10年先まで生き残り続ける「アフィリエイト2.0」
こんにちは。
Frontline Marketing Japan株式会社、代表の小玉歩です。
先日「わずか90日間でデイリー2,000PVのブログを作る方法」という、短期間でアクセスを集めるブログの作り方をnoteで公開しました。
あの方法は弊社のこれまでの仮説、行動、検証、改善のデータに基づくものであり、非常にリアルな内容だったと思います。
多くの方からお褒めの言葉を頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。
あの方法は現在の検索エンジンの仕組みを利用した非常に理にかなった方法ですので、ぜひ何度も何度もお読みいただき、身につけていただけますと幸いです。
改めまして、お礼を述べさせてください。
ありがとうございます。
そして、今回は前回の内容に反響もあったことから、案を出してアンケートを取った結果、10年先まで生き残り続ける「アフィリエイト2.0」という内容をお話していくことにいたしました。
10年先まで生き残り続ける「アフィリエイト2.0」
まず、1つ確実に言えることは、10年生き残り続けるのは「決して簡単ではない」ということ。
短いスパンで見ても、検索エンジンの評価基準が変わったり、Googleのアップデートでブログやサイトが圏外に飛ばされてしまったり、ITP2.0など懸念事項が非常に多くあるのがアフィリエイトビジネスです。
実際に、健康アップデートでブログが飛ばされてしまった方も多くいるでしょう。
この2018年8月、9月にもSEOの大変動やアップデートが続き、アクセスを落とし収益を落としてしまっている方も少なくありません。
つまり、今はアフィリエイトで稼ぐことができていたとしても、10年後も稼ぎ続けられているのかわからないというのが正直なところ。
それゆえ、このテーマをお話していくには、SEOからブランディング、マーケティング、販路戦略などを細かく具体的に話していく必要があります。
ただ、今回の内容をしっかり頭に入れてアフィリエイトに取り組んでいくことで、あなた自身がアフィリエイターとしても、ビジネスマンとしても1段階、2段階上のステージに行くことができるでしょうし、稼ぎ続けられる可能性は非常に高くなっていくでしょう。
アフィリエイトは初期費用もほとんどかからないビジネスであり、失敗しても借金などのリスクがない上、月に100万円以上という大きな額も稼ぐことができ、収益性も安定しやすい魅力的なビジネスです。
だからこそ、しっかり生き残り稼ぎ続けるための行動をして欲しいと思います。
今回はお話しているのは、いわばこれから10年アフィリエイトで生き残り続けるための施策の全て。
かなり重たいテーマで、内容も難しく感じるかもしれませんが、難しく感じるものを理解しようとする時こそ、人が大きく成長する時ですので、じっくり読んで学んでみてください。
ということで、今回の目次(全体像)はこちら。
目次:
1.そもそもアフィリエイトというビジネスは10年後も存在するのか?
2.10年後もアフィリエイトで生き残るために必要なこと
3.現在のSEOとこれからのSEO
4.生き残るために構築すべきブランディング、目指すべき立ち位置とは?
5.変化に対応するためにやっておきたいマーケティング施策
6.広告主に頼ることなく収益を伸ばすマネタイズ戦略
7.自社商品・自社ブランドを持つ
8.具体的に何からしていけばいいのか?
9.まとめ
1.そもそもアフィリエイトというビジネスは10年後も存在するのか?
10年先まで生き残り続ける「アフィリエイト2.0」ということですが、そもそもの大前提として頭に入れておかなければならないのはアフィリエイトが10年後も存在しているのかということ。
結論から言ってしまうと、10年後でもアフィリエイトというビジネスモデルが存在している可能性は高いでしょう。
その理由は、ビジネスのキモである「集客」の役割を果たし、紹介する形は変われど、ビジネスモデルは強力であるから。
ちょっと難しい言い方をしましたが、丁寧に紐解いていきます。
まず、そもそもアフィリエイトとは英語で「affiliate」、訳すと「〜を加入させる」だったり「提携、加入」という意味を持っていますね。
基本的な仕組みはASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)を介して、商品を持っている企業(広告主)と提携して、その商品を紹介して成約すれば報酬が発生するというもの。
ASPとはA8.netやafbなどが代表的で、楽天やAmazonの商品も提携すれば紹介が可能です。
そして、ブログ記事やメールマガジン、SNSで商品を紹介して、成約すればその成果に応じて報酬が発生するため、いわゆる「ネット上の紹介ビジネス」というのがアフィリエイトの簡単なイメージ。
成果に応じて報酬が発生するため、ネット上の歩合制の営業マンと捉えてもわかりやすいでしょう。
このように、個人が稼ぐ方法として焦点が当てられやすいアフィリエイトですが、実を言うと商品を持っている販売者(広告主)からすれば、自社の商品を紹介して売ってくれるわけですから、アフィリエイターには非常に助けられているわけです。
商品はあるものの、お客さんを集めることができない、集客ができないから利益を上げられずに事業から撤退するという企業は多いです。
特にインターネットが普及し、商圏の縛りなしでビジネスを展開できるようになってからは、ネットでの集客ができているかどうかが企業の実績に直結していると言っていいほど。
そして、その「集客」の役割を担っているのが、アフィリエイターなのです。
商品を持っている企業だけではどうしても限界があるためASPを経由して個人と提携して、商品を紹介して広めてもらう。
その代わり、「成果が発生すれば報酬を個人にあげるよ」というのがアフィリエイトの仕組みです。
そう、アフィリエイトは個人が怪しく稼ぐものでもなんでもなく、「集客」の役割を担う立派なビジネスなんですよね。
ASPで案件を見てみるとわかると思うのですが、クレジットカード、キャッシング、転職サイト、引越し業者、FXの口座開設、健康食品、美容グッズなど王道のジャンルで聞いたことのある広告主がたくさんあります。
これはつまり、企業も自社で集客できない分をアフィリエイターにお願いしてカバーしているということ。
今でこそちょっと落ち着いている仮想通貨の分野でも2017年12月の盛況時には、アフィリエイトが非常に活発に行われていました。
代表的な日本の取引所であるCoincheck(コインチェック)、BitFlyer(ビットフライヤー)、Zaif(ザイフ)、全てがアフィリエイトプログラムを実施しており、一気に利用者を増やしていたという背景もあります。
もちろん、アフィリエイト市場全体で見ても、市場規模を年々伸ばしており、今後もまだまだ伸びていくでしょう。
このように、アフィリエイトは企業にとっても収益を伸ばす非常に効果的なマーケティング施策であるため、なくなるということは考えにくいです。
