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ENTPが自身の劣等機能Siについて思い当たる節を振り返る

どうも。最近日の入りが早くなったのか、カーテンをちょっと開けたままにして寝るようになったからなのか、ようやく目覚めがよくなった硬派豆腐メンタルです。

朝は決まった時間に起き、夜も決まった時間に寝る。人間社会で生きていると、子供の頃から大人になっても当然のごとくこの当たり前を規範とし、社会が回っていますね。社会的な生き物としては、ある意味一番それが効率的なのでしょう。しかし私豆腐メンタルは、このルーティン化と決められたルール・時間を守ることができず悩み続けています。

実はちょうど一年前、ある下心とクソみたいな義務のダブルパンチで、朝は5時起き夜は11時くらいに寝るという習慣を数ヶ月こなしていたことがありました。ただし、朝起きる時間は固定でも、夜はふらふらと就寝時間が押すこともしばしばでした。さらにプラスで、おそらく人生で一番の対人関係によるストレスのせいなのか、寝ついても中途覚醒に悩まされていたいました(煙草のせいだと思っていたけど、振り返ってみると絶対にストレスが原因)。その結果、昼間起きていられるはずもなく、午前中は常にボーッとしていて、昼寝を絶対にするほど昼間の活動に支障をきたしていた、と半年経った今やっと冷静に分析できています。

なので、熱烈な下心と本当にしょうもない義務という、二つの強烈な原動力によって無理やりなしえていた—劣等機能である内向感覚を、自分に合わないペースで無理に使い続けていたのです。

内向的感覚 Siとは

他記事の言葉をお借りすると、

Si(内向的な感覚)とは、過去の事実を回想、探究して頭の中の具体的な記憶を思い出したり、味わったりする能力です。一つのことを深ぼるのが得意で、すでに確立している領域の中での確かな事実とデータ、規則やルールをもとに、専門領域でその高い能力を発揮します。他の人からの指示された言葉を正確に覚えていたり、厳格にルールを守るなど、一般的に社会に置いて非常に重要な機能と言えるでしょう。
関連キーワード:
過去の事実やデータ、記憶、思い出す(回想)、規則やルール、自分の中での決まり事、コンフォートゾーン、禅、マインドフルネス

https://note.com/mbti_brain16/n/n699c96282381

おっと?関連キーワードが豆腐メンタルの人生苦手NGワードばかりじゃないか?もうひとつ別の説明を見てみると、

内向的感覚(Si)が優位な人は、信頼できる情報源を求めますが、すでに起こったこと以上に信頼できるものはないでしょう。内向的感覚(Si)が優位な人は、時間の経過とともに、自分の体験の詳細と印象の両方について、実に驚くべき記憶力を身につけることができます。記憶を思い出しているときは、まるで過去がもう一度起こっているかのように感じます。色、感覚、匂い、味、音など、驚くほど正確に再現することができ、これらは、いざというときに参考にできる大きな記録帳(脳)に入れられるのです。

https://narukinhonda.com/narushinrigaku/mbti/psf-si.html

私の苦手なことを全部列挙したような内容です。また苦手というよりも、自分のポリシーに反すると思い続けたきたようなこともしばしば。


私の苦手はSi劣性によるもの?

人生を振り返ってみて、内向的感覚が未発達なために苦手としていたor現在も絶賛苦手としているようなエピソードを挙げて行きます。

① 五感を用いた違いの識別

 たとえばうまい飯、うまい酒、いい匂い、いい素材、いい空気などなど、五感を使ってこれまでの経験を比較することが苦手です。もうこればかりは本当に違いがわかりません。

 飲酒と食事は大大大好きですが、「ここのXXはうまい!」「この焼酎はXXXだね〜」「このコーヒーはXXだからXX味が強いね」などどいった微細な違いが、本当に極端じゃないとわかりません。肉や魚の質の違いなんてほとんどわかりません(まだ舌が肥えてないだけなのか)。日本酒で言うならば、鬼Xしと◯の違いはわかるけど、◯とその他のパック酒の違いがわかりません。コーヒーで言うならば、グアテマラとマンデリンの違いはわかるけど、それより小さい差は深入りか浅煎りかでしか識別できません。確実に、料理人とかカフェ経営は向きません。

 匂いについては、汗臭い・焦げ臭いなどはわかりますが、香水のような微妙な香りの変化は、みんなどうやって気がついているんだろうと思っています。彼氏が香水を変えた!まではわかっても、元の香水に戻したときに、あれ?変わった?あれ混ざってる?、、、あ???という感じです。

