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ちはるのファーストコンタクト(2017年)

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2017年に書かれたマガジン「ちはるのファーストコンタクト」の記事をすべて収録しました。300本以上あります。
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2017年9月の記事一覧

【日本心理学会大会特集】心と態度の自己訓練としてのマインドフルネス瞑想。

日本心理学会第81回大会が、9月20〜22日に久留米市で開かれました。そこでのシンポジウムを聞いて仕入れた話題について私の考えを交えて、特集でお届けします。次のような話題を順番に取り上げていきます。  (1) 職場のストレスをどうするか  (2) ポジティブ感情の働き【省略】  (3) 生涯学 脳は老化しない  (4) 感情労働と感情制御研究  (5) 心の訓練としてのマインドフルネス瞑想  (6) 個性記述的パーソナリティ研究法としてのKellyのレプテスト(RCRT)

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【日本心理学会大会特集】対人援助職の専門性としての感情労働。

日本心理学会第81回大会が、9月20〜22日に久留米市で開かれました。そこでのシンポジウムを聞いて仕入れた話題について私の考えを交えて、特集でお届けします。次のような話題を順番に取り上げていきます。  (1) 職場のストレスをどうするか  (2) ポジティブ感情の働き【省略】  (3) 生涯学 脳は老化しない  (4) 感情労働と感情制御研究  (5) 心の訓練としてのマインドフルネス瞑想  (6) 個性記述的パーソナリティ研究法としてのKellyのレプテスト(RCRT)

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【号外日記】全国にたくさんの稲門の仲間がいることに改めて気づかされました。

「ちはるのファーストコンタクト」をご愛読いただきまして、ありがとうございます。その感謝の気持ちを込めて定期購読者が増えるたびに「号外日記」を書いています。では、どうぞ。 久留米での日本心理学会のあとは、 羽田に戻って、 再びそこから倉吉に行ってきました。 早稲田大学の「地域交流フォーラム」で アドラー心理学の講演をするためです。 地域交流フォーラムというのは、 在学生の父母の皆様をはじめ、校友・稲門会、本学への進学希望者等へのサービス向上を図り、各地域の方々に本学をよ

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【日本心理学会大会特集】生涯学の視点で人間の発達と老化を考える。脳は老化しない。

日本心理学会第81回大会が、9月20〜22日に久留米市で開かれました。そこでのシンポジウムを聞いて仕入れた話題について私の考えを交えて、特集でお届けします。次のような話題を順番に取り上げていきます。  (1) 職場のストレスをどうするか  (2) ポジティブ感情の働き【省略】  (3) 生涯学 脳は老化しない  (4) 感情労働と感情制御研究  (5) 心の訓練としてのマインドフルネス瞑想  (6) 個性記述的パーソナリティ研究法としてのKellyのレプテスト(RCRT)

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【日本心理学会大会特集】職場のストレスに対して、自分の仕事をポジティブな側面からケアすることが必要。

日本心理学会第81回大会が、9月20〜22日に久留米市で開かれました。そこでのシンポジウムを聞いて仕入れた話題について私の考えを交えて、特集でお届けします。次のような話題を順番に取り上げていきます。  (1) 職場のストレスをどうするか  (2) ポジティブ感情の働き  (3) 生涯学 脳は老化しない  (4) 感情労働と感情制御研究  (5) 心の訓練としてのマインドフルネス瞑想  (6) 個性記述的パーソナリティ研究法としてのKellyのレプテスト(RCRT) 今回は「

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【号外日記】学会参加は勉強の時間。

「ちはるのファーストコンタクト」をご愛読いただきまして、ありがとうございます。その感謝の気持ちを込めて定期購読者が増えるたびに「号外日記」を書いています。では、どうぞ。 久留米での日本心理学会大会に参加中です。 私にとって学会の期間は勉強の時間です。 特に大きな学会であれば、 自分の研究的関心の外側に接している話を聞く 機会がたくさんあります。 何かを知ろうとして人の話を聞くのは 必ずしも効率の良いものではありませんが、 自分が詳しくない領域の話を強制的に聞くのは 全体像

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50年前に提唱されたPSI(個別化教授システム)が現代の教育を改革する。