なお、アフィリエイトというと、ブログが最も代表的な手段になりますが、メールマガジン、Twitter、Facebookを使ってもアフィリエイトを行うことができます。
つまり、ブログでのアフィリエイトが一般的に知られているというだけで、紹介の手段はいくらでもあるのです。
さらに言うと、仮にインターネットの検索エンジンに代わる何かができて、今のSEOからのブログ集客ができなくなったとしても、その新しいプラットフォーム上でアフィリエイトビジネスが行われる可能性は非常に高いでしょう。(もちろん、インターネットの検索エンジンがなくなる可能性は低いですが。)
新しいプラットフォームや新しいSNSが生まれれば、そこに人は集まり、そこでアフィリエイトができます。
したがって、10年後でもアフィリエイトは存在しているビジネスモデルと考えていいでしょう。
2.10年後もアフィリエイトで生き残るために必要なこと
アフィリエイトは「集客」という重要な役割を担うことから、10年後も存在する可能性が高いのですが、だからといって、全く変化がないわけではありません。
実際、この10年の間にものすごく大きな変化ばかりが起こっているのは言うまでもありませんよね。
例えば、10年前はというと、まだスマートフォンが普及する前で、使用されていたSNSもモバゲーやmixiといったものがメインでした。
そして、この10年の間にスマートフォンが爆発的に普及、SNSもモバゲーやmixiからFacebook、Twitterに移り、最近ではInstagramがアクティブなSNSとなりつつあります。
さらに、もっと広い視野で見ると、YouTubeの利用者も爆発的に増えており、それに伴ってYouTuberという新しい職業も生まれていますよね。
また、若者の検索スタイルは検索エンジンよりもTwitter検索、Instagram検索に変わりつつあるという記事も出ています。
そして、Googleの検索エンジンの観点から見ても、ペンギンアップデートやパンダアップデート、健康アップデートなど検索の上位表示の評価は変化し、その度に収益を下げるアフィリエイターが多くいます。
このように、10年というスパンでみると、新しいSNSやプラットフォームができたり、人々の検索パターンが変わったり、検索アルゴリズムに変化があったり、と変化ばかりであることがわかるのではないでしょうか。
では、そのような変化の激しいアフィリエイト市場で稼ぎ続ける、生き残り続けるためにはどうすればいいのか?
答えはシンプルで、その変化に対応し、常に成長し続けること。
これしかありません。
はっきり言ってしまいますが、今、検索エンジンからの流入でアクセスを集めることができていたとしても、5年後、10年後にはどうなっているか全くわかりません。
今稼げているからといって、そこにあぐらをかいて何も成長せず同じことばかりをしていては間違いなく、稼げなくなります。
だからこそ、常に新しいことに取り組み、成長し続けることが必要です。
もっと具体的に言えば、冒頭でもお話した通り、SEOの現状から今後のSEOを予測してコンテンツの質をあげていったり、SEOだけに頼るのではなく、より多くの商品が売れるようなブランディング、流入経路を増やすマーケティング施策、リスクヘッジまでトライしていく。
つまり、稼ぎ続けるためにはできることを全てすることが重要ということです。
「なんだよ、それ」と思うかもしれませんが、冷静に考えてみて欲しいんですね。
というのも、国税庁や各種調査企業が出している企業生存率のデータでは、10年生き残る企業は約4〜6%と言われており、このデータからみると10年で100社のうち95前後の会社は廃業になってしまうことになります。
もちろん、アフィリエイトの場合は、在庫を持たないビジネスモデルで利益率も高く、大赤字を背負うようなことはありませんので、これ以上に生存率が高くなるのは間違いないでしょう。
ただ、それでも、10年という長いスパンでこれだけの企業は倒産しているわけですから、生き抜くのは決して簡単ではありません。
したがって、たかが個人のアフィリエイトレベルかもしれませんが、10年を生き抜くためには、できることを全て行っていいくのが何よりも重要になるということです。
とはいえ、具体的に何をすればいいのかわからない、どういう方向性に向かって努力をすればいいのかわからないと考えてしまう方も多くいるでしょう。
そういう疑問を解消する内容が、まさに今回の「アフィリエイト2.0」であり、これからの10年をアフィリエイトで生き抜いていくための施策・方針をお話していきます。
ぜひ、あなたの取り組めるものから積極的に取り入れて、どんな変化にも対応ができるようにしておきましょう。
3.現在のSEOとこれからのSEO
これから10年稼ぎ続けるためのアフィリエイトを語る上で、まず語ることを避けて通れないのが「SEO」ですよね。
SEOとは、「Search Engine Optimization」の略で検索エンジン最適化という意味を持っています。
詳しくいうとキリがない話になってしますので、簡単に言うと、検索エンジンで自分のページを上位表示させるための施策全般のこと。
私たちが普段検索をした時に上のページから順にクリックしていくことが多いように、検索順位で上位になればなるほどクリックされる可能性が高くなります。
クリックされる可能性が高くなるということは、自然にアクセスが増えて、収益化に繋がりやすいというのは言うまでもありませんよね。
ですから、特に長期運営を視野に入れたブログ・サイトによるアフィリエイトでは、SEO対策というのは欠かすことができない施策と言えるわけです。
ただし、このSEO対策の厄介なところが、Googleの検索エンジンが常に評価基準を変え、より検索ユーザーに役立つコンテンツを上位表示させるためにアップデートさせている点にあります。
そして、このGoogleのアップデートによって、収益化サイトの検索順位が圏外に飛ばされて稼げなくなってしまったというアフィリエイターが非常に多いのです。
実際にあった例でいうと、自作自演の被リンクを貼っていたサイトが飛ばされたり、健康系、医療系のサイトのうち低質なコンテンツや信頼性のないコンテンツの順位が下げられたり、ということがありました。
そして、もちろん、今後もGoogleは定期的にアップデートを繰り返していくはずです。
したがって、検索エンジンをメインの流入とするブログ・サイトアフィリエイトでは、いかにSEOでペナルティを受けずにGoogleと共存できるのか、が鍵となってくるでしょう。
そう、Googleの検索エンジン評価の隙間を縫って順位を上げていては、いずれペナルティを食らってしまうため、Googleと共存することが重要になります。
Googleは検索エンジンをネット上の図書館に例えており、検索をすれば検索ユーザーが求めている的確な情報を表示することを求めているため、我々がGoogleと共存するためには、そういう検索ユーザーのニーズを満たすコンテンツを上げていくことがキモと言えるでしょう。
これがまさに、今のSEOの現状であり、コンテンツSEOです。
