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遊戯王近況報告 ~植林活動始めました~

はじめに

去年から遊戯王のフリー対戦オフ会がご時世的にめっきり減ってしまったため、全体的に個人の遊戯王情報発信が以前より減ったかなぁと感じています。
私自身も特定の人とはたまに遊んでいるのですが、オフ会前後の「こんなデッキでいきます!!!」「こんなレシピでした!○○さん対戦ありがとうございます!!」などのオフ会に参加していたであろう(+参加していなくてもそのオフ会の主催周りを認識している層)不特定多数に向けての情報発信をやらなくなって久しいなと思いました。
最近はアイマス関連のことしか発信してないような気がしますが、遊戯王はいまだにやっていますしなんだかんだ新しいデッキも組んだりして遊んではいます。
とりわけ最近はある1枚のカードに執着してデッキを組んでいますので、近況報告として本記事を作成しました。

最近意識して使っているカード

これは記事のサムネにもありますが「聖天樹の大母神(サンアバロン・ドリュアトランティエ)」になります。
このカードは「選ばれし力、ここに集結!拡がる戦略で、決闘に挑め!!」のキャッチコピーで発売された特別パック「SELECTION 10」に収録されている新規テーマ、「サンアバロン」の切り札的カードになります。
リスト発表当時は「メインデッキのカードやる気あるの…?」「EX多すぎ」「収録枠潰し」「新規が1枚だけのテーマに謝れ」と非常に大反響の声が多く、私自身も出張して組み込めるようなカードが好みなので、収録枚数の多い新規テーマは様子見かなと思っていたのですが、このカードだけは他とは違っていました。

card100218474_1 - コピー

聖天樹の大母神(サンアバロン・ドリュアトランティエ)
リンク4/地属性/植物族
攻撃力0

リンク召喚条件:リンクモンスター2体以上
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「サンアバロン」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
②:このカードは相手の効果では破壊されず、攻撃対象にされない(この効果が適用されたモンスターしか自分フィールドに存在しない状態での相手の攻撃は自分への直接攻撃になる)。
③:1ターンに1度、このカードのリンク先の自分のリンクモンスター1体をリリースして発動できる。そのリンクマーカーの数まで、相手フィールドのカードを選んで破壊する。


こいつ、サンアバロン以外でも使える!!!


理由は後述しますが、テーマから独立可能なカードで久々にわくわくしたのと、個人的に大きい樹には思い入れがあったりするので使いこなしてみたいなーと思い、逃げないために発売日に張り切ってシークレットレアを購入しました。

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シークレットのつぶつぶが桜吹雪のように見えてベストマッチ

このカードを使うための課題

そもそもの話として「純サンアバロン以外で使ってみよう」が主題なので、サンアバロン以外だとどうすれば使えるようになるのかなを考えてみます。

ポイント1 重いリンク召喚素材

他のサンアバロンがメインの植物を素材にする中、リンクモンスターのみを要求してきます。これのお陰で植物0のデッキにも採用できるのですが、踏み台として最低でもリンク2を2体は用意しないといけなくなります。1ターンで並べるほどの展開力、あるいは下準備に使ったリンクを蘇生するなどしないとすぐに召喚できません。

ポイント2 相手ターンに動ける手段が1回だけ

①の効果でサーチできるカードは2021/2/8現在「聖天樹の開花」1枚のみです。効果は以下のとおり

聖天樹の開花(サンアバロン・ブルーミング)
永続罠

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードの発動時の効果処理として、自分フィールドにリンク4以上の植物族リンクモンスターが存在する場合、相手フィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化される。②:自分の植物族リンクモンスターが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、そのリンク先のモンスターの攻撃力の合計分アップする。

サーチすれば効果発動の全ての条件が整うため、実質「聖天樹の大母神」の効果外テキストになります。
1回だけ盤面のモンスター効果を永続で無効にしてくれますが、後続は止められないので使いどころが難しいです。しかも発動時にチェーンで植物リンクが消えると無効化出来ない依存度。やばい。

