【本】西野 亮廣『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』:21世紀の「お金・情報・信用」のモデルを自ら実践している。
木曜日はお勧めの本を紹介しています。今回はこの本を取り上げます。
西野 亮廣『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』(主婦と生活社, 2016)
■要約
21世紀は情報化のおかげで、信用を蓄積することができるようになった。信用を蓄積できれば、マネタイズの時期を後ろにずらすことができる。そうするとまずおもしろいことを無料でやり、そのあとでマネタイズをすればいい。もし最初に資金が必要であれば、その信用を使ってクラウドファンディングを仕掛ることができる。信用の蓄積にはインターネットとSNSを活用する。そこでの議論や炎上はむしろ話題性・ニュース性の価値を上げる。その上でブレない方針を貫けば信用の蓄積となる。
■ポイント
西野亮廣さんの最新刊は『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』ですが、かさこさんが『魔法のコンパス』の方がいい、と書いていたので、これを先に読んでみました。
短めの記事が積み上げられていますが、そのひとつひとつが自分で発想し、自分で計画し、自分で実行したものなのでリアリティがあります。そうした行動の積み上げの中から、21世紀における「お金・情報・信用」の新しい捉え方が浮かび上がってきます。
これは私独自のモデルですが、本書の全体像をまとめるとこんな絵になるでしょう。
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