あくまでも、ベースとなるのはコンテンツSEOではありますが、だからと言って、内部SEO、外部SEOの効果がなくなったわけではありません。
コンテンツSEOをベースとしてGoogleが求める正しい内部SEO、外部SEOを実践していくことがこれからのSEOで求められていくでしょう。
ユーザーに価値のある情報を提供する:コンテンツSEO
では、まずコンテンツSEOをお話していきますが、Googleが検索順位で上位表示させるコンテンツの品質として重視しているのが、「E-A-T」です。
E-A-Tの意味はそれぞれ下記の通り。
Expertise(専門性があること)
Authoritativeness (権威があること)
TrustWorthiness (信頼できること)
つまり、ブログやサイトの記事コンテンツないしはブログ自体に専門性、権威性、信頼性があることが好ましいということですね。
実際に、健康アップデートが行われてからは、医療系・健康系コンテンツは病院や医師が執筆している記事が上位に上がって来るようになりました。(専門性・権威性)
また、サイトの運営者情報を掲載しておく、執筆している著者を掲載しておくこと、コンテンツの網羅性を充実させることや情報の新鮮度を保つことで信頼性の獲得にもつながります。
ネット上のコンテンツはどうしても誰が書いたのかわからないという不透明性を抱えることになるわけですが、Googleはこれを専門性、権威性、信頼性という形で対応しているというわけですね。
さらに、これらのE-A-Tが強く求められるジャンルは「YMYL(Your Money or Your Life)」のジャンル。
「Your Money or Your Life」の意味からわかる通り、将来の幸福、健康、経済的安定、安全の面に影響を与えるジャンルのことを指し、具体的には以下のものが挙げられます。
・ショッピングや金融取引(通販、送金、支払い)
・金融(投資や税金、家の購入など)
・医療(健康や薬、精神的健康など)
・法律(離婚、親権、市民権の獲得など)
・公的情報(災害や国際的な出来事など)
これらのジャンルでアフィリエイトなどを行う場合は、E-A-Tが強く求められるため、それを証明できない限り、ボリュームの大きいビッグキーワードで上位を取るのは至難の技と言えるでしょう。
もちろん、弱めのキーワードを狙っていくという形でアクセスを伸ばすことができるかもしれませんが、それもアップデートで一変させられるかもしれません。
逆に、何かの分野の専門家であったり、書籍を出版しているといった場合は、問題なくそのジャンルを攻めることが可能です。
もし、これからアフィリエイトをするのであれば、これらのYMYLのジャンルはGoogleの影響を受けやすいため、避けることをおすすめします。
これらがGoogleが示している高品質なコンテンツのガイドラインになりますが、これだけで上位表示ができるわけではありません。
コンテンツの質もそうなのですが、検索ユーザーからの評価も検索順位には大きく関わっています。
具体的に言えば、検索された時にあなたのコンテンツが選ばれて(クリックされて)、ユーザーの問題を解決したのかどうかということ。
もちろん、Googleもユーザーが問題を解決したかどうかはわかりませんので、それはユーザーの動きを見て判断することになります。
検索結果が並ぶ中であなたの記事がクリックされてすぐに別の記事に移った場合は、もちろん、ユーザーの求める情報ではなかったということ。
逆に、あなたのコンテンツがクリックされて長時間滞在してページを見られていたのであれば、それはコンテンツとしてユーザーの問題を解決したとみなされるわけです。
つまり、いかにクリックしてもらえるタイトルをつけ、最後まで文章を読んでもらうか(滞在時間を伸ばせるか)が鍵となっています。
クリックしてもらうタイトル、最後まで文章を読んでもらえるか、という点は「こうすればいい」というものはなく、自分のコンテンツのターゲットとなる人を鮮明にイメージすることが重要です。
・どんな感情で検索をしているのか?
・どんな情報を求めているのか?
・普段どんな生活を送っているのか?
・どれだけの問題意識を持っているのか?
・悩みの根本は何なのか?
こういった要素を具体的にイメージして、読者に刺さる言葉、表現を使っていくことがキモとなります。
このように、情報として高品質な内容を提供することはもちろん、ターゲットに読まれる文章を書くというのがこれからのSEOに求められると言えるでしょう。
これがこれからのSEOのベースとなるコンテンツSEOになります。
続いては、ブログやサイトの内部構造で評価をあげる施策の内部SEO。
ユーザーが情報にいち早くリーチできるサイト設計:内部SEO
そもそも、検索順位は検索エンジンのクローラーがブログやサイト内のリンクを巡回して情報を集めていき、その情報をもとに検索順位を決めています。
したがって、サイト情報をスムーズに集めることができる内部設計にしておくことが内部SEOにとっては重要であり、これがサイトの評価に繋がるというわけです。
また、検索ユーザーにとっても求めているページに3クリックでたどり着ける構造というのが、内部SEOとして正しい形と言われています。
それゆえ、サイトマップを作ったり、パンくずリストを作ったり、これを前提にカテゴリーを整備したり、重要なページにリンクを集めるというのが重要です。
近年では、外部SEOよりも内部SEOの方が重要性が高まってきており、外部SEOに比べて自分の手で整備することができるためやっておくに越したことはありません。
先ほどもお話したように、ユーザーが求める記事まで3クリックでたどり着けるような設計をするのが好ましいでしょう。
また、内部リンクはクリックしてもらうことが重要であるため、記事内のコンテンツに親和性のあるもので、ユーザーが欲しいと思う情報を先回りで予想して配置するといいですね。
さらに、検索順位を上げたいページに内部リンクを集中してパワーを渡すというのも検索順位アップに効果的。
内部SEOはコンテンツSEOや外部SEOに比べてGoogleアップデートの影響を受けづらいため、検索順位をあげる上で最も堅実な方法と言えますので、ぜひ取り組んでみてください。
良質なコンテンツを多くの人に拡散しリンクをもらう:外部SEO
最後にご紹介するのがSEOで毎度議論に上がっている外部SEO。
外部SEOというと、どうしても自作自演の被リンクというイメージが強いのですが、自作自演のリンクを送って意図的に検索順位をあげようとすると、ペナルティを食らう可能性が非常に高くなります。
実際に、過去のSEO対策というのは自作自演リンクが中心となっており、被リンクをつけることで低質なコンテンツでも上位に表示されていたわけです。
しかし、それでは検索ユーザーにとって価値のあるコンテンツが上がってこないといことでGoogleのアップデートにより、自作自演リンクはペナルティ対象になってしまったという歴史があります。
では、現在、そしてこれからの外部SEOは検索順位の向上に効果的なのか?
