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2017年8月の記事一覧
怒り感情は「今目の前で起きていることについて何か問題がある」ということを知らせるために自分が起動するのです。(感情論#07)
月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。ここしばらくは「感情」についての連載をしています。 前回は、過去の出来事に対して起動する「後悔」という感情を取り上げました。 後悔感情は、アクティブ(能動的)傾向の人であれば、「あのときこうしておけば良かった」と考えて、自分がその行動を取らなかったことを悔やみます。これが強くなると、自分の思う通りにしてくれなかった他者を怨んだり、行動できなかった自分を「怨む」という感情に変わります。 一方、パッシブ(受動的)傾向の人であれ
【号外日記】大人は勉強したがっている。[アドラー]を学んで自分の何かが変わったということ。「お人柄」の効果は強力だ。
「ちはるのファーストコンタクト」をご愛読いただきまして、ありがとうございます。その感謝の気持ちを込めて定期購読者が増えるたびに「号外日記」を書いています。では、どうぞ。 夏のアドラーフェストがぶじ終了しました。 50人近くの人に参加していただき、盛況でした。 土曜日の午後の3時間半という長さも ちょうどよかったですし、 講演(自分ですが)も研究発表もよかったし、 参加者が一体となる感じもよかったです。 最後に参加者同士でグループを組んで、 「この会で学んだこと、おもしろ
【注目記事】子育てに関するエビデンス/「タイムイン」という方法/社会人向けオンラインのマスターコースの鍵/書くことで得られるたくさんの効果
土曜日は「注目記事とヒント」を書いています。Facebookでシェアした記事を取り上げて感想やコメントを書きます。 37 子育てに関するエビデンス1. 過保護な親は子どもをうつに追い込む 2. 子どもをガミガミ叱っても、火に油を注ぐだけ 3. 規則正しい睡眠時間で賢い子に 4. 運動の習慣がある子どもは学校の成績も優秀 5. 兄弟の性格はそれほど似ていない https://www.lifehacker.jp/2017/08/170815_child_rearing.htm
【連載】オトナの研究(第11回):すでに確立した理論が自分の現場においても適用可能なのかということを検証するところからスタートする。
金曜日は「オトナの研究」のテーマで連載しています。フツウの大人が「研究」のようなことを始めると、オトナの人生は楽しく、意味のあるものになるかもしれません。そんなオトナの研究を始めるための連載です。 前回は、Google Scholar で先行研究の調査をして、関係のありそうな論文を探して、その論文を読むことについて書きました。学術論文には共通の形式がありますので、それを把握していれば、読むのは難しくありません。もし難しく感じるとすれば、それは自分にその知識がないだけの話です
【号外日記】自分が文章を書くときになって初めて自分が何も知らないということに気づくのです。勉強はそこから始まります。
「ちはるのファーストコンタクト」をご愛読いただきまして、ありがとうございます。その感謝の気持ちを込めて定期購読者が増えるたびに「号外日記」を書いています。では、どうぞ。 noteの記事は、出張中と午前中からの仕事が入っているときを除いて毎日書くようにしています。書きだめをしていないので、午前中の時間が取れないときはきっぱりと書かないようにしています。 「それにしても毎日書くのは大変じゃないですか」とよく言われます。確かに大変です。「ああ、今日は書けない」という日もあります
【本】八巻秀、深沢孝之、鈴木義也『臨床アドラー心理学のすすめ』:心理臨床にアドラー心理学をどう活かしていくかのパースペクティブを与えてくれる。
木曜日はお勧めの本を紹介しています。今回はこの本を取り上げます。 八巻秀、深沢孝之、鈴木義也『臨床アドラー心理学のすすめ』(遠見書房, 2017) https://www.amazon.co.jp/dp/4866160330?tag=chiharunosite-22 ■要約臨床心理学としてのアドラー心理学をどのように活かしていくかについてのパースペクティブを与えてくれる本。ものの見方、関わり方、見立て、介入、連携のそれぞれの視点からアドラー心理学を導入するとどのようにな