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【SDGs大作戦! 1】 子どもとワークショップ〜貧困について

SDGsを子ども目線で考える『SDGs こども デザイン』。
私には小学生になる二人の息子がいるのですが、授業でもSDGsを取り上げているとの事、「ちょっと難しくてわからない所もある、、、」という息子達の発言が、このテーマにしようと思ったそもそものきっかけでした。子どもにもわかりやすくSDGsの事を伝えたい、そんな思いで始めたのでした。

ある週末、そんな二人の息子に「SDGsついて一緒に考えてみない?」と声をかけました。嫌がるかと思いきや、以外にも「いいよ!」との二つ返事。
こうして我が家では、SDGsそれぞれの目標についてどんな解決策があるか、などアイデアや意見を出し合うミニワークショプが週末限定で始まりました。名付けて『SDGs大作戦!』

毎回一つの目標に対して、子どもと一緒に考えていきます。まず一回目のテーマは目標1の「貧困をなくそう」についてです。

作戦テーマ 
 「貧困をなくすために、自分たちにできることは?」

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〈ワークショップの流れ〉
1.貧困について説明

2.貧困をなくすためのアイデアを上げる

3.そのアイデアの中で特に重要な事は何かを話し合う

4.3で出た事の解決策を考える

5.自分たちにできることはないかを考える
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1. 世界で起きているあらゆる形の貧困について説明

貧困とはお金の事だけではなく、学校に通えない子がいたり、必要な医療を受けられない人々や、食料や水など暮らしに必要なものを手に入れられない人々がいることを伝えました。また、干ばつなど気候の影響による貧困の問題も上げました。

2.子どもたちに質問
『貧困をなくすには、どうすれば良いかな?』

〈子どもたちから出た意見〉
・貧困で困っている国へ募金する
・ボランティアをする
・差別をなくす
・住みやすい町にする
・きたない水を飲む人をゼロにするため、募金やボランティアをする
・水やガスをひくための機械を貸す
・車を無料で渡す
・食料を渡すため募金する
・子どもが学校へ行けるようにする
・教育を無償で受けられるようにする
・仕事がないとダメ
・税金が必要
・小さな村でも病院・スーパーを置く
・経済を豊かにする
・武力をなくす
などなど。

中学年と高学年の息子たち、下の子は募金やボランティア、車や食料を渡すなど、与えるという直接的な解決方が多く、一方の上の子は、差別を無くす、仕事が必要、無償の教育、豊かな経済など先を見据えた解決法が多かったのが特徴的でした。

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3.子どもたちに質問
『この中で特に重要だと思ったことは何?』

〈子どもたちから出た意見〉
・水やガスが必要
・差別をなくす
・教育を受けること
・豊かで住みやすい町

4.みんなで考える
『この4つの中のどれかを解決するために、自分たちにできることはないかな?』

〈子どもたちから出た意見〉
「なにをするにもお金が必要、、やっぱり募金かな?」
「教育を受けるために必要な文房具を贈る」

5.自分たちにできることは?

募金もひとつの手ですが、「募金したお金が実際、何に役立ったかを知りたい」など別の課題も出てきたので、ここは使い道がはっきりしている、「教育を受けられない人たちに文房具を贈る」ことに決定しました。
早速検索してみると、いくつか文房具の寄付を行っている団体がありました。こちらに問い合わせてみて、実行してみたいと思います!

〈最後に…〉
寄付や募金は、渡たす側の自己満足になっては行けない、必要としている所に必要なだけきちんと渡せる事が重要だと思います。援助の最終目的は自立を促進すること、一時的に物資を援助して自立の妨げになってはいけない、それを常に意識した援助活動が必要だと思っております。


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