結論から言えば、別のブログやサイトからの外部リンクはSEOに効果的であることは間違いないでしょう。
しかし、自作自演のリンクはペナルティの対象となるため要注意。
確かに、自作自演リンクは、最も簡単な外部SEO施策ですが、それでもリスクがあることは間違いないため、あまりおすすめできないのが正直なところ。
外部SEOに関して、そもそもなぜ被リンクが効果的なのかということから考えてみて欲しいのですが、Googleは先ほどもお話したように、検索エンジンをネット上の図書館にすることを目指しています。
そして、図書館といえば、書籍が多く並んでおり、それがネット上でいうブログの記事、サイトの記事になりますよね。
図書館の書籍の場合は、有名な書籍、良質な書籍は「引用」や「参考文献」として使用されることが多く、これが被リンクがSEOに効果的という根拠になっているとも言われています。
つまり、ネット上の被リンクというのはいわば、書籍でいう参考文献、引用に他なりません。
参考文献として取り上げられるほどのコンテンツ、引用されるほどのコンテンツ、そうみなされるため被リンクが多くついていることはSEOに効果的とされているのです。
そのことから考えると、本当の意味での外部SEOとは、実は良質なコンテンツを作りあげて、それを多くの人にみてもらい自然に被リンクをもらるというのが妥当であることがわかるかと思います。
実際に、はてなブックマークで多くのはてブ(被リンク)をもらったコンテンツは検索上位に組み込むことが多いのも一例としてあげられるでしょう。
確かに、被リンクがもらえるかどうかというのは他の人に委ねられてしまうので、簡単なことではありません。
しかし、その被リンクをもらうために外部に露出を増やす施策こそが実は本当の外部SEO対策なのです。
詳しく言うと、検索ユーザーのニーズを満たす良質なコンテンツを書いて、そのコンテンツをSNSで拡散する、広告を回して多くの人に見てもらう、こうして被リンクをもらう施策ということですね。
少なくとも自作自演のリンクで検索順位を上げようとすることをGoogleは求めていません、これは確実です。
そして、これからの外部SEOではSNSからの被リンクがより一層重要視されていくことを予想しています。
というのも、最近ではGoogleの検索エンジンの他にTwitter検索、インスタ検索という方法がユーザーの中での動きになってきており、はてブが検索エンジンにプラスの影響を与えているように、これらのSNSからの被リンクも効果があると考えるのが普通です。
また、YouTubeでも利用者数や動画の数も圧倒的にシェアを拡大しており、それもGoogleが管理しているものですから、検索エンジンとの関係性が高いと考えてもおかしくはありません。
実際に、YouTubeの動画を共有する際に、数々のSNSやブログで共有するためのボタンが出ていることから、Googleがそれを推奨していると考えられます。
もちろん、それは検索アルゴリズムにも当てはまることでしょうから、それぞれのSNSを育てて拡散し、そこから被リンクを獲得していくというのは非常に効果的と言えるでしょう。
また、もしブログとブログをリンクする自作自演をするのであれば、ユーザーのためになるリンクにすることを心がけてください。
具体的に言えば、関連性の高いブログ同士でリンクをつなぐ、ペラサイトからのリンクではなく良質なブログから良質なブログへリンクを送るといったことですね。
結局、Googleは検索ユーザーにとって価値のあるコンテンツを重視しているわけですから、そこを抑えた施策をするのが何よりも重要になると言えるでしょう。
もう一度、今のSEOとこれからのSEOをまとめると下記の通り。
・現在はユーザーに価値のあるコンテンツを提供するコンテンツSEOがメイン。
・これからもコンテンツSEOをベースとした検索アルゴリズムになる可能性が大。
・コンテンツSEOではE-A-Tを満たして品質を上げ、いかにユーザーの問題を解決できるかがキモ。
・なお、YMYLのジャンルではよりE-A-Tが求められるため、アフィリエイトでは避けるべき。
・内部SEOはユーザーが求める情報をより早く手にすることができる設計が重要。
・外部SEOはコンテンツの質を第一としてそれを露出する戦略を取る施策。
・今後はSNSからの被リンクが重要視される可能性がある。
4.生き残るために構築すべきブランディング、目指すべき立ち位置とは?
ここまでお話してきたSEO対策はアフィリエイトで稼ぐために、当たり前にすべきことなのですが、やはりSEOだけに頼っていてはGoogleのアップデートで大きな損失を受ける可能性があります。
そのため、SEO以外からの流入でもアフィリエイトできるようになることが重要で、その役割を担う1つの要素が「ブランディング」です。
それもブログやサイトのブランド化ではなく、これからの時代に求められるのは個人やキャラクターにフォーカスを当てたブランディングになります。
一言で言えば、「この人が紹介するんだったら買ってみよう」と思われるようなポジションを人やキャラクターを立てて築いていくということ。
なぜ、人やキャラクターにフォーカスを当てるのか?
その理由の1つはアフィリエイトをしていく上で、レバレッジが効きやすいから。
例えば、強力なダイエットブログを作った時に、そこでブログ、SNSともに多くのファンを獲得したとしても、別のジャンルに入る時にその経験や蓄積を引き継ぐことができないというのがデメリットになります。
しかし、人やキャラクターを立てて、価値のある情報を発信して、その人やキャラクターのファンにしてしまえば、別のジャンルを攻める時に、すでに固定のファンがいるわけです。
これは全くの0から何かをスタートアップでするのとは雲泥の差で、すでに人を集めることができるブランディングができれば、多岐に渡るジャンルでスムーズなブログの成長を図ることができます。
例えば、アフィリエイトでいうと、ブロガーとして不動の地位を確立しているイケダハヤトさんですが、彼は少し前まではアドセンスが収入の柱であるブロガーとして活躍していました。
ただ、それでも活動を通じてファンを増やしていった結果、仮想通貨アフィリエイトで年商1億円以上を稼ぎ、次はブロガーを育てる側としてオンラインサロンなどを運営して多岐にわたるジャンルで活躍しています。
これができるのは、「イケダハヤト」というブランディングが構築できているから。
「秒速」で有名な与沢翼さんのケースも非常に近く、与沢翼というブランディングができているから投資の発信、仮想通貨の発信、ダイエットの発信をしても最初から固定のファンを獲得できているのです。
これが「この人が言うんだったら…」という状態であり、ジャンルをまたいでアフィリエイトができる基盤となるでしょう。
通常であれば、Googleのペナルティを食らってしまうとそれで全てがなくなってしまいますが、SNSで人やキャラクターを立てて固定の人をファンにしたブランディングができていれば、スピーディーな立て直しが可能になります。
確かに、ジャンルを特化させて顔出しなしでブランディングをせずに稼ぐ方が簡単ですが、やはりリスクヘッジにはなりません。
最近では特に、Twitterでブロガーの方が多くの情報を発信していますが、価値のある情報を提供していき、固定のファンを作りブランディングができれば非常に大きな武器になるでしょう。
このように、Twitterを筆頭とするSNSメディアで価値のある情報を発信していき、自分のポジションを確立することが重要になります。
確かに、TwitterはSNSであり、ブログではありませんので、直接アフィリエイトと関係ないように見えるかもしれません。
しかし、先ほどのイケダハヤトさんの例のようにブランディングができていれば、ブログへのアクセスを流したり、信頼獲得が早かったりと、多岐にわたるジャンルでレバレッジが効きます。
だからこそ、これから起こりうる変化に対応するためにも、自分のブランディングを構築しておくべきと言えるのです。
また、2つ目の理由として、これからの流れとしてオンラインサロンなどユーザーと相互交流する形での価値提供が求められていくことが予想されるから。
特に最近の例でいうと、キングコング西野さんがオンラインサロンを開催したのを筆頭に、多くの著名人、ブロガー、投資家がオンラインサロンを開催しています。
つまり、これは「その人の情報が欲しい、その人と一緒にいたい、活動したい」という想いが強くなってきているということ。
これは検索エンジンからのアクセスを集めて、アフィリエイトをするだけのブログではできることではなく、自分という個やキャラクターを立ててブランディングをしていくからできること。
もちろん、「オンラインサロンをしろ!」というわけではなく、人々は「誰の情報を受け取るのか」を選択する時代になっているということでもあります。
それゆえ、個人やキャラクターを立てたブランディングをすることで、よりあなたの活動に拍車がかかるでしょうし、どんな変化が起きても対応できるようになるでしょう。
では、どうすれば、個人やキャラクターとしてのブランディング、ポジションを確立することができるのか?
