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BS11 映画枠の終了とNHK BSプレミアムで日活映画の多数放送の話

こんばんは。

今回は2大トピック❶BS11の話❷NHK BSプレミアムの話を。

※毎回、視聴可能な作品を紹介していますが、今回は視聴困難な作品が多数含まれます。

それではスタート!

BS11で60年代映画の放送がなくなった話からドリフ映画の話へ

9月でBS11の「火曜シネマ 昭和喜劇シリーズ」の枠がなくなりました。

火曜のよる7時から9時までは60年代の喜劇シリーズを放送していた枠でした。

10月からは、月曜日から金曜日まで夜は「鬼平犯科帳」が放送されています。

11月も鬼平犯科帳の続きが始まって、今のところ、昔の映画を放送する予定はないそうです。

例えば、↓こんな作品が火曜シネマで放送されていました。

(未DVD化作品。Aプロダクションによるアニメーション、コミカルな衣装などヴィジュアル的な見どころがある作品)

※Aプロダクションは現在の「シンエイ動画

また、水曜よる7時から9時まで、「火曜シネマ」と同じく昔の喜劇映画を放送する、「水曜シネマ」という枠も一時期ありました。

これらの映画枠の終了によって無料のBSで60年代の日本映画を観る貴重な機会が失われました。

松竹ドリフ映画を一挙放送した功績

BS11の大きな功績は、なんといっても、視聴困難だったドリフターズの映画シリーズを放送したことでしょう。

(データベース上は、下の画像左のアグネス・チャン唯一の映画出演)

(以前、紹介しましたが、岩下志麻の衣装は鳥居ユキが担当)

ドリフターズの映画は松竹で16本、東宝で5本作られましたが、BS11では松竹のドリフ映画を15本を放送(11.4更新 14本と誤表記していたので訂正。失礼いたしました。)
DVD化が一度もされていないので、BS11で初めて観る人がほとんどだったと思います。

若き日のドリフターズの姿ももちろん貴重ですが、共演した歌手や街並みやちょっとした小物など貴重な映像資料でした。

(前に紹介しましたが、60年代はレースイベントブームでしたが、レースイベントのプリントTシャツを着ているのを発見したこともありました。)

しかしながら、BS11でも東宝系のドリフ映画は放送されませんでした。5本とも60年代の作品(67-69年)。

こちらも貴重な映像資料であることは間違いありません。

ここにも、ヴィジュアル的にも貴重なものがおさめられているのではとにらんでいます。

映画枠はなくなってしまいましたが、私は今でもBS11に東宝のドリフ映画をリクエストし続けています。

視聴困難なシリーズでありますし、ドリフターズもお笑い史に今も燦然と輝くグループ。
映画の専門チャンネルではなく、無料のBSで実現してほしいところです。

BS プレミアムで日活映画を多数放送!

残念なニュースのあとには明るいニュースを。

今月に3作品、来月に6作品!、NHK BSプレミアムで1950-60年代の日活の映画作品が放送されます。

NHK BSならかなり観るハードルが下がるのでこの機会にご覧頂けると60's好きとして幸いです。
中でもヴィジュアル的におすすめなのが以前、紹介した「若草物語」(1964)

芦川いづみ、浅丘ルリ子、吉永小百合、和泉雅子の豪華女優陣による青春映画。
お正月映画として制作されたのでこの顔ぶれが実現したのでしょう。


(↓放送日時など概要)

4大女優の衣装が黒、赤、水色、黄色と4色に分かれているのがキュートです。

ヴィジュアル関係ないなら「若い人」(1962)。
石原裕次郎演じる若手教師と吉永小百合演じる女子高生の青春ストーリー。

(↓放送日時など概要)

相変わらず吉永小百合のキャラが最高で、惚れます。

太陽の季節」(1956)、「嵐を呼ぶ男」(1957)、「あいつと私」(1961)も有名ですが、BSプレミアムで何度も放送されているので余裕のある方は。

何作も観るのは大変ですし、1つ観てもらえるかどうかだと思うので。

▪️「太陽の季節」(1956)

(白黒作品。太陽族という当時の不良ファッションも知れる有名作品。↓概要)

▪️「嵐を呼ぶ男」(1957)


(↓概要)

▪️「あいつと私」(1961)

(↓概要)

まとめ

情報量が多かったので最後にまとめます。

✔︎60年代の喜劇映画を放送してきたBS11が映画枠を終了。60年代の映画に無料BSで触れられる貴重な機会がなくなった

✔︎BS11で、視聴困難だった松竹の「ドリフターズ」主演の映画シリーズを放送した功績は大きい

✔︎一方、東宝のドリフ映画5本は放送されなかった。全て60年代の作品で貴重な映像資料。放送が待たれる

✔︎今月と来月、NHK BSプレミアムで50-60年代の日活映画が多数放送される

✔︎個人的おすすめはヴィジュアル的には「若草物語」(1964)、あまり放送される機会がない「若い人」(1962)

✔︎「太陽の季節」(1956)、「嵐を呼ぶ男」(1957)、「あいつと私」(1961)は有名だが、色々な方法で視聴可能なので余裕のある方は

視聴困難で思い出しましたが、「砂の上の植物群」(1964)もDVDが発売延期になって5年。
早く発売してほしい。

(「禁断の倒錯性愛編」ということですが、NHKのBSプレミアムで放送されたこともあり、アートっぽい作品という話も。)

次回から、また映画のヴィジュアルを紹介する通常の内容に戻ります。

ではまた次の更新で。

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