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消化できない想いには、きっとまだ役目があるんだろう

ぶっちゃけると、数ヶ月に一回ふとどうしてもKのことを思い出して、無性に悲しみ、懐かしむ気持ちになることがある。ちなみにKは、一年ほどまえに分かれたINFPの彼氏である。

たまにINFP x ENTPの組み合わせでENTPが振り回すなんて話を聞くが、あながち、というか実体験に基づくとおっしゃる通りなのだ。私のダメなところが作用して、彼を傷つけた場面は多くあったと思う。そう、私は経験から学ばなさすぎて、ようやく傷つけたことにきがついたという始末。

先週末、Kからキャリアについて相談され、興味をもっている選択肢について直接あって話すことを私から提案した。それでも彼に会うのは2ヶ月ぶりで、そんなに久しぶりでもない。そして共通の話題について、たびたびラインでのやりとりはあった。しかし、付き合って3ヶ月ほどの彼女と来月から同棲すると聞き、これまでに感じたことのない距離を感じた。初めて胸が張り裂ける思いと、自分が彼にした仕打ちについて振り返った。

でもな、先に刺したのは豆腐メンタル、お前だぞ

Kと分かれたのは昨年の6月である。Lに奔走された影響で、私は分かれた後すぐにマッチングアプリで新しい彼氏をつくった。そしてその後、半分本音、半分やってみたかったからという理由でプロポーズをした。といっても堅苦しいものではなく、酔っぱらった帰り道に「XX(私の苗字)を名乗ってほしい」「現時点ではあなたと結婚してもいいかなと思っている」「でも付き合って日が浅いから、1年くらいは時間がほしいけど、結婚を前提にして付き合っているよ」と言った程度である。うん、今考えると世で定義されるプロポーズでは全くないんだけれど、昨年末別れてから初めてKと会った時「婚約した」と伝えた。Kはその日婚約祝いだと言っておごってくれた。でも伝えた時のKの表情を今思い出すと、ぐさりと刺されたような顔をしていた。

今思うとその頃から、彼からの連絡は先週末の話以外はなく、SNSも一切いいねが付かなくなった。

その後数ヶ月後にまた飯に行く機会があった。新しい彼女ができたという報告があったが、どうやら押しに押されて付き合ったようで、全く本気にしていないようだった。あいつ、顔はいいからな。むしろどこかネタにしており、私も嫉妬や悲しい感情など一切なかった。

そこから先週末の同棲報告に至るわけで。豆腐メンタルよ、お前はなんて身勝手な女なんだろうか?なぜ人の幸せを素直に喜べないのだろうか?彼は別に、その新しい女にだけその提案をしたわけではないだろう?彼が上京する時、そして彼が留学から帰ってきた後に一緒に住もうと言われたのに、断ったのは毎回お前で、むしろ後者はお前も一度はいいよと言ったのに別れ話でぶっ壊したんじゃないか?

むしろ私は彼を傷つけて、振り回してきたのに今更何を言っているんだ?お前がしくしく泣いてた比じゃないほど、彼を傷つけたんだろう?

1回目の別れでは「好きな人ができた」「違う人と付き合って見たい」などと彼の留学メンタルぼろぼろの最中に号泣させたじゃないか。そして「もう手放さない」なんて言いながらやり直すチャンスをもらったのに、どうでもいいやつに振り回されて留学先に会う約束も蹴り、1ヶ月塩対応して傷つけた挙句、「お互い自由になろう」なんて言って別れただろう。そして調子よく連絡してたと思ったら、いきなり婚約したなんてほざいてやがる。

そんなお前に、やっと乗り越えて新しい生活を始めようとしてる人間の足をひっぱる権利はないんだよ。お前の出る幕じゃないんだ。

そう頭ではわかっているが、この自分の中で消化しきれない思いについて先週末は考え込んでいた。「同棲 破局率」でぐぐるなど醜い行為を繰り返していたわけである。

ただ、お前はたかだか数日の出来事をそうやって悲しんでいるが、お前の想像の範疇にないだけで、彼はこれ以上に苦しい、悲しい、やるせない思いを抱えていたのかもしれない。逆にそれらは私の勘違いで、傷つけた私ぴえん案件ならいいのだが。

消化できないこのKとの関係には、まだ役目があるのだろうか?Kと分かれた理由は、以前の記事に書いた通りである。

「Kの嫌いなところ」は本当に許せなかったのだろうか?

そしてある出来事がきっかけで今年の頭に彼との関係について深く考えたことがあった。なぜ別れたのか、どこが好きでどこが許せなかったのか、下書き記事としてまとめていたのでここで公開する。

Kの好きだったところ
・大ざっぱ
・今から来てといったら来てくれるところ
・顔とスタイル
・よくあるガキが群れて下品なこと言い合うみたいなのがない
・人の容姿に文句をつけてこない
・よく食いよく飲む
・腹壊しやすい以外は基本的に健康でタフ
・運転がうまい
・互いに一人の時間を設けることに抵抗がない。毎日べったりしなくていい
・LINEのやり取りが非常にさらっとしている
・夜のペースが丁度いい。どちらかが早く終るとか、遅いとかがない

嫌いだったところ
・無趣味。強いて言うならパチンコ。それ以外の趣味が本当にない。
・目標に向けての行動が甘い
・なんやかんやで金銭的に困ったら実家にすがれる
・地頭はそこそこいいのに努力しない
・コミュ力低いから、基本聞き役だけどテンションあがると自分の話しかしなくなる。ただこれは男全般に言える普遍の問題ではある。
・コンテンツを時間かけてゆっくり楽しむという感覚がない。旅行行ってもサラッと流すし、自分が行った国の首都すら覚えていないことも多々ある
・好きとかかわいいとか言ってくれない。これは私の自分磨きのなさも問題だったと反省している
・人生の節目に立ち会ってくれない。タイミングが絶妙にあわない
・コミュ力ないから、私の知り合いを合わせると、相性悪いと本当に無愛想になる
・友達がいない。親友と呼べる人間すらいないのは、人として魅力ないのかと思ってしまう。
・共通の話題があるからなんとかなってるもので、あまり会話自体は盛り上がらないし、深いとこまで話せない。
・喧嘩したら黙るしどう考えているか話してくれない

うむ、何が好きかなんて説明するのは少し野暮なんじゃないか?何がダメだったかなんて、あとから見ると多少採点を甘くしたくなるもので。今の彼氏は好きなところが半分ほど被っているが、嫌いなところはほぼ被っていない。だからKの嫌だったところを補うように今の彼と付き合ったのだろう。

彼を散々苦しませたということは実感したが、かといってこの件について腹を割って話すというのも違う気がしている。嫌いなところにもあげたが、彼は自分の気持ちを伝えるのが苦手なんだろう。怒りや悲しみを突発的に表現するのがどうも苦手なんだと思う。その彼の特性を理解してあげようとしなかった私はなんて傲慢なんだろう。そして私が彼に思っていることを打ち明けて、謝罪でもしたとして、それは完全に自己満足オナニー謝罪である。

もう少し自分の罪深さと向き合いたい。無理にこの感情を消そうとせず、己の行いについてちゃんと向き合いたい。

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