もちろん、発信し続けるという当たり前のことは置いておいて、最も重要なのは、「何か専門の人」になるということ。
どういうことかというと、結局、ブランディング・ポジションというのは価値のある情報を提供しなければ、決してファンは生まれないからです。
あなたがいくら自分のブランディングを確立しようと思っても、ブランドだと認知するのはあなたの発信を見ている人々ですから、価値のある情報を提供できなければブランディングは生まれません。
また、ブランドを構築する上で重要なのは実績です。
価値のある情報を発信することはとても大事ですが、それをズブの素人が言うのと、専門家が言うのとでは話が違います。
ブログで10万円稼いだことがある人が話すSEOとブログで400万円以上稼ぎ続けている人の発信では受け取り手の反応は間違いなく変わるでしょう。
つまり、ブランディングをする上で重要なのはあなた自身が何か特定のジャンルで突き抜けて圧倒的な実績を示さなければならないということ。
まず、1つのジャンルで突き抜けて実績と権威性を持って情報を発信することで、ファンがついていき、あなたないしはあなたのキャラクターがブランドとなります。
確かに情報を発信することは大事なのですが、中途半端な実績で発信をしても中途半端なブランディングしかできないということを頭に入れておいてください。
専門的なジャンルである程度のシェアを取れてきて、「SEOならこの人だよね」、「広告ならこの人だよね」、「オンラインサロンならこの人だよね」というブランディングが構築できるようになれば、別のジャンルに移っても問題ありません。
このブランディングができた状態であれば、すでにファンからすれば、あなたは注目の人物ですから、これから何をするんだろうと興味を持ってもらうことができます。
こうなれば、別のジャンルに展開するときもスムーズに移行することができ、先ほどもお話したようにレバレッジがかかるようになっていく、というわけですね。
このようなブランディング施策を実施していくことで、あなたの情報はもちろん、あなた自身にも注目が集まるようになり、最終的に「この人が言うんだから…」というポジションを高めることができるでしょう。
専門的な部分から攻めて価値を提供してファンを作り、多方面のジャンルに渡り抽象度を上げてファンを増やし、さらにブランド化していく。
この立ち位置を取ることができれば、今後どんな変化があったとしても、生き抜いていくことができる可能性が高くなるでしょう。
ということで、生き残るためのブランディング施策をまとめると以下の通り。
・これからは「この人が言うなら買う…」という人やキャラクターを中心としたブランディングを構築していくべき。
・ジャンルではなく人やキャラクターにファンがついているため多方面のジャンルにレバレッジがきく。
・情報過多の時代では「どんな情報か」というよりも「誰の情報か」が重要視されていく。
・ブランディングを構築していくのはユーザーの反応がすぐに見れるTwitterでの発信がおすすめ。
・Twitterでのブランディングは直接的にアフィリエイトに関わるわけではないが、今後を見越してやっておくべき。
・ブランディングの構築方法として最初にすべきことは、特定のジャンルで大きな実績を残して価値のある情報を提供する。
・特定のファンが生まれた後は、別のジャンルに展開するなど抽象度をあげていくことで将来の変化に対応できるようになる。
5.変化に対応するためにやっておきたいマーケティング施策
ブランディングの他に、これからのアフィリエイトの変化に対応するためにも、ブログのSEO以外のマーケティング施策もしておきたいところ。
検索エンジンを利用してユーザーの方からアクセスをしてくるブログはプル型のマーケティング施策。
ブログを運営するサーバー・ドメイン代程度しかかからないため、非常に取り組みやすく、商品も売りやすく、利益率が大きいというメリットがあります。
また、検索上位を実現することができれば少ない労力で収益を生み出すことができるため、その収益を使って他のマーケティング施策を行うことでさらに成果を伸ばしていくことができるでしょう。
そこでぜひうまく使っていただきたい施策が次の3つ。
・リストマーケティング(メールマガジン・LINE@)
・SNS広告、WEB広告
・各種SNSの攻略
まず、リストマーケティングですが、これはメールマガジンの読者やLINE@の友だちを集めて、そこに向けての発信の中でアフィリエイトを行う方法です。
自分が好きなタイミングで読者にセールスをすることができるため、プル型の反対で、プッシュ型のマーケティングと言われています。
アフィリエイトをするにあたって、リストマーケティングをおすすめする理由は、読者が集まれば集まるほど1通メールを書く労力に対する成果のレバレッジが上がるから。
メールマガジンは1人の読者に対してメールを書くのも、1万人の読者に対してメールを書くのも、全く同じ労力になります。
したがって、読者を集める導線を整えておけば、自然と読者を増やし、レバレッジが効くアフィリエイトを行うことができるようになる、というわけですね。
また、もちろんそれだけではなく、メールマガジンという形で読者をファンにして自分がその人たちにメール配信できるようにしておけば、万が一ブログやサイトが飛んだとしても、目下の収益をそこから上げることができるという強みがあります。
さらに、読者をファンにする価値のある発信を続けて、紹介する商品も価値のあるものを提供していれば、ファンはずっとファンでいてくれるし、結果として、何度も商品を購入してくれる。
ブログではそのページだけで商品が売れて終わりかもしれませんが、リストマーケティングでメルマガから商品を紹介すれば、何度もでも商品が売れます。
特に、先ほどもお話した「この人から買いたい…」という個人・キャラクターに対するブランディングができていれば、継続的に収益を上げ続けることができるでしょう。
もちろん、プルマーケティングであるブログは素晴らしいビジネスモデルです。
