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イヤーマフ

学校の廊下はよく声が響く

大きな音や声が苦手になってしまった次男は
休み時間にワーワー(^O^)言いながら
男の子が走っていたり
わざと叫ぶ子がいたりすると

とてもびっくりしてしまう
やっとの思いで付き添い登校にこぎつけても
わー!とひと声
廊下で叫ぶ子に出くわしただけで

ひいっ(⊙ˍ⊙)びっくりした!もう帰る(Т^Т)

レクリエーションや
帰りの会の後の全員じゃんけん

みんな楽しんでいて勝った子達が一斉に
きゃーーーー"(ノ*>∀<)ノ

:(´◦ω◦`):

★歩道を歩いていて 横をトラックが走り
荷台がガタガタ
★段差に置いてある鉄のスロープ?の片側を踏んで
ガタン!!
★救急車のサイレン
★工事現場

緊張と不安の中の登校だったので
尚更 音に敏感に ビクビクして 飛び上がって驚いて

帰りたい…

初めはイヤーマフを付けるのを嫌がっていました

それなりの締めつけ感
疲れた時に机に突っ伏したいのに邪魔

なかなか着けてくれず
苦労して校内に入っても
叫び声ひとつでもう心が折れてしまいます

誰かの親がいるなと思うと
構って欲しいのか  気を引きたいのか
わざと叫びながら横を通る子がいたりして
本当に困っていました

結局 入学してから学校でイヤーマフを使うまでに
至らないまま不登校になったのですが

外を歩くことすら嫌がっていた長男とは違い
次男は私と一緒ならある程度 出掛けられた

ひとりで行けていた習い事でも
離れられなくなってしまってはいたけど

一緒になら 遊びにでも
施設の見学にでも 行くことはできた

なので 普段 ただ買い物に行くような時に

車がガタガタ言うかもしれないからつけてみる?


ピリピリしていない時に 声をかけてみるようにした

いらなーーい

暫くはそんな感じだったけど
その内  本当にトラックが
派手にガタガタして通って行ったときに

ダメ元で

また来るかもしれないから付けときなー
うん

1度外で付けてみてしまえば
そりゃあもう 快適なようです

そんな次男の

イヤーマフたちを紹介したいと思います
こちらでも載せています

1代目イヤーマフは

EZARC 防音イヤーマフ 遮音値 SNR30dB 

軽めだけど
中身のいっぱい詰まった大きめサイズの
次男の頭には少しキツかった

幼児か小顔向けかな?と言う印象


大本命の2代目は

調整可能といっても どの商品の場合でも 
頭頂部が余るだけで
締めつけ感は別だったので 
2つ目の購入はちょっと賭けだった

耳当ての部分が1代目より分厚く ゴツめ

その代わり 締めつけ感がマシだった!
これを気に入って使ってくれるようになった

しばらくの休息のあと

放課後デイサービスに通い始めた時にも
イヤーマフを持たせて連れて行きました

初めはやっぱり同じで
大きな声に驚くと 次男も怒って泣き 帰りたいと言う

だけど そこは 放課後デイサービス

支援施設なので
知識と経験のあるスタッフの方々がいる

叫んだ子にも上手く注意をするので
それを見た次男は
腹立たしさが少しは収まるようだった

入室した途端に 声に驚く事もあり
教室に入る前から 自分で着けるようになった

大きい声がして驚いたらイヤーマフ
そしたら大丈夫

そう思えるようになると
活動にも少しづつ参加できるようになりました

その後 適応指導教室にも通えるようになると
今度はイヤーマフをロッカーに
忘れてくるようになった

適応指導教室は割と静かな場所なので
使わずに ロッカーへポイッとやってしまう

そして鞄だけ持って帰ってくるのだ

放課後デイサービスは賑やかなので
これは困ると思って 予備を買った

イヤーマフに慣れていたので 予備ということもあり

お値段重視の3代目

[リスラ] イヤーマフ 防音 子供用 遮音 男女兼用 メンズ レディース キッズ 学生 騒音対策 LC-EM3 ルカディア LUCADIA 

これは1代目と似たような使い心地だったけど

慣れてから 自分が今イヤーマフが必要!
と思える状況なら 難なく付けていた

締めつけも 前みたいには嫌がらなかった

2代目だけ数あるイヤーマフで
中間位のお値段だったので迷ったけど
結果 次男には合っていたので良かった

段々 学校の廊下も歩けるようになり
教室を覗いてみる事も
できるようになったのは良いが

それに付き添う私も  子供たちの高い声には
なんとも言えず パワーゲージを削られる感があった

クラスのレクリエーションに1時間付き添うと
帰宅してから どっと疲れてしまっていた

さすがにイヤーマフを付けるには気まずいので
耳栓タイプで 会話は拾えるようなものを探した

Loop Experience Plus イヤプラグ - ノイズ リダクション (SNR) 18デシベルのプレミアム耳栓. 

子育て中の親御さんに……という表記を見て  

あ~長男のイヤイヤ期が壮絶だった時に
あったら使っていたのにな~   と
自分の無知さにがっかりした

大人がしていると まだまだ世の中的には
イヤホンで音楽を聴いているように
見えてしまうと思う

普段は通りすがりに何と思われようと
気にしないけれど

校内で使う時は
私も子供の声がうるさいんです
と言うには 何だか
保護者がそんなこと言って 冷たいようで
勇気がでない

次男もイヤーマフ姿を見た子に

ヘッドホンなんてそんなのダメなのにぃー
と言われることもある

低学年やクラスの子は シンプルな疑問としてだけど

なんでヘッドホンしてるの?なんか流れてるの?

音楽じゃなくて、大きな音が怖いから耳を塞いでるんだよー


こんな感じで どうしても目立っている

何それ?と言われる気まずさよりも
自分の快適を優先できた事は

次男にとって とても大きな1歩だったし
それによって かなりできることが増えた

自分には必要なんだ と堂々とイヤーマフを付け
廊下を歩く次男の横で

私は髪を下ろして耳元を隠している

イヤーマフと耳栓も
眼鏡くらい当たり前になっていったらいいな

次男の困り事解決の為の知識だったけど
今  道でヘッドホンをした大人を見掛けると

お?仲間か? いや、ヘッドホンか?

と 多くの人とはきっと逆の見方をしている

子供たちのおかげで 視野が広がった

単に
知っているか 知らないか
それだけで 見え方が全然違うから不思議だ

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