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破局と落胆、そして復活

前回の記事を書いてからだいぶ時が経った。どこまで書いたかも覚えてないし読み返したくもないが、とりあえず現在は元気にやっております。

Kとの破局

別れを決意してから1ヶ月近くだらだらと惰性で電話を続けていたものの、ついに先月別れ話を切り出した。本心かさだかでないが、Kも留学先での新しい出会いから恋に発展することを想像していたらしく、自分だけでなかったと少し安心した。あと私が1ヶ月、別れ話を切り出すか否か戸惑っていたことをそれとなく察してはいたらしい。別れたい理由は「友達としては最高だけど、私たちはもう恋仲じゃないし、お互い前に進もう」と切り出した。当然、間違っても「L君のことが好きかもしれないし何度かことに及んでしまった」なんて事実はかけらも漏らさないよう徹底した。そんなこと打ち明けたって誰も幸せになんかなりゃしないし、嘘はついていないのだから。

正直心は既にLにぐるんぐるんにかき乱されていたためか、合計7年の関係性に終止符を打った割にはけろっとしていた。心の中ではとっくに別れていたからか。そんなわけで一度別れてまた上手くやっているかのように見えていたKとの関係は終わった。ただし、お互い趣味や共通の話題なども多く、いきなり連絡を経つのは人として寂しいため、Kとは今でも連絡を取り合っている。別れたての頃は向こうからメッセージと電話が来ることがほとんどであったが、最近では頻度も減った。彼が何らかの形で乗り越えられるなら、私は手を差し伸べるが、私から彼に甘えるのはもうやめることにしている。

Lとの冷戦状態

Lは前回の記事の後も何度かうちに呼んだが、ここ2ヶ月近くは2人きりの接点はなかった。何度か映画に誘ったが、多分本当に忙しくて断られてしまった(知り合い曰く夜な夜な楽器を弾きまくっているらしい)から。今も絶賛ご多忙なようで、そして生憎私も公私共に多忙なためかまっている暇はない。ちょっとだけ映画に誘いたいが、私から誘うのはもうやめたほうがいいことには薄々気がついているのでめずらしく渋っている。

私は元来過去の恋愛感情を引きずるタイプではないが、付き合う気がないLとの関係を断ち切れないでいる原因は、毎日強制的に顔を合わせなきゃいけないからだと確信している。毎日あの麗しい艶々した唇横目に労働をしなければならないのだ。そうなるとLを頭の端に置いておくことはかなり難しい。"Do not eat shit aroud you"という言葉によると、職場やクラスなど身内を食うのはやめた方がいいらしいが、まさしくそうだと思ってしまった。

すぐ横のLを忘れるためにマッチングアプリで出会いを探す

ということで、Lのことをとにかく忘れるために、某メンタリスト監修のマッチングアプリに登録してみた。これまでふざけて某ヤリモクアプリに登録し、くそつまらないメッセージのやりとりを行ってきたが、実際に会ったことはなかった。現在も大して「今すぐに彼氏が欲しい」という心境ではなかったが、ここらで一旦気をそらしつつ、真面目な出会いを求めてみることにした。

メッセージのやり取りを交わしたうち、4人と実際に会ってみた。

1人目はメッセージでもそこまで会話が弾んだ気がしなかったが、会うことになった相手である。会おうと思った理由を聞いたところ「サウナの趣味が合うから」と言われたが、掘り下げると相手側の熱意と知識がかなり浅いようである。そこはいいとして、悪い奴ではないが全体的に浅い人で、私の興味がそそられなかったので連絡をぶっちぎってしまった。

2人目は対面して10分で彼女持ち・潔白な面したヤリ目であることに気がついた。私はヤリ目であったことに関してはどうでもいいと思っているが、かといって、
・話がつまらない
・10年付き合って同棲している女への義理がない
・その女との関係が惰性なのか単に他の女を味見したくなったのかしらんが、不満のある現状を打開する気もない
・なんか行動がダサい
・己を賢いと思っているみたいだが、絶妙に頭が悪い。生きる力という意味での頭の悪さ。
を感じ取ったため数時間でさようならした。

3人目は初回の印象も互いに良好で、2回目、3回目のデートをしたがその先がなかった人である。自然消滅というやつである。私は結構好きだったが、後から考えると相手が私のエネルギーについてこれていなかったのが敗因だと思う。

そして4人目の彼。
メッセージからも何か他の人とは違う手応えを感じていたが、初めて会った時からお互いマニアックな趣味があるにもかかわらずとても話が弾んだ。彼との出会いエピソードはまた別の機会に話したいと思うが、とにかくお互いを良い意味で刺激しあえてる、良い関係だと思う。

面白いことに、彼と出会う直前までは結婚と恋愛に後ろ向きになりつつある時期であったが、この人となら結婚していいと思えるようになった。楽しかったにせよ半ば惰性でトータル7年付き合った彼氏といよいよ6月半ばにお別れした。結局お別れ宣言をしたのは6月であったが、別れを意識し始めたのは4月ごろである。7年という歳月が私の腰をここまで重くしたのだ。彼と別れた理由が、結婚を意識したときに決定的に何かが違ったから。私は結婚しなくてもいいと思っていたのでそれで良かったが、相手が結婚・出産を考える人だったので、そろそろ開放してあげようと思った、という言い分である。この先一緒にいたところで、お互い成長しないし浮気しそう(というかしていた)ので。

動機はともあれ、マチアプに最悪な精神状態を救われた

男で失ったぬくもりを、また男で埋めるのはどうかとの意見はごもっともである。しかし一言言わせていただくと、そういうやつらは毎日顔を合わせなきゃいけない相手と事件になったことがないんだよ。物理的に距離を置くことのできない失恋がどれだけ辛いのかわかっていない。少なくとも私は、現在付き合っている彼とこの先どうなろうと、マッチングアプリにメンタルを救われたと確信している。

ありがとう、with

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