ただ、それでも1つのビジネスモデルに頼るのは非常に危険であるため、収益の分散という意味でも、リストマーケティングから収益をあげることも考えてみてください。
続いて、SNS広告やWEB広告も取り組んでおくといいマーケティング施策の1つです。
ブログの場合は運営するのにお金がほとんどかからないため、広告のようにお金をかけてアクセスを集めるという考えはなかなか抵抗があるかもしれません。
しかし、広告はお金を使ってアクセスを集めることができるため、キラーページなどの試行錯誤のテストにはもってこいというメリットがあります。
ブログを運営しているのであれば、広告を使うことで効果的に収益を上げることができます。
具体的に言えば、広告の中でもリマーケティング広告と呼ばれるものがあり、あなたのブログにやってきたけど商品を購入しなかった人に対して広告を表示させるというもの。
検索エンジン経由でブログにやってきた人というのは、そのブログの内容や紹介されている商品に非常に興味度が高い人です。
ですから、このような人に対して広告を表示させるというのは、成約率が非常に高くなるのです。
通常は何も材料がない中で広告のテストをして収益を伸ばしていくわけですが、ブログを持っている場合は、このように追いかけるマーケティング施策を行うことができます。
弊社の場合ではこのリマーケティング広告で、先ほどお伝えしたリストマーケティングのメルマガ読者を集めるマーケティングを行っています。
将来稼ぎ続けることを頭に入れて、集客の流入経路、リスク分散をする意味でも、広告とリストマーケティングの使用は非常にオススメです。
特に、ブログで収益を出しているのであれば、その資金を使って広告を運用すると、様々なテストを行うこともできますのでぜひ実践してみてください。
そして、最後はSNSの攻略。
SNSと言えば、FacebookやInstagram、Twitter、YouTubeが代表的ですよね。
その中でも、アフィリエイトをしていくにあたって攻略すべきなのが、TwitterとYouTube。
ただし、自分で商品を持っており、それが美容や健康、ダイエットなど見た目に関する訴求をするものであれば、Instagramも有効です。
SNSを攻略しておくべき理由はいうまでもなく、SEOだけに頼るのはリスクがあるから。
先ほどお話したブランディング施策と似ているのですが、Twitterでフォロワーを増やしていたり、YouTubeでチャンネル登録者数を増やすことでレバレッジも効き、リスクヘッジにもなります。
Twitterのフォロワーを増やせば増やすほど、ブログにアクセスを流すことができますし、むしろ、やろうと思えばTwitterでもアフィリエイトが可能です。
ブログが仮に何かのアップデートで飛んだとしても、フォロワーを多く抱えていれば、新しいブログを作った時でもスムーズに成長させることができます。
さらに、先ほど外部SEOの例にあげた通り、被リンクとしても重要な役割を担ってくれるでしょう。
それゆえ、Twitterを使って自分の個人やキャラクターを活かしてブランドを構築していくと、大きなリスクヘッジになるはずです。
実際、今でも多くのブロガーがSNSで発信していますが、SEOだけに頼らない別の流入源を確保するという意味では、非常に意味がある活動と言えます。
さらに、TwitterだけではなくYouTubeを攻略するのも非常におすすめ。
YouTubeは単純にアドセンス広告としても収益をあげていくことができますが、アフィリエイトという面で見ると、とても質の高いオリジナルコンテンツになりうるのも大きなメリット。
つまり、ブログで書く内容を YouTubeでも動画としてアップして、それを記事内に埋め込むことでもユーザーの満足度を高めることができます。
もちろん、YouTube側にブログのリンクを貼って被リンクにするのも非常に有効と言えるでしょう。
また、ブランド構築という意味でも、YouTubeは非常に大きな意味合いを持っており、非常にファンを作りやすい媒体と言えます。
ブランディング施策と同じで、ある特定のジャンルで圧倒的な実績を残し、その権威性を根拠に価値のある情報を提供していけば間違いなくファンがついていき、ブランドとなるでしょう。
そして、ブログ、Twitter、YouTubeなどそれぞれの媒体の影響力を相互に与えることで、さらに大きく自分のブランドを確立していくことができます。
SEOだけに頼らないリスクヘッジ、ブランディングという意味でも、SNSを攻略するというのは非常に大きなリスクヘッジと言えます。
ということで、変化に対応するためにやっておきたいマーケティング施策は下記の通り。
・メールマガジンを集めて読者にアフィリエイトを行うリストマーケティング。
・お金を使ってアクセスを集めるWEB広告、SNS広告。
・リストマーケティングはブログが飛んだとしても読者がいるため一定期間の収益をあげるリスクヘッジになる。
・WEB広告は特にブログを持っていれば、リマーケティングで訪問者を追いかけることができるのが大きなメリット。
・SEOだけに頼らないという意味でも、SNSの攻略(特にTwitterとYouTube)は必要不可欠。
・TwitterやYouTubeをオリジナルコンテンツとして利用し、お互いに流入を流すことでブランディング構築を早めることができる。
・生き残るためにマーケティング施策として目を向けるべきは集客、いかに流入源を増やしリスクヘッジをするかが重要。
6.広告主に頼ることなく収益を伸ばすマネタイズ戦略
ブランディング、マーケティング施策の他にも、収益を伸ばすためのマネタイズ戦略をとることで、今後10年を生き延びていくことができるでしょう。
基本的にアフィリエイトというのは、他社の商品を紹介して、それが成約すれば報酬が発生する仕組み。
しかし、それではどうしても、広告主に依存してしまうことになるし、利益を広告主とASPに取られてしまいます。
では、どうすればいいのか?
