記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

最後の青木崇高の顔_蛇の道

が、全てかっ攫っていった作品だった。

#ネタバレ
はあると思うのですが、1998年版のこともありますしそんな大したことは書いていません。

蛇の道はタイトルは知っていて黒沢清が監督ということも知っていたけどストーリーも出演者も知らない作品でした。
ただ、面白い映画とだけ知っていた程度。
だから、柴咲コウ主演、なんか結構有名な役者さんたちが、黒沢清監督で?え?なんで?

観よう!ってなったけど、これ、こないだの異人たちみたいになりそうだなと思って躊躇。

↑ 日本版を雑に予習したため、ストーリーの面白味も日本版や原作との違いを楽しむことが出来なかった後悔の1本。

封切り日に尊敬するフォロワーさんの「3度寝た」情報を得、その後「オリジナルを頭に入れず観た方が良い」とのアドバイスを頂き、頭空っぽにして劇場に向かった。


結果98年版の情報脳内情報皆無で観て良かったですね。

柴咲コウのフランス語が上手だったのかは私には判断つかないけど、それにミステリアスで表情が無い役で、うーん柴咲コウ勿体無い!!ってなっちゃいましてね。
確かに合うよ。柴咲コウのイメージと新島小夜子。
復讐を隠しながら遂行していくには、あのフラットすぎる表情や機械のような動きは必要なものなのかもしれないし、終盤にかけての「こいつやっぱヤバいやつじゃん」感
唯一少し気の抜けた(フリをする)警察官とのシーンでちょっと余力が見えるんだけど
あー!私が言うのもおこがましくて気が引けるけど、フランス語習得に力を使い果たした感が否めないのよ!!

(前回の あんのこと で「日本映画は日本人俳優の演技を観に行く感じが嫌」とか書いてる癖に・・)

ダミアンボナールのブレブレな感情はどうなっちゃうんだよーーってワナワナしたし
マチューアマルリックは終始コミカルで死体すら面白かったし
スリマヌダジ演じるクリスチャンとのシーンは良かったな。そら強いやつもいるがな。ってね。

いやああでも最後の青木崇高の表情が全てでしょう。
全ての演者はこの前座ですよ。ずっとこの表情までの序章を観てただけですわ。ってなった。

そして98年版がめちゃ気になるわけです。
鑑賞後調べると出てこないキャラもいるし、蜘蛛の瞳も気になってきました

この柴咲コウさん、お褒めの言葉を頂いて嬉しかった。


::余談::

スクリーンが暗くなって本編始まる頃から年季の入った老夫婦が入ってこられ、席がわからないらしく背後をうろうろ、私の真後ろに座った後は何かビニールのものをバサバサ動かしており、しばらくしたら寝息を立てて眠って銃声でびっくりして私の席を数回蹴り、エンドロール中に席を立とうと私の席の背もたれを掴むも私の髪の毛を思いっきり掴んで引っ引っ張られた(なんも声かけられず。)
とにかく明るいうちにスクリーンに入って欲しいし明るくなってから席を立って欲しい・・。危ないから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?