこれ。どうやら栄養不足を補うには、L-リチンとチロシンを得ることでケラチンをつくり、アルギン酸とパントテン酸を摂取することが重要なようだ。
おそらく内閣発足時にL-リチンとチロシンが足りなくなり、三・一独立運動を武力鎮圧した際にアルギン酸が、戦後恐慌の株価暴落時にパントテン酸が減少してしまったのだろう。
原さん、L-リチンとチロシンを得ることでケラチンをつくり、アルギン酸とパントテン酸を摂取してください。
以上の4点を踏まえると、国家に隠蔽されていた理由はわからないものの、白髪の解決策は見えてきた。
原敬がストレスを抱えずに睡眠をたっぷり取り、L-リチンとチロシンを得ることでケラチンをつくり、外出時にサンバイザーをかぶれば髪の毛が真っ黒になるのだ。
その時には、彼の愛称は「平民宰相」ではなく「バイザー宰相」になることだろう。
だれか本人にこの解決策を伝えてあげてほしい。
……んで、L-リチンって何なんですか?
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