そう、アフィリエイトの次のステージです。
アフィリエイトで生き残るための話なのですが、もしあなたがもっと事業を大きくしたい、絶対に生き残りたいというのであれば、広告主に頼らないマネタイズ戦略が重要になります。
言ってしまえば、自分で商品を作ってそれを販売して収益を得るということ。
商品というと、具体的にイメージできないかもしれませんが、noteの有料設定やオンラインサロン、コンサルティング、スクール、動画や音声などの有料コンテンツなどが挙げられます。
そう、あなたのこれまでの知識や経験を活かして、それをマネタイズにつなげてしまえばいいという話。
なぜなら、結局、商品を持っており、自分で集客ができて、自分で売れる人は最強だからです。
先ほどもお話したように、ほとんどの企業が「集客」で苦しんでいますが、あなたはブログを構築して自分で集客できますよね。
ブログで集客ができますし、そこで販売をすることもできています。
となると、あなたが依存しているのは「商品」、つまり、広告主だけなのです。
広告主の会社が潰れるという可能性も0ではありませんし、アフィリエイトの場合は利益が広告主とASPに持っていかれてしまうからこそ、自分で商品を作り、集客して販売することをおすすめします。
もちろん、アフィリエイトをするなということではありません。
アフィリエイトはアフィリエイトで素晴らしいビジネスモデルですから、続けるべきですが、大事なのはアフィリエイトだけに頼るのが危険ということ。
ブランディングやマーケティング施策で別の流入源を確保せよというお話をしてきましたが、それはマネタイズの面でも同じ。
アフィリエイトの商品だけに頼るのではなく、もしものことがあった時に備えて、自社商品を作っておくことが大きなリスクヘッジとなるでしょう。
また、オンラインサロンやコンサルティングなどで他の人を巻き込んでいき、自分のブランディングを構築するのも1つの手になります。
確かに、noteや売り切りの商品にも時間が取られないという魅力があるわけですが、もし今後影響力を大きく持っていきたいというのであれば、大勢の人を巻き込めるオンラインサロンなどを展開して、Twitterでの口コミなどを利用して相乗効果を生み出すといいですね。
逆に、時間を使いたくない、多くの人と関わりたくないという場合には、売り切りの商品を展開してマーケティングに力を入れれば問題ないでしょう。
いずれにしても、何が起こってもいいようにリスクヘッジをしておくというのは重要です。
ということで、マネタイズ戦略を簡単にまとめると以下の通り。
・アフィリエイト自体は素晴らしいビジネスであるが、それだけに頼るのはNG。
・最終的には広告主の商品を紹介するのではなく、自分で商品を作り販売すべし。
・具体的に言えば、noteやオンラインサロン、コンサルティングなどという方法で収益の柱を増やす。
・商品を作る場合、自分が時間を割いて人と関わるのか、人と関わらない売り切りにするのか、などは自分の方向性から考えるといい。
7.自社で物販商品を開発し自社ブランドとして販売する
オンラインサロンやコンサルティング、noteだけでなく、自社で物販商品を開発して自社ブランドを構築して収益を生み出すというのもアフィリエイトの次のステージの1つ。
前述のオンラインサロンやnoteなどは自己ブランディングの先のマネタイズ方法になるのに対して、商品を作ってそれをブランディング化させてマーケティングをかけて収益を上げていくという戦略ですね。
健康食品の「やずや」や化粧品関連の「ドモホルンリンクル」を想像していただけば分かりやすいかと思います。
確かに、商品を開発するというのは、もはやアフィリエイトの領域から脱却しており、広告主側・販売者側に立つということで、決して簡単ではありません。
しかし、10年というスパンで見ると様々な規約変更やプラットフォームの変化があることから自社で商品を持ってブランドを構築する方が生き残ることができ、事業としても大きな成長が期待できるでしょう。
実際に、この自社製品を作ってブランド化というのは弊社が現在取り組んでいる事です。
これまで広告を使ったアフィリエイトで大きな収益を上げていましたが、月商で数千万円単位の販売をしていると、販売者側の都合で商品が無くなったり、広告予算が足りなくなったり、売り上げを止めざるを得ないという事がありました。
また、WEB広告の規制が毎月のように変更されるなどにより、安定性を欠いていました。
サイトアフィリエイトでも、商品が販売停止になったり、報酬の上下などがあり、広告主の影響を受けることも少なくなかったわけです。
それゆえ、弊社ではアフィリエイトから脱却を図り、自社で物販商品を開発してブランドを構築して安定した収益を生み出す方向へ舵を切りました。
自社商品を持ってブランド化するメリットは先ほどもお話した通り、商品の製造、集客、販売までを全て自分たちでコントロールできる点。
さらに、ブログやサイトを使ったアフィリエイトをしている方ならわかると思うのですが、このような自社ブランド、自社製品はSEOの専門性、権威性、信頼性の観点では群を抜いています。
開発など難しい点はあるものの、公式サイトとしてGoogleが求めるE-A-Tを満たして、そのジャンルを堂々と攻めることが可能というわけです。
実際、Googleのアップデートで育毛剤ジャンルのサイトである「ヘアラボ(旧ハゲラボ)」は公式ではないために、検索順位を下げてしまいました。
このことからも、やはり自社製品をしっかり持って公式として運用するのが好ましいのは間違いありません。
何度でも言いますが、アフィリエイトは素晴らしいビジネスであるものの、アフィリエイトだけに頼るのは非常に危険。
広告主や販売会社の意向で全てが変わってしまうリスクがある、どうしてもGoogleが求めるE-A-Tを満たすことが難しくなってしまう、こういったことから弊社では自社製品の開発にシフトしていきました。
実際に、その方がストレスもなく堂々と広告やサイトを運営でき、加えて、アフィリエイターに協力をしてもらって事業を伸ばしていくことができます。
確かに難易度は高いかもしれませんが、これまでお話したSEO、ブランディング、マーケティングを1つずつこなしていった先にあるのが、この自社商品のブランド化と言えるでしょう。
10年は長いですから、生き残るためにも自分でコントロールできる部分が大きい自社製品開発は1つの選択肢になりうるはずです。
もはやアフィリエイトから脱却していますが、それでも、現状維持は退化、進み続けなければ稼ぎ続けることはできませんから、ぜひ頭に入れておいてください。
8.具体的に何からしていけばいいのか?
