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【SDGs大作戦! 3】 子どもとワークショップ〜健康と福祉について

我が家の小学生の二人の息子(小6&小3)と始めたミニワークショップ、題して『SDGs大作戦!』。三回目となる今回のテーマは、SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」についてです。
前回までの「貧困」「飢餓」に比べて、身近で自分ごととして考えやすいテーマなのでは、と思いスタートしましたが。。。

作戦テーマ
「だれでも健康で、安心して暮らせるようにするには、
どうしたらよいだろうか?」

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〈ワークショップの流れ〉
1.健康と福祉について説明

2.誰もが健康でいるには、どうしたらよいかを考える

3.福祉社会について考える

4.自分たちにできることはないかを考える
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1.健康と福祉とは

健康とは、心も身体も共に健やかな状態であること。
福祉とは、誰もが、幸せで安心した生活を送れるようにする事を意味する言葉で、生活に困っている方への生活を保障すること、心身に障害等がある方や高齢の方など支援や介助を必要とする方への援助をすることが、福祉の活動であること。と説明しました。
子どもたちは、健康についての理解は出来るけど、福祉については、なんとなくはわかっているけど、自らの言葉で説明することが難しいようでした。

2.誰もが健康な暮らしを送るには

●誰もが健康でいられるには、どうしたらよいか、考えてみよう。
〈子どもたちから出た意見〉
「みんなが食べ物を食べられるようにする」
「食料支援をしてみんなが安心して栄養を取れるようにする」
「塩分を抑え、栄養のあるお味噌汁を食べる!」(家庭科で習いました!)
「予防注射をする」
「誰もが医療機関を利用できるようにする」
「税金で医療費を無料にする」
「大気汚染による病気を減らす」
「汚れた空気をなくす」
「C02排出を抑える」
「公害をなくす」
このような意見が出てきました。
大きく分類すると、
「食」
「医療」
「環境」
が大きく関わってくる事が見えてきました。

・「食」で栄養を取り丈夫な体をつくる。
・「医療」を充実させて誰もが健康を維持できるようにする。
・「環境」を良くすることが、そもそも病気にかかりずらくなり、健康に繋がる。
健康な暮らしには、これらの事が重要であるという考えに至りました。

3.福祉について考えよう

次に「福祉」については、以下の質問から始めました。

普段生活している中で、福祉ってこういうことかなって思うことはあるかな?
「ない」
「・・・」
やはり、「福祉」と聞いてもなかなか難しいようで、パッと答えが出てきませんでした。
なので、質問を変えて、、

福祉と聞いてどんなことを想像するかな?
(しばら〜く考えた末に、、)
「障害のある人への介護」
「みんなが幸せに暮らせること」

では、その介護を必要している方が安心して暮らせるようにするには、どうすればいいかな?
〈子どもたちから出た意見〉
「点字ブロックのある所に自転車を置かない」
「駅のホームで、目の不自由な方が危険な目にあいそうだったら声をかける」
「盲導犬が入れるお店を増やす」
「車イスの方がいたら、手を貸してあげる」
「お年寄りに席をゆずる」
「目の不自由な方が困っていたら、声をかける」

そんな中、次男(小3)にとって、声をかける、手を差し伸べる、という事はハードルが高いようで、
「必要とわかっていても、簡単に出来ない…」
「ちょっとためらってしまう…」と。
確かに、見ず知らずの人に声をかけるのは、大人でもちょっと躊躇しちゃうことはあると思います。

介護を必要としている方が暮らしやすい社会となるためには、いくつかの考えは出ましたが、
先ずは「行動に移すための勇気を持つ事から始めよう」という考えに至りました。

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4.「すべての人に健康と福祉を」に対して、自分たちが出来ることとは?

前回までの「貧困」「飢餓」に比べて身近な故に、考えやすいテーマかと思いスタートしたワークショップでしたが、具体的な解決策を自分らの手で作り上げることは難しいテーマでした。
普段の生活に身近な分、常にその意識を持った心得や行動を取る事がまずは重要なのではと思いました。
当たり前に「健康」でいられるのではく、周りの色々なサポートや環境があって維持できている、ということを常に思うこと。
「福祉」に対して難しいという意識をなくし、手を差し伸べる勇気や柔軟な考えを持つ事。
こういった事が大切であると、子どもたちには伝えて行きたいと思いました。

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