 意外と髪を切った・服が変わったなど分かり易い変化は気が付きやすい方です。自分も褒められることが好きなので、相手のことを褒めようと変化を無意識的に探しているのかもしれません。


② ミスなく正しく行う

 え?そんなことが可能なのですか?と思っています。むしろ人生長生きするにつれて、ミスってもどうにでもなることばっかりだという悟りを開きました。会員登録とかの基本情報とか平気で打ち間違えるし、作った資料を一年後に見返すと誤字脱字の嵐。たまに書類とか資料の細かすぎる間違い(ここだけフォント違うなど)を見つけるのがやたら得意な人がいますよね?彼らが血眼になって人のミスを探しているのかと思ってましたが、目につく程度が私と違うんだろうかと考えています。

 あと某ダンス系フィットネスにハマっているのですが、自分の姿だけ見ていると、結構動きをめちゃめちゃ間違えてます。特に左右前後を伴う動きは結構間違えやすいわりに、間違えると横隣と事故るので、最前列のなるべく端の場所をとるようにしています。

 仕事自体も、たとえば使うべきデータを丸々間違っていたなど、根本的なミスをやらかしてしまいます。ダブルチェックが本当に欠かせない。めんどくさがってチェックしないと、ほぼかならずやらかしている。

③ 暗記

 中高生の暗記中心のテストは、本当に何回も繰り返さないと覚えられなかった。人の誕生日や何かの番号なども覚えられない。あーあの時出したデータは大体こんくらいだったも言えない。当然、人の名前もお察しである。

 これについては、主機能に合わせた学習方法を見たときにとても納得がいった。たとえば生物は暗記科目だと思われがちだが、DNA->mRNA->タンパク質の流れがあり、そこから細分化して転写や翻訳の機構について学ぶというように、自分の頭の中でまず体系化してから考えたり覚えたりするとうまくいくことに気がついた

④ あと何時間かかるか予想する

 最近改善の傾向にありますが、時間を守ること。職業柄、朝の集合時間はゆるゆるなので誤差+-15分くらいで着いているので、守れた気になっています。あと時間を守れない自覚がある&INTJの彼氏の余裕を持った到着に憧れたので、大事な予定はかなり意識して予定を組むようになりました。以前は人との待ち合わせや歯医者に30分遅刻はザラにあったため、ここ1年の大きな進歩です。

 締め切りに余裕をもつ。これだけはすごく頑張って改善を試みていますが、本当に難しい。プレゼン資料や提出物など、ぎりぎり仲間に「豆腐メンタル〜どこまで作った?」と聞かれ、「(ある提出物の進捗について)去年豆腐メンタルさんなんか当日に終わらせてたし、余裕だよ〜」などと言われるほどの遅延常習犯です。一応、なんとかギリギリに終わっているので、締め切りを守れないというわけではない。すごくギリギリなだけ。

 ちなみに最近気がついたのですが、パッとすぐ終わらせられるような事務作業は比較的締め切りに余裕を持って終わらせてられています。主に手続き関連など、間に合わないと受け付けてもらえない・融通が効かないような、0か1で判断される類の締め切りです。何度かかなり大事な書類提出を、締め切り前日に焦って終わらせたことがあったため、案内がきたと同時に即やってしまうようになりました。

 ただし、プレゼンやレポートなどいくらでも拘れちゃうしブラッシュできちゃうじゃん!と思っている類のタスクの終わらせどきはいまだにわかりません。ただ単に自分の能力が低いだけなのかもしれないが、「ここの流れがなんかしっくりこない」「見せ方がパッとしない」などなど、結構完璧主義になりがちです。


劣勢だから…

ENTPはよく遅咲き・大器晩成なんて言われるが、確かに今回挙げた私の「苦手」をそつなくこなす人間がいわゆる常識のある人・できる大人と社会では呼ばれるので納得ですね。これらを許容してくれる環境と、許容してもらえるだけの別の得意が伸ばせないと使いづらい駒だという自覚があります。主機能である外向直感、補助機能の内向思考が評価されるのも、人並み以上の知識・経験が必要だと聞いて妙に納得しました。

今回はENTP自認女が劣等機能であるSiについて、思い当たるエピソードを振り返って見ました。特に五感に基づいた物事の微妙な違いの識別なんかは頑張って克服できるものでもないと思ってますし、する必要もないと思ってます。実際味の違いに鈍感なお陰で、少なくとも1人での食事はグルメに投資することなく生きています。苦手だから悪いとかではなく、特性って表裏一体だから一見長所でも短所に言い換えられるし。

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