話す技術

【連載】みんなの前で話す技術(第2回):「これについて聞いてほしい!」ということがあれば話すのが楽しくなる

(金曜日は「みんなの前で話す技術」講座を連載しています)

前回はこの連載で「おとなの Show and Tell」をやっていきたいということを言いました。幼稚園の子供が Show and Tell をやっている様子は、YouTubeを検索して見ることができます。みんなすごく楽しそうに話していますね。なぜ楽しそうに話しているのかというと「このお人形について聞いてほしい!」「このオモチャのパトカーについて聞いてほしい!」という気持ちがあって、Show and Tell の時間にそれがかなえられるからなんだと思います。

「おとなの Show and Tell」でも同じことです。「これについて聞いてほしい!」という気持ちがまず最初にあります。そしてそれをみんなに聞いてもらう機会と時間があるわけです。そうするとみんなの前で話す機会がとても楽しいものになります。

私の講演や授業に参加してくれた方から、たまに聞かれることがあります。「先生はなんでそんなに楽しそうに話しているんですか?」と。ああそうなんだ。あまり気にしたことはなかったけれども、私が話しているときは楽しそうに見えるんだ。必ずしもいつも楽しく話しているわけではないですが、実際話していて楽しいなあと思うことはしばしばあります。

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