ポイント3 プレイヤーを守ってはくれない

「聖天樹の開花」の②の効果で攻撃力を上げて殴る!が基本の動きなのですが、他にモンスターがいないと攻撃力0の木が鎮座し、自身の②の効果でプレイヤーを一切守ってくれません。強力ではないですが破壊耐性を持っているので、放置されてダイレクトアタックをされることもしばしばです。

ポイント4 効果を発動するためのコスト確保

ポイント1で述べましたが、リンク召喚をするのに最低でもリンクモンスターが2体必要なのにも関わらず、③の効果で更にコストにリンクモンスターを追加で要求してきます。即座に効果を使うためのハードルが高いです。対象を取らない破壊と強い効果なのですが、旨みを感じるためにはリンク2以上をコストにして効果を使いたいところ。

実際に使っているデッキ

そんな課題を多く抱えるカードですが、私自身が最近使っているデッキを例に使い方を考えてみました。
デッキの内容全部は長くなってしまうので、この記事では「聖天樹の大母神」周りの事のみに絞ります。

ケース1 サンアバロンのようなもの

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最初はテーマの動きだとどんなだろうと思っていたら「アロマセラフィ-ジャスミン」から動いた方が強いわとなってしまった半分失敗なデッキです。終盤でリンク2を作りながら「恵みの風」「アロマセラフィ-ジャスミン」を蘇生して作ったり破壊コストにしたり。
「スピリットバリア」があると攻撃を全て防ぐ事が発見できたのが大きいです。ライフが勝ってると木じゃなくても「アロマセラフィ-ジャスミン」でも同じことが出来ますが。

ケース2 初動で植林

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じゃぁとっとと出して妨害を有効に使おうと考えたデッキ。
「鉄獣戦線 ケラス」+ビースト系統2体(片方が鉄獣戦線なら尚良し)で「鉄獣戦線 徒花のフェリジット」「鉄獣戦線 塊撃のベアブルム」を作り、そのまま「聖天樹の大母神」を出します。
「鉄獣戦線 塊撃のベアブルム」の効果で「鉄獣の抗戦」をサーチし、③効果の発動コストも賄います。
また「氷結界の虎王 ドゥローレン」も出せるようにしているので「聖天樹の開花」をバウンスして何度も使えるようにしたりと、色々試行錯誤しました。

ケース3 リソースお化けに混ぜてみる

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最後に既存のデッキに混ぜてみたケース。
元々「クロシープ」が維持しやすく、「シャドール・ネフィリム」がサイクルで蘇生でき、「彼岸の悪鬼 ガトルホッグ」「彼岸の旅人 ダンテ」のコンボ等でモンスターが横並びになり易いのでポンと出せる感じでした。
後ろに並ぶモンスターも高火力が多いので容易に攻撃力が上がり、出張としては最良の形でした。しかし逆にこれぐらいのシステムが無いと軽い気持ちで使えないんだなと改めて実感しました。
「聖天樹の開花」を使ったあとに「エルシャドール・アプカローネ」を出してもう一回無効を投げるのがとても気持ちいい。

おわりに

ここまで読んでくださりありがとうございました。
内容としては「ちゃんと遊戯王やってはいますよ」ぐらいなのですが、一つのカードに対してある程度まとまった内容になりそうだったので記事にさせていただきました。
「実際に使っているデッキ」の項で紹介しているデッキは後日詳細な記事を作成するかもしれません。

色々と使うのが難しいカードですが、だからこそどう上手く使ってやろうかで少し燃えているので、しばらくは他のデッキでも使えそうなら考えたりするかもしれません。
サンアバロン全体はテーマ色が強いけど、「聖天樹の大母神」に関しては面白いと思っているのでみんなも是非使いましょう。みんなの集合知が欲しいです。

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