火曜日は「教えること/学ぶこと」のトピックで書いています。ここしばらくは、授業や研修の設計と実施について書いています。 前回は、新しい知識を仕入れるという視点からは「講師の話を聞く」という方法はあまり効率の良い方法ではないことを書きました。もちろんその話が最先端の情報であれば、話を聞く以外の方法はありません。しかし、そうでない場合は、話のスピードが自分に最適なものでない限り、効率は落ちてしまいます。 新しい知識を自分にあったスピードで、しかも完全に理解する方法があれば良い

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怒り感情が起きたら、それをやり過ごしたあと何か問題なのかを考えるトレーニングをする。(感情論#08【最終回】)

月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。ここしばらくは「感情」についての連載をしています。今回は「感情」の最終回です。 前回までに、おもに、怒りや不安、後悔というようなネガティブ感情を中心として、アドラー心理学の立場から見てきました。これまでの内容をまとめてみると以下のようになります。 ・感情は、感情(emotion)と情動(affect)に分類できる。情動は、特定の対象に対して短時間しか持続しないのに対して、感情は対象を特定しないで長時間持続するという特徴がある

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【お題拝借】私の人生時計。

日曜日は皆様からの質問やテーマをいただいて「お題拝借」で書いています。今日は質問がないので、フリーテーマで書きます。

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【号外日記】早稲田大学eスクール入学から博士号取得までの10年。

「ちはるのファーストコンタクト」をご愛読いただきまして、ありがとうございます。その感謝の気持ちを込めて定期購読者が増えるたびに「号外日記」を書いています。では、どうぞ。 私のゼミから2人が博士号を取得しました。 杉浦真由美さんと渡邉文枝さんです。 今日は、大隈講堂でその授与式が行われました。 九月の式典は、出席者の過半数が留学生で、 大隈講堂の前は国際的な雰囲気でいっぱいです。 日本で一番多くの留学生を抱えている 早稲田大学ならではの光景です。 今回、博士号を取得した2

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【注目記事】本当に学ぶべき対象は2位や3位

土曜日は「注目記事とヒント」を書いています。Facebookでシェアした記事を取り上げて感想やコメントを書きます。 43 本当に学ぶべき対象は2位や3位。すなわち最高のパフォーマンスを示した人物は、しばしば最も運に恵まれた人物であるということだ。彼らは富める者がさらに富めるダイナミクスの恩恵を受け、最初の幸運を増進させることができた人たちだ。一方、成功者は自分の成功が運によるものだとは認めたがらない。彼らを取り巻く人たちもそうだ。その結果、類まれな成功物語ばかりが注目を集め

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【号外日記】読者は自分が読みたいものをまだ知らない。

「ちはるのファーストコンタクト」をご愛読いただきまして、ありがとうございます。その感謝の気持ちを込めて定期購読者が増えるたびに「号外日記」を書いています。では、どうぞ。 次に書こうとしている本の内容について 出版社の人と打ち合わせをしてきました。 ここ何年かは 毎年のように本を書いていますが、 こんな頻度で本を書くことになろうとは まったく思っていませんでした。 それほど 最初の本を書くことがしんどかった という思いがあります。 こんなにしんどい仕事なら 一生のうちそう

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【号外日記】コツは「それ以外のことをしないこと」。

「ちはるのファーストコンタクト」をご愛読いただきまして、ありがとうございます。その感謝の気持ちを込めて定期購読者が増えるたびに「号外日記」を書いています。では、どうぞ。 「まだ完成させる時期じゃない」 「まだ調べることがある」 「まだデータが足りない」 「まだ論文や本を読み足りない」 いろいろ「言い訳」はあるだろうけど 勇気を持って完成させることが大事だ。 コツは 「それ以外のことをしないこと」。 完成させようと決めたなら それ以外のことはなんであっても しないことだ

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【本】R. レイヤード、D. M. クラーク『心理療法がひらく未来-エビデンスにもとづく幸福改革』:心理療法を通じて幸せな社会を実現するための指針を提示する。

木曜日はお勧めの本を紹介しています。今回はこの本を取り上げます。 R. レイヤード、D. M. クラーク『心理療法がひらく未来-エビデンスにもとづく幸福改革』(ちとせプレス, 2017) ■要約身体の疾患は目に見えるが、うつ病や不安障害といった精神疾患は他人の目に見えない。西ヨーロッパ諸国での疾病負荷の38%は精神疾患によるものだ。このように大きな部分を占める精神疾患だが、「隠すべき」というスティグマ(偏見)によって、多くの場合治療されていない。イギリス政府に心理療法ア

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