最後になりますが、この文章を読んでいる皆さんはそれぞれ状況や取り組んでいるものが違うと思います。
それゆえ、結局、何からすればいいのかわからないという方も多いはず。
ということで、最後に具体的に人の状況に合わせてすべきことをお話していきます。
【アフィリエイトで月30万円以上稼げていない方】
今は、まだアフィリエイトに集中すべき段階です。
月に30万円以上を稼げていない段階で、TwitterやYouTubeなどあれもこれも手を出してしまうと、力が分散されて肝心のアフィリエイトで稼げなくなってしまいます。
大事なのは、選択と集中で自分の時間と集中力をどこに投資するのか、ということ。
私の経験上、アフィリエイトで月に30万円以上を稼げていない方はまだまだ行動力もしくは試行錯誤が足りておらず、努力を要する時期になります。
ブランディング構築のところでもお話をしたように、ブランド構築、影響力を持つためには圧倒的な実績が必要。
となると、やはりまずは収益を得るところから。
もし満足に時間を取れていない、という方は日々のタスクを書き出して、「何をしないか」を決めてください。
何かに時間を使うということは、何かの時間を捨てるということですから、しないことを決めて、その時間をビジネスに向けましょう。
ビジネスの優先順位を一番にする、これがビジネスで稼ぐ上で、最も基本かつ重要なことです。
【アフィリエイトで月30万円以上100万円以下の方】
この段階の方もまだ実績を伸ばしていく段階と考えていいでしょう。
ただ、アフィリエイトで稼ぐ上で、最も難しいのは0から1の段階で、それをクリアしているというのは非常に大きな強みです。
自分の発信に力と説得力が生まれるよう、とにかく月収100万円まではアフィリエイトの実績にこだわって突き進んでいきましょう。
もちろん、この段階でTwitterで発信していき、初心者にいいアドバイスや実績の伸びを発表すれば、いい価値提供になるはずです。
しかし、やはり選択と集中の観点から見ると、どちらも中途半端になりかねないので、今はアフィリエイトに集中することを私はおすすめいたします。
月収100万円を目指していけば、SEOの知識がさらに深まったり、さらに色々な成功や失敗を重ねることとなるかと思います。
それが、必ず将来の発信に活きてきますので、ぜひさらに次のステージを目指して取り組んでみてください。
月収100万円を超えるためには収益性の大きいジャンルであれば、検索順位の向上に集中すること。
収益性の低いジャンルなのであれば、複数ブログを作ること、ないしは同じジャンルのブログを複数作り、検索順位をジャックすることを目指してみるといいでしょう。
【アフィリエイトで月100万円以上300万円以下の方】
アフィリエイトで月に100万円以上を稼いでいる方はすでに実績としても、説得力のあるものを持っていますので、SNSを使ってブランディング構築をしていきましょう。
また、余力があれば広告運用をしてさらに収益を増やしていくこと、既存ブログをさらに強化して収益を上げていくことを目指します。
月に100万円以上を稼いでいるからといって決して慢心するのではなく、月に300万円以上を目指して欲しいのが正直なところ。
なぜなら、月の収益が300万円以上あれば、広告運用や人を雇ったりとできることが増えるからです。
したがって、この段階の方はさらに上の段階を目指してブログを運営しつつ、ブランディングの基礎を作るための発信を始めていくといいでしょう。
なお、月に100万円以上を稼いでいれば、いま、自分に何が必要なのかが自分で判断できるかと思いますので、今回あげたブランディング、マーケティング、マネタイズの施策のうち必要なものを積極的に取り入れてみてください。
【アフィリエイトで月300万円以上の方】
アフィリエイトで300万円以上を安定的に稼ぐことができていれば、実績としても申し分なく、ブランディング戦略も積極的にしてレバレッジをかけていくべきでしょう。
また、300万円で1人社員を雇って自分でなくてもいい業務を依頼し、収益を安定的に生み出しつつ、あなた自身はどんどん新しい施策を取り入れてみてください。
特に、リストマーケティングや自社商品を作る、広告運用をするなど、仕掛けていくことで、収益を大きく上げていくことができるでしょう。
今後もずっと安定的に月に300万円、それ以上を稼ぎ続けるためにもあらゆるところにリスクヘッジをしていくことがこのフェーズでは重要。
マネタイズの方法も人と接するのかしないのか、ブランディングの方向性も顔出しするのか、キャラクターなのかなど多くの選択肢がありますので、自分がどうしたいのか、稼いだ後に何をしたいのか、から考えて決めてみてください。
このフェーズは社員を雇って時間を作り、自分は色々な施策を実践して成長し、収益を伸ばしていくというところです。
どんなことが起きてもいいように、リスクヘッジをしてビジネスに取り組みましょう。
9.まとめ
多くの企業が集客できずに倒産してしまう中、アフィリエイトはビジネスの中でも「集客」の役割を担っているため、10年後も存在している可能性は高い。
ただし、もちろん、Googleアップデート、新しいSNSの登場と既存SNSの衰退、人々のGoogle検索離れなど10年のうちに様々な変化が考えられることは確か。
なお、現在のSEOはコンテンツSEOがベースとなっており、今後も同じくコンテンツSEOをベースとしたアルゴリズムになることが予想される。
YMYLのジャンルでは、より高いE-A-Tが要求されるため、アップデートの対象になりやすくおすすめできない。
いずれにしても、これから10年生き残るためにはSEOだけに頼るのは大変危険でできることをすべき行うべき。
内部SEOはユーザーが求める情報を3回のクリックでたどり着けるような設計が好ましい。
外部SEOは良質なコンテンツを作り、それを拡散していくことで自然な被リンクを集めるべきで、自作自演はNG。
具体的に言えば、ブランディングの構築、マーケティング施策、マネタイズ源を増やすなどが当てはまる。
ブランディングでは「この人が言うんだったら買おうかな…」と思われることが重要であり、人かキャラクターでのブランディングをすべき。
戦略としてはまず、特定ジャンルで圧倒的な実績をもとにして価値提供をしてファンを作り、「○○ならこの人(キャラ)」というポジショニングを確率。
そこから別のジャンルに移ることである程度の固定ファンを連れていくことができ、スムーズに新ジャンルの開拓ができ、レバレッジが効くようになる。
マーケティングの施策のキモはSEOだけに頼らないということ。
リストマーケティングでメルマガ読者を集めたり、広告運用で収益を伸ばす、SNSを攻略して検索の流入源を増やすなどの施策を行うことが重要。
マネタイズではアフィリエイトの次のステージとして自分で商品を作る、noteやオンラインサロンやコンサルティングなどを行うとさらに収益を伸ばしていくことができます。
仮に広告主がいなくなったとしても、稼ぎ続けることができ、ブランディングとしてポジションが確立されればされるほど、収益も上がっていく。
なお、今、月収100万円以下の人はとにかく実績を出すことに集中すべき。
月に100万円以上を稼いでいる人は上記の施策を開始すべきであり、特に月に300万円以上を稼いでいる人は時間を作ってこれらの施策に力を入れるとよい。
10年という長い年月の変化に対応するためにも、新しいことにドンドン挑戦し、成長する、それがこれからを生き抜く「アフィリエイト2.0」
非常に長い文章ですが、お付き合いいただき誠にありがとうございました。
今回の情報が、あなたのブログ運営のお役に立てれば幸いです。
また、noteの内容について気になることがありましたら、Twitterでリプライを頂ければ可能な限り対応したいと思います。【小玉歩 @ayumu_fmc】
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