ADHDのぼくが、みんなに伝えたいこと
ぼくは、よく遅刻をする。
周りの人は「甘えだ」って言う。
そして「遅刻魔」と呼ぶ。
…甘えじゃなくて、本当に朝起きれない。
目覚ましは、聴こえない。
でも、親は「甘えだ」って...。
周りの人から責められる。
周りの人はもちろん悪気はないんだけど。
あまり興味のないことをやってるときは、
周りの音や、部屋の温度、椅子の座り心地にも敏感になって、
集中力が途切れちゃうんだ。
でも、好きでやってることだったら、
周りの音も、匂いも、温度も、気にしなくなっちゃうんだよね。
そうして好きなことばかりやってるから、甘えている奴だと思われちゃうんだよね。
周りの人はもちろん悪気はなくて言ってる。
ぼくを心配して言ってくれる。
自己肯定感がとても低い僕は、自分を見つける旅に出たんだ。
旅では、いろいろなことが起きた。
貯蓄マニアの人に出会ったり、キリシタンの人や、広島の大学生、船の設計士や、経営コンサルタントにも出逢った。
いろいろな人に支えられて、無事故郷に戻った僕は決めたんだ。
「誰かの役に立ちながら生きていく」と。
ADHDだからって、ぼくを特別視しなくていい。
ADHDだからって、気遣わなくてもいい。
ただ、甘えたことを一つ言うなら、ぼくの居場所をください。
周りの人はもちろん悪気はないんだけど、ぼくも悪くない。
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