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WISC-V 凹を発見!

こんにちは。
今日は息子のWISC-Vの結果について書きたいと思います。
いきなり!?!? と思われた方はこちらをまずはお読みいただけると幸いです。

受検した時、息子は7歳になったばかりでした。
まず、全検査IQは90点、この値は知的発達水準を表し「平均の下~平均」の域だそうです。ここはあまりポイントではありません。
前回の記事にも書きましたが、WISC検査は
「言語理解」「知覚推理」「処理速度」「ワーキングメモリー」
の4つの指標があり、その指標の得点間に差がみられる(つまり凸凹がある)、ということが分かりました。むしろ、こちらがポイントです。

「言語理解」「知覚推理」は99、98という値ですが、
「処理速度」「ワーキングメモリー」は83、82という値で、
最も苦手だったのは聴覚情報の記憶を一時的に記憶・処理すること(聴覚的ワーキングメモリー)、つまり聞きながら理解して、その内容を覚えるというのが一番苦手ということだそうです。
そして、頭の中で言葉を組み立てて文章を考えたり、それをまとめて話したりすることも得意ではない。
また、視覚情報を素早く処理することも苦手で、「見て書き写す」など「書く」作業をともなうと、その特徴が顕著に表れる。まさにビンゴでした。

「小1の男子なんて、そんなもんでしょう。」
と思っていた私は、この客観的な結果に少しショックを受けていました。
なぜなら、
凹にあたる部分は、努力でどうにかなる、といったものではない
と聞いたからです。
でも、それと同時に、受けて良かった!と心から思いました。なぜなら、彼の特性が分かることで、より適切な対応ができる、と思ったから。

検査結果には具体的な対処法について書かれていました。
・指示や説明はスモールステップに分ける。
・記憶を助けるために、視覚的な手掛かりで補う。
・書く時間を十分に確保し、量だけでなく質も評価する。
・ダメ出ししない。穏やかな声で伝える。

などなど。

そう、凹んでいる部分をどうにかしようとせず、特性だと受け入れて、周りが対応(配慮)する。

ということで、以下の行動を起こしました。
・ホワイトボードを購入。プロセスを書いたり、宿題を書いたりするのに使う。
・指示も短めに。言うだけでは不安な時は、ホワイトボードに書く。
・学校の漢字の宿題の量を減らしてもらうよう、担任の先生に交渉。 

でもこの時点でも、まだADHD(ADD)だと診断されたわけではありません。

特別支援教育課(就学前教育支援センター内)では「診断」は出せません。検査の結果を見て、今後どういった支援をしていくべきか、どういった区の支援が受けられるかなどのご相談をしていくこととなります。
                     (杉並区公式HPから抜粋)

上記は杉並の例ですが、私の住んでいる区でも同じような対応でした。
それでも、WISC検査はもし受ける機会があるのであれば、受けることを個人的にはお勧めします。

長くなったので視機能検査についてはまた次回に書きますね。

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