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冬眠から目を覚ます

                                   朝、眠いから始まり夜眠いで終わるのが、人間だが一日中眠い人間は  どれのくらいいるのか。高校の時ヒドイ場合休日はほぼ午後の2時か1時に 起きるのが当たり前だった。それでも、夜の11時くらいには普通に    寝ていた。寝れない日はほぼなかったが、月曜には毎回寝すぎて体を痛めていた。

長い眠り

ロングスリーパーなのかと思ったが、受験生になるとそんな寝る時間は  そんなに確保出来なくなったため体調も崩しやすくなり授業中に意識を失うようなことに何度も見舞われ成績はもちろん落ちた。そんな状態で当然、意識なんてはっきりしている訳もない。

どうして寝てしまうのか理解が出来なかったため不安と苛立ちばかりで高校にはあまり楽しい思い出というものが皆無だった。

大学では開き直り短大のあまり偏差値は低いがそれなりに評判は良く、就職率も良いところに通い始めた時は心底選んで良かったと思うくらいに楽しく何より一人でいても億劫な行事イベントがないためぼっちでも普通に過ごせた。何より、授業の合間の休憩は自分で設定できるので寝ずにも済んだ。おかげで成績は優や良がほとんどだった。

そのため、精神的にも落ち着いたが、就職で更にトラウマが追いかけて来た説明会の時睡魔が襲いかかり説明会で張り切って前列をキープしたのに寝てしまった時はその会社を受けずに説明会だけで終わったのは一社ではない。

どこの会社が説明会ですら寝るような人を雇うのかということは言わずもがな。結局、それ以外のてんやわんやもあり卒業の時に就職はせずに一旦休んでも良いということで就職訓練でパソコンの勉強とタイピングを鍛えるため小説の創作を練ったりして、落ち着いた。

だが、その落ち着きもつかの間に訓練期間が終わりまた就職へと考えをする時に創作があまりに楽しかったが再び専門に通うことは奨学金の事もあり 断念し、そのままパソコンのDTPデザインの仕事を正社員の応募したが未経験を雇うほど暇じゃないと言われてそれを3社言われて1社は連絡すら来なかったため諦め事務職に就いた。

会社と居眠り

だが、その事務に就いた仕事でまたもや、意識を失うように寝てしまいしこたま怒られた。それ以来、その怒った派遣の人から当たり前であるが嫌われたため毎日このままどこかに逃げようかとすら何度も考えながら過ごした。

寝る理由が本当にわからずに病院を調べると精神科の文字。

今でもそういう病気には、会社は過剰に反応した。調べていくと自分は精神疾患の疑いがあると判った。面白い具合に当てはまったのだ。そこには突発的な睡眠障害もあり、意識が曖昧なこともこれに当てはまった。

だが、これを知るのは、改善してからだった。ちなみに今も治ってはいない薬も高いが補助を受けてしまうと精神病という扱いを受けてしまう。古い会社のためそんな理解は期待できないし、学生にはそういう援助はまだ発達してきた方だが社会人の理解は全然発達していない。

まだ、寒いが春が来た

会社の雑務のようなことをしているが正直言って駄目な扱いをされてからは気苦労が減った。思えば、変に昔から顔だけは真面目で知的だと思わやすく誤解を生み勝手に期待をされてきてしまった。その期待に応えようとした 自分も馬鹿である。変なプライドを捨てることが出来たため言い方が悪いが開き直ったことも大きい。これが周りから見たら駄目だと思われても身の丈を知れたのでプラスだと捉える。

そして、実は会社が逃げる方法正攻法、寿退社に目を付け痩せて綺麗になれば結婚できて働かずに済むのではないかと阿保な考えでダイエットを始めた。ちなみに寿退社はしてないどころか、相手すらいない。       だが、ダイエットを初めて意識の混濁が減ったと同時に、普通に7時間睡眠を摂っただけで調子が良くなった。

夜になると、会社が嫌で考えごとをして眠れずにいたので、       それが改善された。それを続けていくと、かなり突発的に睡魔は襲われる頻度は劇的に減った。これだけで長年の問題は少し解決出来た。

ちなみに、睡魔は今も襲ってくることが頻度は減ったとはいえあるが、生理前くらいにしか謙虚に表れるくらいにまで改善された。そうなるとストレスも減り少し自分のことで落ち着きが出てくるようになった。

これからの春

身の丈を知ったからと言ってこのまま現状維持で良いのかと。昔は創作が好きで勉強も興味のある分野もあったのに普通という言葉に囚われ過ぎてしまい出来て居なかった。そんなに才能があるとも思えずに趣味だけでも良いのではないかとさえ考えた。

ただでさえ、一度デザイナーの応募の時に痛い目を見た。        そんな時昔のドラマの女王の教室で「勉強はしたいときにするものだ」  という言葉を思い出した。今からでも遅くはない。

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